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MT4・MT5のスペックを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

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UPDATE2019.12.24

海外FX初心者のお役立ち情報

MT4・MT5のスペックを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

海外FXの取引を行うプラットフォームにはいくつか種類がありますが、現在主流となっているのはMetaQuotes社が開発したMT4です。今回は、確固たる人気を誇るMT4と、その後継版であるMT5についてそれぞれのスペックを比較しながら見ていきたいと思います。

海外FXの取引プラットフォームを比較

プラットフォームとは

そもそもプラットフォームとは、FX取引を行う際に、チャートを確認したり、通貨の売買を行ったするためのソフトウェアのことを指します。海外FXにおいて取引の基本とも言えるプラットフォームの操作性が悪ければ、意図したタイミングと実際の取引とのタイミングがずれてしまうなど、海外FXの成果に影響を与えてしまいます。

プラットフォームの種類

海外FXブローカーで導入されているプラットフォームにはいくつかの種類があり、ECN(Electronic Communications Network)方式専用で約定力の優れたcTraderやProtrader、そして高い人気を誇り世界標準ともいえるMetaTrader4(MT4)とその後継であるMetaTrader5(MT5)などがあります。また、ブローカーによっては独自プラットフォームを開発しているケースもあります。それぞれ特徴がありますが、すべてのブローカーがすべての種類の取引プラットフォームを提供しているわけではないため、海外FXブローカーを選択する際にこのポイントを比較検討することも重要です。

MT4について

根強い人気が続くMT4

MT4・MT5のスペックを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

MT4は、2005年にロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotes社と称す】によって開発され、今でも多くのトレーダーに愛用されています。約15年前にリリースされたMT4がいまだに根強い人気があるのは、他のプラットフォームと比較した際の機能性と操作性のよさが理由だと言えるでしょう。

操作性においてはMT5よりもMT4を好む人が多い傾向にもあります。また、ほとんどの海外FXブローカーがMT4を導入しているため、MT4の操作を一度覚えてしまえば、他のブローカーで取引をする際も困ることはなく、MT4から別のプラットフォームに切り替える必要性がそれほどないということも、人気が続く理由の1つでしょう。

他プラットフォームと比較してMT4が人気の理由

MT4には、専用の「EA(Expert Advisor)」というコピートレードツールはあり、それを用いて自動売買をすることで、24時間取引することが可能です。寝ている間であっても、取引のチャンスを狙うことができますし、またその選択肢の多さも魅力の1つといえるでしょう。

更に、MT4には50種類以上のテクニカル指数が標準搭載されており、複数のチャートを一つの画面に常に表示することができます。これによって取引画面の表示をカスタマイズすることができるので、自分の見やすいように構成することができます。この機能は他のプラットフォームと比較しても非常に優れた点といえるでしょう。

このようにMT4は機能が充実しており、その人気が続く中、なぜ後継版のMT5がリリースされたのでしょうか。次節からはMT5について見ていきましょう。

MT4と比較してMT5はどうなの?

MT5がリリースされた背景

MT5は、MT4の後継バージョンとして2010年にリリースされました。多くのトレーダーがMT4での取引に満足している中、なぜMT5がリリースされたのでしょうか。MT5はMT4の改良バージョンであるという考えを持っている場合、その考えは置いておきましょう。というのも、MT4とMT5はそれぞれ、異なる市場を対象に設計されているからです。

MT4はFX取引のために開発されたシステムであるのに対して、MT5はFX商品以外の株式やコモディティ(商品)などの取引のため、中央取引所にプラグインできるように設計されました。MT5の開発段階で、Metaquotes社は株式や商品取引ブームの到来を予測し、その市場に合うようにソフトウェアを設計したといわれています。

異なる市場を対象に設計されたプラットフォームを比較検討するのは難しいことですが、MT5にもMT4と比較して、引けを取らない優れた機能があるので見ていきましょう。

板情報を表示できる

MT5はMT4と比較して、機能性もインターフェイスも似ていますが、より優れた機能を搭載しており、その代表的なものは「板情報」が表示できるようになったことです。板情報とは「どの価格帯にどれだけの注文が入っているのか」を示す情報のことで、注文が集まっている価格帯を見極めることができるため、直近の値動きをある程度予測することが可能となります。ただ海外FXにおいては、あくまで参考値となりますので、板情報を鵜呑みにして取引することは避けましょう。

バックテスト機能が充実

MT4・MT5のスペックを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

バックテストとは、仮に特定のEAで自動売買を行った場合に、運用成績がどうなるのかを過去の相場に当てはめて検証することです。MT5のバックテスト機能はMT4と比較して充実しており、ストラテジーテスターやフォワードテストといった機能が搭載されています。ストラテジーテスターは無料のバックテスト機能で、画面上でバックテストを実行するという指示を出せば、そのEAがどんな運用成績だったのかを検証することができます。

MT4と比較して時間足の表示数が増加

その他充実した機能として、時間足の表示数がMT4と比較して多くなりました。MT4が9種類だったのに対して、MT5は約20種類の時間足が表示できるようになり、MT4にはなかった2分足や10分足、さらには12時間足などがあります。時間足の種類が多くなった分、これまでよりも詳しい相場のトレンドを分析できるようになりました。

使い慣れたMT4か、MT5に切り替えるべきなのか...

MT4・MT5のスペックを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

続々とMT5を採用する海外FXブローカー

MT5を既に採用している海外FXブローカーの数は多くないものの、業界大手のブローカー各社はMT5の導入を進めており、直近では2019年11月に、TitanFX社がMT5を採用しました。TitanFX社によると、EA向けのバックテスト機能やトレードロボットの作成、カスタマイズなどをより簡単に行えるようにし、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために今回の導入に至ったとのことです。また、MT5の導入していないブローカーは、顧客アンケートでMT4の根強い人気と、MT5の需要を確認した上で、未だ導入については検討中のようです。

今後MT4はアップデートがない?更なる次世代版への期待も...

これまで見てきたように、機能面で共に充実しているMT4とMT5ですが、開発元のMetaQuotes社によると、MT5に関しては年に数回のアップデートが施される中、MT4についてはこれ以上のアップデートをする予定はないようなのです。

このような情報を受けて、使い慣れたMT4を使い続けるのか、MT5に切り替えるのか悩まれている場合は、自分の取引スタイルに合ったプラットフォームを選択するのがいいといえるでしょう。多数のバックテストを行う必要がある場合や、MT4では取引困難な株式および商品取引所にアクセスする場合はMT5への切り替えを検討してみてもいいかもしれません。特に切り替える理由がない場合は、使い慣れたMT4を引き続き使うのもいいでしょう。ただ前述したように、MT5はそもそも設計時に対象とされた市場が、MT4とは異なるプラットフォームであるため、今後、MT4により近しい更なる次世代版のMetaTraderが開発される可能性もゼロとはいえません。そのあたりの最新情報などもチェックしながら、自分に合ったプラットフォームを選択しましょう。

まとめ

MT4とMT5は機能性の面では似ている箇所がありますが、細かく比較するとそれぞれ優れているポイントがあることがおわかり頂けましたでしょうか。MT4はこれ以上のアップデートが予定されていない状況を考慮すると、今後、MT5の利便性や機能がこれまで以上に充実していくことや、更なる次世代版の開発も期待できます。これから海外FXを始めようと検討している人はMT4とMT5のスペックをそれぞれ比較した上で、プラットフォームの他、スプレッドやサポート体制など様々な情報をまとめた最新の海外FX業者人気ランキングも参考にしながら、自分の取引スタイルに合った海外FX業者を選択し、取引を始めることがいいでしょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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