サポート関連
海外FXで、入出金や取引ツールの使い方で困ったときは日本語サポートサービスが便利です。日本語サポートに力を入れている海外FX業者は増えていて、24時間のライブチャットを提供している業者もあります。カスタマーサポートの充実度で業者を選ぶのも一つの方法です。
今回の記事では、各海外FX業者の日本語サポートの対応について、対応時間やスピードなどから比較しました。
海外FX業者のサポート体制3つのポイント
海外FX業者の日本語サポート体制
公式サイトや取引プラットフォームの日本語化
最近は、公式サイトや取引プラットフォーム(MT4/MT5)を日本語化している海外FX業者が増えています。当サイトで紹介している海外FX業者は全て、公式サイトが日本語化されています。
さらに、海外FXのほとんどが採用している取引プラットフォームであるMetaTrader4(MT4)やMetaTrader5(MT5)も日本語に対応して、ストレスなくトレードが行えます。また、MT4/MT5以外にも、Tradeview(トレードビュー)はスキャルピングに適した取引プラットフォームであるcTraderを、easyMarkets(イージーマーケット)は独自のWEBプラットフォームを採用していますが、いずれも日本語に対応しています。
公式サイトや取引プラットフォームは日本語化されている。
メール以外にも様々なサポート体制を整えている
サポートの方法には、いろいろな種類があります。最もスタンダードな方法はメールですが、最近ではリアルタイムチャットサポートを導入している業者も増えてきています。サポート対応時間内であれば、チャット形式で担当者がリアルタイムで質問や不明点に答えてくれます。サポート方法の種類と特徴について以下の表にまとめてみました。
サポート方法の種類と特徴
サポート方法 | 特徴 |
---|---|
リアルタイムチャット | リアルタイムなので、ストレスなくサポートを受けられるのが最大のメリット。短文で解決するような質問が最適。 ただし、細かな説明が必要な場合はメールサポートの方がよい。 |
メールサポート | 複雑な問い合わせや細かな説明が必要と感じる質問・不明点などはメールサポートが向いている。 |
電話サポート | 緊急を要する場合や担当者に直接問い合わせを行いたい場合に適している。導入している海外FX業者は少ない。トレーダー側から連絡すると、国際電話通話料が発生してしまうので、"コールバック(電話の折り返し)を希望する"という申請プラットフォームを設けている業者もある。 |
リアルタイムチャット |
リアルタイムなので、ストレスなくサポートを受けられるのが最大のメリット。短文で解決するような質問が最適。ただし、細かな説明が必要な場合はメールサポートの方がよい。 |
メールサポート |
複雑な問い合わせや細かな説明が必要と感じる質問・不明点などはメールサポートが向いている。 |
電話サポート |
緊急を要する場合や担当者に直接問い合わせを行いたい場合に適している。導入している海外FX業者は少ない。トレーダー側から連絡すると、国際電話通話料が発生してしまうので、"コールバック(電話の折り返し)を希望する"という申請プラットフォームを設けている業者もある。 |
窓口が多い業者であれば、用途に合わせてサポートを選べます。
日本人スタッフが在籍している
日本語サポートサービスを提供している海外FX業者の多くは、日本人のサポートスタッフを採用しています。日本語サービスを提供していても、日本人スタッフがおらず、日本語を理解するスタッフが対応している業者もありますが、微妙なニュアンスが伝わりにくいなどの問題が生じてしまうかもしれません。一方で、日本人スタッフが多ければサポートのクオリティも必然的に高くなるでしょう
ほとんどの海外FX業者は日本人スタッフの具体的な人数を公表していませんが、リアルタイムチャットサポートの対応時間などでサポートスタッフの充実度を推測することができます。リアルタイムサポートの時間が平日24時間対応しているFX業者(XM(エックスエム)やTitan FX(タイタン FX)等)であれば、日本人スタッフの在籍人数は他の業者よりも多いと予想できます。
一方、XM Trading(エックス エム)やTraders Trust(トレーダーズ トラスト)など、英語でのチャットサポートは24時間提供していても、日本語でのチャットサポートは夜間は提供していない業者もあります。
