FX投資にはどのような種類がある?考えられるリスクにはどのようなものがあるのか?
投資のリスク
FXの新しい取引スタイルとしてバイナリーオプションというものがあります。バイナリーオプションは二者択一という非常に分かりやすい取引スタイルであったため、短期間で多くの市場参加者を増やすことになりました。しかし、海外口座のバイナリーオプションでは国内でもさまざまなトラブルが報告されています。ここではバイナリーオプションの実態と、考えられるリスクを見ていきます。また、後半では国内口座と海外口座の送金方法の違いや選ぶ際に比較するポイントなどもご紹介します。
本当に危険?海外口座のバイナリーオプションのトラブル対策
消費者庁や金融庁への問い合わせが増えている、海外口座のバイナリーオプションにおけるトラブル。バイナリーオプション自体が危険と言うよりも、ブローカーもユーザーも増加したことに伴い、怪しげなブローカーや、何もわからないまま口座を開くユーザーが増えたことが一因です。
海外のバイナリーオプションは本当に危険なのか
海外口座でのバイナリーオプションは、消費者庁や金融庁に対して、トラブルの報告や問い合わせが増えています。トラブルの多くは「出金ができない」というものだそうですが、その原因は大きく分けて3つです。
1つは海外口座によくあるキャンペーンの出金条件に満たないケース、もう1つは本人確認のミスや提出書類の間違い、そしてもう1つはブローカー自体に問題があるケースです。キャンペーンの出金条件とは、キャッシュバックなどで受け取った金額の、何倍かの取引を行わなければ出金できない等の条件のことです。
例えば、最初に10万円入金して、50%ボーナスのキャンペーンであれば15万円の残高から始められますが、受け取った額の15~20倍ほどの取引をしなくては出金できない条件になっていることが多いので、5万円の20倍として100万円分の取引をしなくてはならないと言うことです。
もし1回1万円ずつなら100回ということになります。しかし、ボーナスを放棄したら出金できるブローカーもあり、最初から条件を理解していれば特に問題になるほど危険な話ではありません。
一方、本人確認のミスや提出書類の間違いというのは、振込みを希望した口座とバイナリーオプションの口座名義が違うためというものや、書類の英語表記の間違いというケースが多いようです。
ですから、本当に海外口座のバイナリーオプションだからという点で危険と言えるのは、元々怪しいブローカーだったというケースだけということになります。
バイナリーオプションでのトラブル対策
海外口座でのバイナリーオプションのトラブルには、契約前からきちんと気をつけておけば避けられるものが多く見られます。
例えば、キャンペーンの内容をきちんと理解していれば出金できなくても慌てることはありませんし、本人確認のミスや提出書類の間違いは海外口座だからという類のものではありません。また、キャンペーンのボーナスを放棄すれば条件で引っかかる心配もなくなるといえます。
怪しげなブローカーを避けるためには、取引を始める前に入金の際の方法やキャンペーンの内容について問い合わせて、きちんとした対応が受けられるかどうかを確認してみることが1番でしょう。
また、ネッテラーの利用が可能かどうかを問い合わせてみるのも1つの手です。ネッテラーを導入する際にはブローカーに対してかなり厳しい審査があるため、資金を十分に持っているかも含め、信頼できるかどうかの指針にすることができます。
バイナリーオプション自体は、上がるか下がるかの二者択一のかなり単純な取引で、どちらかというと初心者でも始めやすいため、それほど大きなリスクはないはずです。しかし、相場の動きも見ずにゲーム感覚で行うとギャンブルのようになって危険という面があります。この危険性に対する対策は、一気に儲けようとはせず、地道に行うことくらいしかありません。
国内FXでは銀行送金が主ですが、海外FXは種類が豊富?
国内FXの場合、銀行送金による入出金がメジャーな方法となっています。しかし、海外の場合は、日本から海外へ送金するだけで多額の手数料がかかることからか、数多くの方法が採用されています。海外FXで主流な送金方法、そして入出金方法の種類についても解説していきましょう。
海外ではクレジットカードが主流!?その理由は
海外FXでは、銀行による海外送金の入出金はあまり行われていません。もちろん、アメリカ在住の方が、アメリカのFXブローカーで取引をする場合は別ですが、日本人が海外FXを利用するケースだと、メジャーではないのが現状です。
最も主流なのは、クレジットカードによる決済となっています。海外送金の場合は、入出金までの反映期間が長め、かつ何よりも手数料によるコストがかかってしまいます。クレジットカードであれば数分程度で反映されたり、手数料がかからなかったりといったメリットがあげられます。
そのため、海外FXを利用する日本人トレーダーは、クレジットカードでの決済を行っている方が多いです。特に出金の際には、入金時の支払いを相殺することができるという魅力があり、その点でも利便性が高いです。
また、銀行にお金が入っていなくても、クレジットカードによる決済なら、手軽に入金することができ、資金も用意しやすい点から重宝されていると考えられます。できる限りコストカットをしながら取引を行っていきたいのなら、クレジットカードのほうが優れていると言えるでしょう。
他にもある入出金方法!どんな種類があるの?
