初心者必見!FX初心者のための外国為替取引入門
FX初心者のお役立ち情報
FX取引をするだけであれば、どなたでも簡単にできます。それはFX取引の魅力の1つでもあります。しかし、リスクを低減させながら安定して利益を得るためには、最低限知っておくべきことがあることも忘れてはいけないでしょう。そこで、FX初心者が知っておくべきFXの基本についてご紹介します。入門レベルの基本を知ってから取引に臨むことで、いきなり大きな損失を抱えて撤退するといったリスクを回避できるようになるでしょう。
FX初心者のための外国為替取引入門
外国為替取引入門
FXとは、Foreign Exchange の略語で外国為替証拠金取引を含む外国為替取引のことです。外国為替取引とは、異なる通貨を売買することで為替差益などを得る取引です。
投資対象となるものは日本円やアメリカドルといった通貨であり、為替差益は為替レートの変動によって生じるというシンプルな仕組みで、初心者でも取引の仕組みがわかりやすいという特徴があります。
例えば、日本円を支払ってドルの購入を行った場合、そのドルを売却する時点で購入時より為替レートが円安になっていれば為替差益が得られます。逆に円高になっていると為替差損を被ることになります。
初心者向けFXの始め方
初心者がFX取引を始めるためには、まずFXブローカーを選び口座を開設する必要があります。FXブローカーには国内FXと海外FXがありますが、口座開設が必要である点と簡単な審査があるという点は共通しています。審査では、投資可能資金や投資経験の確認を受けた上で本人確認が行われます。
口座開設が終わったら、取引に必要となる資金をFXブローカーに送金し、証拠金として拠出することで取引できるようになります。海外FXの場合は海外にあるFXブローカーに口座を開設する必要がありますが、日本語サポートが充実している場合が多く、一般的には外国語ができなくても口座開設できる環境が整っています。
FX初心者が為替取引で注意すべきこと
FX取引において注意すべき点は損失を被るリスクがあることです。投資と名のつくものはすべて損失を被るリスクがあり、FXも例外ではありません。FX取引を始めるにあたっては、どんな場合に利益が得られ、どんな場合にどの程度の損失を被る可能性があるかを正しく理解してから取引に臨むことが大切です。
また、FX取引の特徴は、担保となる証拠金の何倍もの金額の為替取引ができることです。証拠金よりも大きな金額の取引を行うことを「レバレッジをかける」といいますが、あまり大きなレバレッジをかけてしまうと拠出した証拠金を超える損失が発生する可能性が生じますので注意が必要です。
FX取引と税金の基礎知識
FX取引で利益を得た場合は、原則として確定申告が必要です。課税方法は、国内FXと海外FXで違います。
まず国内FXの利益については、分離課税の雑所得として所得税と住民税、復興特別所得税の合計で一律20.315%の税金がかかります。海外FXの利益については、総合課税の雑所得として課税されます。
総合課税の場合、他の所得と合算した上で総所得が決まり、所得税に関してはその所得に応じて税率が決まる超過累進税率が適用されます。超過累進税率は5%から45%です。住民税については一律10%が課税されます。復興特別所得税は所得税の2.1%とされています。FXによる所得が20万円以下の場合は確定申告不要とされる場合もあります。
FX入門者でも短期間で稼ぐことは可能?
