安心して海外FX取引を始めるために知っておくべきこと

まず、銀行を利用してFXの海外口座に海外送金する場合、大前提となるのは手数料が安い所を選ぶことです。銀行によって、海外送金にかかる手数料はまったく違うので、少額でもお金がかからないものを利用するようにしましょう。

例えば、りそな銀行だと6,000円もの手数料がかかりますが、ゆうちょ銀行は2,500円となっています。どちらも最低額の場合ですが、これだけでも落差があることはわかるでしょう。セブン銀行のように、10,000円以下の送金なら990円、10,001円から50,000円なら1,500円といった具合に、手数料の額を具体的に提示している所もあります。

入金する額やどの国のFXブローカーかによって、どの銀行ならお得になるのかも異なってくるので、自らの希望と照らし合わせて最適な所を選んでいくといいでしょう。

銀行に限らず、クレジットカードや決済代行ブローカーを利用しての入金も会社によって手数料の額は異なってきます。これらの場合は、厳密に言うと海外送金ではなく、ショッピング枠としての引き落としになりますが、カード会社や代行ブローカーによっては手数料が取られる場合もあるので注意しましょう。

さらにお得にしたいと考えているのであれば、単純に海外送金をするよりも少々手間がかかりますが、外貨両替ブローカーを活用する方法があります。

正確に言うと、両替専門のブローカーではなく、「両替サービスを行っている国内FXブローカー」です。海外口座への送金の際にネックとなるのは両替にかかる手数料や上乗せされたレートですから、この問題を解決すれば、お得にすることが可能になるでしょう。

具体的な手順としては国内FXに一度入金し、ドルやユーロなど必要な外貨に両替をします。どの外貨が必要になるのかは利用する海外FXによって違うので、事前に確認しておきましょう。そして、両替した現金を外貨のまま出金し、受け取ります。外貨を受け取った後は、そのまま海外送金をすれば完了です。

ただ、利用するブローカーや出金に使う銀行は、どこでもいいわけではありません。手数料やレートで損をしてしまっては元も子もないので、それらで損をしないブローカーでなければなりませんし、外貨を受け取る銀行もあまり手数料がかからない所を選ぶ必要があります。しかし、これらの条件を満たせれば、両替にかかるはずの手数料を大幅に削減することが可能なので、よりお得に海外FXを利用できるでしょう。

制約の少ない海外FXに興味を感じ、投資に乗り出す人も多いですが、口座開設のために審査を通る事ができるかが、第一の関門としてあります。そこで、どのようなポイントが審査基準となるのかについて、把握する必要があります。

まずは、投資に適した年齢である事が求められます。FXブローカーによっても異なりますが、20歳未満や75歳以上の人は口座開設の基準を満たすことができません。また、本人確認することができる書類を用意できるかが重要です。加えて、投資に必要となる投資経験や資金を有しているかどうかも、審査においては特に重視されるポイントです。

投資家を保護するためにも、正しい投資ができる条件をFXブローカーは求めています。投資家保護の配慮がある海外FXで、安心して投資ができます。

海外FXの口座開設で審査基準として重視している項目としては、投資知識や投資経験があるかどうかという点です。投資で成功を収められるかどうかは、投資家本人の判断力が頼りあり、その正しい投資判断のためには知識と投資経験を必要とします。このように、投資経験（無謀な投資をしないか）という点に、海外FXブローカーは注目しています。

また、投資の判断力に加えて審査の中で求められるのが、投資資金の存在です。投資にはまずその原資が必要であり、投資に使うことができる余裕ある資金を持っているかどうかが、海外FXにおいても審査では重視されます。資金（もしものときのために、資金に余裕を持って投資しているか）という点は、リターンとともにリスクが高いFXの投資取引においては、重要なポイントです。

海外FXの投資に興味を持ち、必要な条件や書類を満たしたとなれば、海外FXの口座開設のための具体的な手続きを始められます。

職業欄については、ありのまま記載することが重要です。就いている職業は、収入があるかどうかの審査において重要な点であるため、正直な記載が求められます。また自己資金が重要であり、この記入項目の入力には配慮が必要です。審査で条件を満たす人物であるか重視される点であり、できるだけ一定水準以上の金額を記入しておいた方が無難です。

また、審査基準のポイントの一つである投資経験の項目について、記入の際には注意が必要です。投資経験が未経験であると、審査がクリアできない可能性がでてきます。株式投資など何らかの投資経験があれば、それを記入しておくと審査では通りやすいです。

FXブローカーの中には、顧客獲得のために投資家に対してボーナスを提供する制度があります。国内でもそのようなサービスがあるブローカーが存在しますが、海外FXブローカーから得られるボーナスの額は、国内に比べて高額だったり、内容も豊富だったりする事が多いのが現状です。

例えば、海外口座への入金額に対しての報酬額が受けられるサービスがあります。各ブローカーや何度目の入金であるかによっても報酬の割合は異なるものの、2%～5%程度は安定して得られます。

また中には、非常に割りのいい報酬額を提供しているケースもあるので、利用することのメリットは大きいといえます。海外のFXブローカーがこのようなボーナス制度を採用しているのは、より多くの人に積極的にFX取引へと参加してもらいたいと考えているためです。

海外FXでの投資取引のため、海外口座を用いる場合に、入金のための手段を選ぶ必要があります。簡単で確実であるのは、クレジットカードを用いた入金方法です。

クレジットカードは、信販会社が仲介役となって金銭のやり取りができるため、決済が早いという特徴があります。即時入金ができることも、クレジットカードならではのメリットです。また、海外口座に対して入金を行った場合に、手数料０円であれば費用の負担も少なく、気軽に海外FXが始められるというメリットは大きいです。

FX投資を始めるにあたっては特に、まずFXブローカーに証拠金を預ける必要があることから、入金のための方法には気を使います。海外口座を開設し入金するハードルが下がると、それだけ海外FXを簡単に始められる環境が整います。

投資家は、リターンと共にリスクについても常に考慮しています。FX取引においても、万が一のことを考えて、リスクを回避できる方法を模索しています。

国内FXに比べて海外FXに人気が集まるのは、リスクの点でも違いがあるためです。日本国内にいても、海外口座を利用して海外FXで取引を行う理由には、ロスカットの際の追証なしというメリットが大きいです。大きな損失に対して自動的に決済を行うロスカットの仕組みは、リスクを抑えるためのものです。

しかし国内のFXブローカーでは、預けた証拠金以上の損失に対し、追証が求められることがあります。海外FXであれば、ロスカット時の証拠金以上の損失については、追証なしという方法を採用しているため、投資家にとってリスク回避に有効な手段として評価されています。