日本のFXと海外FXは何が違う?海外FXのメリットとは
海外FXに関する基本知識
FXに興味があるけれど、日本のブローカーと海外のブローカーのどちらかが良いか分からないという方は少なくないでしょう。日本国内のブローカーの方が安心と思われがちですが、海外ブローカーには海外でしか成し得ない特典がついてくることもあります。例えば、入金ボーナスです。ブローカーによって対応は異なりますが、入金毎に所定のボーナスを加算してくれたりするブローカーもあります。
今回は、日本のFXブローカーと海外のFXブローカーを比較し、海外FXのメリットについてご紹介します。
FX海外口座を開設する時に!ドル建てを選ぶメリットって?
複数の海外口座で資金管理!?円安に動けばお得になる!?
FXの海外口座をこれから初めて開設するという方にとってはあまり大きなメリットではないかもしれませんが、ドル建てなら複数のFXブローカーと掛け持ちをしやすいという点が最大の魅力です。
円建ての場合だと、海外FXの中には扱っていない所も珍しくありませんが、ドル建てなら殆どのブローカーが対応できるようになっているため、スムーズに複数のブローカーで取引を行えるようになります。
同一の口座で複数の資金を管理できるので、この点では円口座よりも扱いやすいと言えるでしょう。海外FXをメインにトレードを行っていくのであれば、収支も見やすいです。
また、ドル建てには、ドル円レートが大きく影響するという特徴があります。円高に動けば損失が出てしまいますが、逆に円安になれば、資金が自然と増えていくのです。
これから先、レートがどのように動いていくかを予想するのは難しいものですが、円安になることに期待しているのであれば、ドル建てにしたおいたほうがいいでしょう。入出金のタイミングを見計らえば、お得に活用し続けられる可能性があるというのも魅力です。
大口運用が向いている!?長期取引による活用も
FX海外口座でドル建てにすると、入出金をするたびに為替手数料がかかるという特徴があります。それ故に両替の必要がない円建てにする方が多いのですが、上手く取引をすれば、このデメリットを感じることなく、お得に取引をすることは十分に可能です。
両替毎に為替手数料がかかるのなら、まずはその回数を減らすというのが大前提になります。そのため、小額取引や短期取引にはあまり向いていないと言えるかもしれません。しかし、大口運用にすれば、ある程度費用を抑えることができるでしょう。
また、長期取引の場合、円安にレート変動が起こることを予想しているのなら、取引による儲けだけではなく、為替による差額分もお得にすることができます。
ドル建てに慣れていない方にとっては複雑で難しいかもしれませんが、短期取引よりも、長期取引を行うことのほうが多いのであれば、ドル建てのほうが向いていると言えるでしょう。どうしても不安が残るようであれば、複数のFX海外口座を開設し、ドル建てと円建てをそれぞれ使い分けてみるというのも1つの方法になります。
入金ボーナスがもらえる!?FX海外口座の魅力とは
さまざまなスタイルの入金ボーナス!もらえる額が違う!?
海外FXでは、ライバルブローカーよりも顧客を確保するために、入金ボーナスを積極的に行っている所が多いのが特徴です。一言で言えば、入金した際にサービスとして加算される金額のことを指します。
ブローカーによって、加算される回数や条件、金額が異なってきますから、他のブローカーとよく比較しておくことも重要です。多くのブローカーが行っているのは、初回入金のボーナスで、口座を開設して初めて入金した時に加算されるというサービスです。しかし、中には、入金するたびに加算してもらえるブローカーもあります。
入金額に対して、少ない所では5%、多い所では100%付与されるので、加算率はまちまちです。例えば10万円を入金したら、5%なら5,000円分、100%なら10万円分が加算されます。付与された資金をそのまま出金することはできませんが、取引を行うための資金を増やせるという点が大きなメリットです。
また、それぞれのブローカーが定めた取引回数の条件をクリアすれば、加算された資金も含めて出金することも可能になります。お得、かつ円滑に取引を行うためにも、このような入金ボーナスを最大限に活用するといいでしょう。
ボーナス基準で選ぶなら!どんなFXブローカーがベスト?
入金で得られるボーナスを基準にして海外FXのブローカーを選ぼうと考えている場合は、単純に加算率が高い所を選ぼうとする方が多いかもしれません。もちろんそれも間違いではありませんが、加算率が高い分、付与されるのは最初の1回や2回の入金のみというケースが多いのが特徴です。
一度に大きな資金を入金できない、試しに始めてみたいだけということであれば、1、2回だけ多く付与されるブローカーよりも、入金するたびに10%のボーナスがもらえるブローカーのほうがお得になるでしょう。長期的に取引をしたい、入金回数が多いというケースでも入金毎の加算があるブローカーのほうが便利と言えます。
ブローカーによっては銀行送金や資金移動など、特定の入金方法でボーナスが付くというルールを設けている所もあるため、ご自身のスタイルに合った所を選ぶといいでしょう。
また、入金時の他に、定期的に加算キャンペーンやイベントを行っているかどうか、新規口座開設の際などにも加算されるかどうかなども見ておくことをおすすめします。ボーナス内容が充実しているほど、お得になる機会も多いため、より優位に取引をすることができるようになるでしょう。
FXの海外口座を開設したい!必要書類と提出方法は?
開設に必要なのは主に2つ!本人確認書類と住所証明書類
海外FXの取引を行うために、海外口座の開設が絶対条件となりますが、申し込みの際に必要となる書類が主に2つあります。1つは本人確認書類、そしてもう1つは住所証明書類です。最低限それぞれ1つずつ書類の提出が求められるので注意しましょう。
本人確認書類は、日本国内で口座開設する時にも一般的な運転免許証やパスポートなどが挙げられます。健康保険証や住民票の写しなどでも問題ない場合はありますが、写真付きのほうがスムーズに申し込みやすいです。
住所確認書類は、現住所が記されている、かつ発行から90日以内のものが原則になります。ガスや水道料金などの光熱費の明細書、あるいはクレジットカードの明細書などがこれにあたるので、いずれか一通を送付すれば問題ありません。
基本的に、これら2つの書類を提出することが求められますが、海外ブローカーによっては書類の提出を必要としない所もあるので、その場合は注意が必要です。
しっかりとした会社であれば、まずこのような書類は必ず提出されるものですし、マネーロンダリング対策を徹底していないということになるので、危険性があります。悪徳企業という可能性もあるので、そのようなブローカーは避けるようにしましょう。
必要書類の提出方法は?口座開設までの流れ
FXの海外口座を開設する場合、国内のように郵送で送る方法は取られていないのが一般的です。現在ではメールでの送付、あるいはウェブサイト上へのアップロードが主流となっているので、書類などを画像にする必要があります。スマホやデジカメでそのまま撮影するか、スキャナーでコピーした画像データを送りましょう。
いずれの場合でも、書類の文字がはっきりと見えるように鮮明に写したものが必要です。見えづらいと再提出を求められるので、開設までの時間をロスしてしまいます。
ただ、大切な個人情報を送ることになるわけですから、本当に信用できる海外ブローカーなのかを慎重に見極めた上で送るようにしましょう。口コミなどを参考にすると良いかもしれません。
画像データの送付は、口座開設のための情報を入力した後、あるいはそれと同時が主なので、開設したい海外口座の公式サイトに表示されている案内に従っていけば問題ありません。必要書類の確認が済み次第、海外口座が開設されます。
どれくらいの日数がかかるかはブローカーによりますが、早い所では当日中に開設が可能です。きちんとした所なら、開設完了後に通知のメールを送ってくれますから、それが確認できれば、入金や取引を行えるようになります。