日本語のサービスにどれだけ力をいれているかも、海外FX業者を比較するポイントです。
日本人スタッフを採用している海外FX業者は多いが、充実度には差がある。
調べて分かった各海外FX業者の日本語サポート体制
当サイトで紹介している海外FX業者7社のサポート体制を比較し、5点満点で採点します。
XM Trading
XM Trading(エックス エム)の日本語サポートのクオリティは非常に優秀です。実際の日本人スタッフの人数は非公開ですが、ライブチャットではわずか数秒で担当者につながります。サポートの対応も非常によく、不明な点があっても早急に対応してもらえます。
サポート対応は迅速かつ丁寧ですが、XM Tradingは夜9時以降ライブチャットは提供していません。日本語でのサポート対応はメールとなり、若干時間がかかります。この点を考慮し、総合評価は4.0点としました。
XM Tradingの日本語サポート概要
リアルタイムチャット | 日本時間 午前9:00~午後9:00 |
---|---|
メールサポート | support@xmtrading.com (全角の@を半角に変えて送信してください) |
Titan FX
Titan FXも日本語で24時間対応可能で、日本人向けサービスに力を入れている海外FX業者といえます。サポートには主にライブチャットで問い合わせができますが、メールや電話でも対応しています。日本人スタッフの具体的人数は公表されていませんが、24時間日本語サポートを提供していることからすると、相当数のスタッフが待機していると思われます。
相場の動いている 平日24時間ライブチャットサポートを提供しており、あまり待たずにすぐチャットがつながることから、Titan FXのサポートの評価も高いです。DealFXと比較すると土日のサポートがないことから、少し点数を下げた4.5点としました。
Titan FXの日本語サポート概要
リアルタイムチャット | 24時間体制 |
---|---|
メールサポート | support.jp@titanfx.com (全角の@を半角に変えて送信してください) |
電話窓口 | +64 800 461 269 |
Traders Trust
Traders Trust(トレーダーズ トラスト)は最近サービスを一新させ、安全性に加えてボーナスなどを提供している注目の海外FX業者です。キプロス証券取引委員会(CySec)のライセンスを持ち、欧州を拠点に活動しているブローカーです。STPマーケットエクスキューション・DMA(ダイレクトマーケットアクセス)方式を採用していて、非常に公平な取引が期待できる業者です。
Traders Trust公式ホームページのスタッフ採用ページでは、日本語が堪能なカスタマーサポートを募集しています。これからの一層のサービス向上が期待できる海外FX業者といえます。
日本語ライブチャットサポートは、午前10:00~深夜0:00まで提供していて、時間としては長いですが、XM TradingやDealFX、Titan FXなどと比較すると若干つながりにくいことがあります。日本人スタッフの数が少ないのだと思われますが、その点を考慮して評価は3.5点としました。
Traders Trustの日本語サポート概要
日本語チャットサポート | 日本時間 月~金 午前10:00~深夜0:00 |
---|---|
メール | jsupport@ttcm.com (全角の@を半角に変えて送信してください) |
Tradeview
Tradeview(トレードビュー)はケイマン諸島のライセンス(CIMA)を保有している大手海外FX業者の1つです。cTraderというスキャルピングに適した専用プラットフォームを提供している数少ない海外FX業者の1つでもあります。(2020年1月現在、cTraderを提供している日本語対応の海外FX業者はTradeviewなどごくわずかです。)
英語のサポートは充実しているのですが、日本語については改善の余地がありそうです。Tradeviewの日本語公式ホームページは、英語ページにある情報がほとんど掲載されておらず、問い合わせページも見つかりにくい不便な状況になっています。しかし、ホームページは分かりにくいのですが、日本語サポートを提供していますので、分からないことはメールで質問すれば安心して利用できます。
