FX口座開設に必要な手順と時間とは?スムーズに審査に通り口座を作るために
FXに関する基礎知識
FX口座の開設は、初心者が感じるほどハードルが高いものではありません。申し込み自体は短時間で終わります。しかし基本的な条件が満たされていなければ、審査に落ちることもあります。FX取引を始めたいと考えたときに、申し込み前から必須書類の準備などをしておくのは大切なことです。加えて口座開設の手順やそのために必要な条件、ブローカーの選び方の目安といった事柄を知っておくと、さらにスムーズに口座を作って取引を開始することができるでしょう。
FXの口座開設の手順とかかる時間を知ろう!
FX口座開設の手続き
FX取引を始めるには、口座開設をしなければなりません。ブローカーによってそれぞれ特徴が違うので、複数のFXブローカーで開設をしても良いですが、初心者であればまずは1社選んで口座開設することになるでしょう。口座開設の手順の概略は、口座開設情報の入力を行い、次に本人確認書類を送り、最終的にパスワードなどが郵送で送られてくるというものです。
具体的に手続きの詳細を確認します。まず口座開設したいFXブローカーのホームページを開き口座開設のボタンをクリックします。すると、オンライン口座申し込みの画面が出てきます。ブローカーによって多少違いはありますが、入力するフォームや内容はほぼ同じです。画面の入力フォームに従って、住所や氏名、生年月日、投資経験や投資資金などの情報を入力します。
次に本人確認書類の提出です。運転免許証などの身分証明書を送る必要がありますが、オンラインアップロードやファックス、郵送など複数の提出方法を提示しているブローカーが多いです。書類の提出が終わったら、あとは郵送で送られてくるログインIDやパスワードが届くのを待ちます。以上で口座開設手続きは終わりです。
口座開設にはどれぐらい時間がかかる?
どのFXブローカーを選んだとしても、口座開設手続きの内容自体は大差ありません。国内FXブローカーであれば、金融商品取引法に定められた本人確認や投資経験確認を行う必要があるため、同じような入力フォームと手順になってくるのです。しかし、口座開設にかかる時間はブローカーによって、かなりばらつきがあります。
「最短翌日」とうたっているFXブローカーもあれば、完了までに数日かかるケースもあります。最初の情報入力での所要時間は10分程度ですから、それ以外についてはブローカーが申請を受けてから行う審査の基準や、必要書類の処理手続きに差があるのでしょう。
できる限り早く口座開設を完了し取引を始めるのを重視する場合は、どのFXブローカーが最短になるかを事前にしっかり調べておく必要があります。翌日処理に間に合わせるためには、申し込み時間は夕方6時までといった条件をブローカーが設定している場合もあるので注意が必要です。
多少開設までに時間がかかっても良いなら、その分選択肢が広がるので、ご自身の取引スタイルに合ったFXブローカーをじっくり選んでみるのも良いかもしれません。
FXの口座開設ができない3つの事例とは?
年齢や居住地などの条件が満たされないケース
FXの口座開設ができない1つ目のパターンは、基本的な条件を満たしていないため審査に通らなかったというケースです。
口座開設の審査基準はブローカーによって多少の違いがあり、審査基準は公表されていないので、正確なところはわからない面もあります。しかし20歳以上など、規定されている最低年齢を満たしていない場合にFX口座を開設するのは無理だというのは、基本的な条件です。
また日本のFXブローカーは、ほとんどが国内居住要件を満たすことを条件としています。そのため、居住地が日本であることを証明できなければ口座開設は認められません。そして本人確認書類の住所と入力した住所が違う場合も、審査不合格の理由となります。
これらの基本条件は事前にFXブローカーのホームページで確認できるので、確認してから申請すると良いでしょう。
金融資産と投資経験がないケース
2つ目の事例は、金融資産がほとんどないケース、3つ目の事例は、投資経験がないケースです。無収入であることも不利になる可能性があるとされていますが、専業主婦や学生でも口座開設に成功している人はいます。ですから金融資産の金額や投資経験と比較すると、それほど重大な影響は及ぼさないということです。
金融資産がない場合、いきなり大きな損失を出して追証を求められても、応じられない可能性が高くなります。財産面でもリスク許容度は低いと見なされ、FX取引には不適当という見方をブローカーにされるのです。
また投資経験についても同様で、まったくの投資初心者であればリスクに対する耐性がないと見られてしまい、口座開設の審査に通らないことがあります。「資産がないから増やすためにFXをやる!」「誰でも最初は初心者だ!」という反論もあるかもしれませんが、投資家が安全に取引できるようにするのもFXブローカーの仕事です。
ひとつのブローカーで審査がパスできなかったとしても、別のブローカーでは口座開設できたという例もあるので、あきらめずにトライすることも大切でしょう。
口座開設を短時間ですませるポイント
準備が大切!必要なものをまとめておこう
口座開設を短時間ですませるには、手間のムダを省いて申し込みを行うことが大切です。そのためには、必要な個人情報や書類についてまとめておくと良いでしょう。
FXブローカーに口座開設を申請する際にたいていの場合は、氏名や住所、年収などの個人情報をインターネット上に入力することになります。そのときに毎回、1から手で打ち込んでいると、かなり時間がかかってしまうものです。
特に複数のブローカーに申し込む場合には、その分だけ余計に時間のロスが重なることになるので、パソコンやスマホ上のメモ帳などに、あらかじめ必要な情報をまとめておくとスムーズに手続きが進められます。
書類については、運転免許証や住民票といったものを用意しておくことももちろん大切です。しかし海外FXの場合は、郵送ではなくウェブ上での添付、またはメールでの送付となるため、前もって画像データにして保存しておくと直ちに送ることができます。
申し込みの時間を削減できれば、それだけ早く口座開設を行えるので便利です。複数のブローカーに申し込む予定があるのなら、画像データを保存したままにしておくと良いでしょう。
スピーディーな対応のブローカーを厳選して申し込み
海外FXブローカーの場合、口座開設には時間がかかりそうだというイメージが強いかもしれません。即日での対応がなかなか難しいのは、大体どこのブローカーも同じですが、ブローカーによって数日から数週間と開設までの日数に差があります。
目安として、どれくらいで口座開設を行えるのか、具体的な時間か日数を挙げているブローカーの中から申し込む相手を選ぶのがお勧めです。かかる時間がはっきりしないと、早く開設できるかどうかという問題以前に、いつになったら完了するかが気になってストレスになってしまいます。まずは、明記されているブローカーを選択の基準にすると良いでしょう。
さらに選び出した中でも、よりスピーディーな対応をしているブローカーに注目してみましょう。しっかりした大手のFXブローカーは口座開設までの処理がスムーズなので、対応が早めなのです。FXに慣れないうちは、そのようなブローカーから選んでみるのが良いかもしれません。
FXでは優良ブローカーかどうかを視野に入れたうえで選ぶことも大切なポイントであるため、スピーディーな対応をしているならどのブローカーでも良いわけではありません。しかし早めの申し込みや口座開設を目指すなら、ブローカーの厳選も早い段階ですませたいものです。