入出金の方法は、銀行からの海外送金やクレジットカードだけではなく、他にも種類があります。これら2つの方法以外で重宝されているのは、ペイパルやネッテラーなどのバーチャルマネーによる入出金です。専用のウェブサイト上で手軽に決済を行うことができるため、銀行やクレジットカードとあまり変わらない感覚で利用できます。
他にもオンラインバンキングやデビットカードを利用した決済方法もあります。これらの使用感覚としては、銀行やクレジットカードとあまり大差はないと考えていいでしょう。
また、ほとんど使われていない方法ですが、銀行で発行した小切手をFXブローカーへと郵送し、入金を行うという方法もあります。ただ、発行の手間がかかる上に反映されるまでも時間がかかり過ぎるという点から最も利用する機会のない手段です。
メジャーだと言えるのは、海外送金とクレジットカード、バーチャルマネーによる取引になります。海外FXブローカーによっては対応していない方法もありますから、どの手段で入出金を行うのかを予め決めてからブローカーを選んでみるといいかもしれません。
海外FXなら海外口座を!比較のコツ3選
国内FXに対してイマイチ物足りなさを感じ、海外FXで大幅な利益を獲得したいと考える方も多いかもしれません。だからと言って何の戦略も持たずに飛び込むのは少々リスクが伴いますよね。特に海外口座を決めるには色々と比較をしたいところですが、今回はその比較のコツを3つご紹介します。
【比較】日本語対応をしているか
海外FXを始めようと思っても英語が話せないから諦めるしか無い!というように考える方もいるかもしれません。
確かに、サイトを開いたら英語ばかりで翻訳するにも時間がかかり取引における絶好のチャンスを逃してしまうかもしれませんよね。これまでは国内FXをしてきた方にとって、言語の壁によって儲けられそうなチャンスを棒に振ってしまうのは何ともやりきれないところで、まずはこの部分をクリアすることが大事ではないでしょうか?
現在の海外FXブローカーでは日本語対応をしているブローカーも多く存在しています。サイトが日本語で書かれていることはもちろんですが、サポートなども日本人スタッフが対応しているところが多くなっていますので、まずは各ブローカーが日本語で対応しているかどうかを確認しましょう。
このときに、日本人スタッフの対応範囲も見ておきたいところです。時間帯によっては外国人スタッフが対応するというのであれば、行き違いによりミスが発生する可能性もあります。そのため、24時間日本人が対応してくれるかどうかも比較のポイントにしておくと好ましいです。
【比較】最大レバレッジはどうか?保証はあるのか?
予算は少ないものの、海外FXなら大きく儲けられるチャンスがあると言われていますよね。そんな中でしっかりと稼ぐためには最大レバレッジがどれくらいになっているのかは、しっかりと確認しておきましょう。
レバレッジが低いと証拠金が多く必要になります。国内FXブローカーのレバレッジの限界は25倍ですが、海外FXブローカーなら500倍以上のブローカーも少なくありません。本当に大きく稼ぐためにはレバレッジは避けては通れないリスクです。しかし、そのリスクに目を向けてこそ大幅な利益が見込まれます。大きく稼ぐためにもレバレッジを頭に入れて比較してみましょう。
そして、もう一つ大切なのが保証の仕組みです。国内FXを利用されている間は信託保全によって資産が守られますが、海外FXは必ずしもそうはいきません。登録している国によっては大切な資産が守られないリスクも潜んでいます。これを防ぐためには、分別管理や第三者による保証体制が敷かれているブローカーかをしっかりと比較しておきましょう。
いかがでしょうか?日本語対応、最大レバレッジ、保証体制と3つを挙げましたが、これらはいずれも初めて海外口座を作る上で重要な部分です。海外FXには大きなメリットがあり、一攫千金も夢ではありません。だからこそ、その入口では慎重に比較をして着実に利益を上げられるようにしましょう。