FXで安定した利益を得ることは不可能ではない
FXは簡単に利益が得られると思っている人がいる一方、FXは危険な投資だと考える人もいるようです。確かにFXは他の投資と同様に損をする可能性がありますが、仕組みを正しく理解してリスクをコントロールしながら取引を行うことができれば、利益が得られる可能性を高めることができます。
ギャンブルとは違いますのでむやみに危険視する必要はないでしょう。ただし、仕組みなどの基礎知識を理解せずに取引を行うと予想外の損失を招く危険はあります。為替相場は常に変動し、プロであっても確実に予想することは難しいといわれています。
しかし勉強を続け適切にリスクをコントロールすることによって、安定して利益が得られるようになる可能性は十分にある投資です。
FX初心者に適した取引方法とレバレッジのかけ方
初心者がFX取引をする場合、取引方法とレバレッジのかけ方には注意が必要です。
まず取引方法ですが、数秒や数分、1日単位など短期間に売買を行う方法は初心者にとってはハードルが高いでしょう。短期取引の場合は相場から目を離せなくなりますし、一瞬の判断の遅れが命取りになりかねないリスクをはらんでいます。そのため、数日や数週間単位での為替相場変動を予想して取引を行う方法の方が初心者向けだといわれています。
またレバレッジのかけ方にも注意が必要です。ハイレバレッジは証拠金よりも大きな取引金額になり、それに伴って生じる損益も大きくなります。初心者のうちはハイレバレッジ取引を避け、身の丈に合った倍率で取引を行い、経験を積んでからハイレバレッジ取引に挑戦することをお勧めします。
FX初心者が知っておきたいチャートの活用方法
チャートとは、為替相場の変化を時系列で表したグラフのことです。チャートを見ることによって、為替相場変動を視覚的に認識してトレンドが理解できるようになります。初心者であっても、このチャートを活用して取引通貨の過去の推移を分析し、将来の為替相場を予想することは必要です。
初心者として意識しておきたいポイントは、取引期間に合ったチャートを選ぶことです。数日や数週間の取引期間で取引している場合は、当日1日の為替レートの推移を表すチャートを見てもあまり参考になりません。目標としている取引期間よりも長い期間のチャートを利用して為替レートの変動を分析することが大切です。
FXの注文方法の基本
初心者がFX取引を行う場合、注文の入れ方がわからないため不安だと感じる人もいるようです。
注文の入れ方はシンプルで、どの通貨の取引をするかを指定し、売るのか買うのかを明確にした上で取引量を指示する方法で注文します。為替レートを指定して売買注文を入れる方法が一般的です。つまり、「100アメリカドルを1ドル100円で指定して購入する」といった形で注文を入れることになります。
ただし、FX取引は売り買いワンセットで取引が完結し差額精算を行うことが基本になりますので、買いから入った場合は売り、売りから入った場合は買いを入れて取引を終了させることになります。取引を終了していない取引を「ポジション」といいます。
初心者が知っておきたい通貨別の特徴と選び方のポイント
FXブローカーによって取り扱っている通貨の種類は違いますが、アメリカドルやユーロなどの通貨は取引量が多いという特徴があります。そのため、ちょっとした要因で暴落したり暴騰したりするリスクが少ないというメリットがあります。また、アメリカやヨーロッパ、日本などの先進諸国の通貨は、その国の経済情勢や政治情勢などによって為替レートが変動することが多いという点も特徴です。
一方、新興国通貨など取引参加者が少ないため通貨は、小さなニュースなどで偏った需給が発生することがあり、急激な為替レートの変動が生じる可能性がある点が特徴です。初心者のうちは取引量が多い通貨でFXのコツをつかみ、経験を積んでから徐々に投資対象の通貨を広げていくことをお勧めします。
初心者がFXで継続的に利益を得ていくためのポイント
初心者にとってFXは取り組みやすい投資です。投資対象は通貨で、主要な通貨に絞って取引することによって、シンプルな取引ができるからです。また、損益が生じる仕組みが明確である点も初心者にとって安心材料になるでしょう。
いきなりハイレバレッジをかけて投資資金を失うようなことをしなければ、少額でもできるメリットを活かしながら、小さな取引で経験を積み重ねて利益を出すコツをつかめるようになるはずです。
FX投資を成功させるコツは、一攫千金を狙わず、損失を一定の範囲に抑えながら長期間継続することです。長く続けることができれば、初心者を卒業して経験豊富なFX投資家になれるでしょう。