ただ、メールのみのサポートである点と、メールの返信が遅いときがある点から、Tradeviewの評価は3.0点としました。返信のスピードにはばらつきがありますが、遅いときがある点を考慮すると、日本人スタッフの数はあまり多くないことが推測できます。
FXDD
FXDD(エフエックス DD)は、一昔前までは多くの日本人トレーダーに愛用されていました。ですが、現在では厳しい状況になっているのも事実です。サポート体制に注目すると、残念ながら充実しているとは言い難いという現状となっています。
実際にリアルタイムライブチャットを利用しようとしても、担当者には全くつながりません。対応時間内に3回ほど日を変えてリアルタイムチャットの利用の問い合わせをしましたが、10分以上経過してもつながる気配はありませんでした。メールで問い合わせても早くて2~3営業日後、遅いと1週間後に返信が来るという状況になっています。
再起をかけてサービスを立て直しているようですが、まだまだ時間はかかりそうです。以前は日本語サポートも評判がよかったのですが、2015年のスイスフランショックの際、ゼロカットの採用を公表していたにも関わらず追証を請求し、それによって信用を失ってしまう結果となりました。さらに、アメリカでの訴訟もあり、経営体制にヒビが入ってしまったのかもしれません。
上記の点を考慮して、評価は2.5点としました。
各FX業者日本語サポート体制比較表
リアルタイム チャット |
メール | 評価 | 特徴 | |
XM Trading | 〇 | 〇 | 4.0 |
【ライブチャット】
平日9:00~21:00
【メール】
24時間体制 |
TitanFX | ◎ | ◎ | 4.5 | 【チャット】 平日24時間体制 |
Traders Trust | 〇 | 〇 | 3.5 | 【チャット/メール】 平日10:00~深夜0:00 |
Tradeview | × (日本語は対応していない) |
〇 | 3.0 | 【メール】 平日24時間体制 |
FXDD | × (全くつながらない) |
△ (返信までに非常に時間がかかる) |
2.5 | 平日24時間体制だが、サポート体制が不安 |
XM Trading | |
リアルタイムチャット | 〇 |
メール | 〇 |
評価 | 4.0 |
特徴 |
【ライブチャット】
平日9:00~21:00
【メール】
24時間体制 |
TitanFX | |
リアルタイムチャット | ◎ |
メール | ◎ |
評価 | 4.5 |
特徴 | 【チャット】 平日24時間体制 |
Traders Trust | |
リアルタイムチャット | 〇 |
メール | 〇 |
評価 | 3.5 |
特徴 | 【チャット/メール】 平日10:00~深夜0:00 |
Tradeview | |
リアルタイムチャット | × (日本語は対応していない) |
メール | 〇 |
評価 | 3.0 |
特徴 | 【メール】 平日24時間体制 |
FXDD | |
リアルタイムチャット | × (全くつながらない) |
メール | △ (返信までに非常に時間がかかる) |
評価 | 2.5 |
特徴 | 平日24時間体制だが、サポート体制が不安 |
ここで役立つ!海外FX業者の日本語サポート
入出金でトラブルが起こったとき
多くのトレーダーにとって海外FXの不安の1つが入出金です。もし、何かのトラブルで入出金が反映されないとき、日本語サポートが役立ちます。各顧客の入出金などの情報はカスタマーサポートが把握していますので、入出金自体が完了していれば、早急に対応してくれます。
入出金の問題は、うまく反映されないとトレーダーとしては不安な部分です。入出金方法にもよりますが、ライブチャットサポートで海外FX業者での口座番号や入金元金融機関などの情報を伝えれば、数分で解決する場合もあります。
下記に、海外FX業者を利用する際のよくあるトラブルを紹介します。このようなトラブルは、当サイトの情報などを参考に自力で解決することもできますが、分からない部分があれば、海外FX業者に問い合わせると日本語で丁寧に回答してもらえます。
<これで解決!>有効証拠金全額を引き出そうとしても出金が拒否される場合
ボーナスが含まれている業者でよくあるパターンといえます。有効証拠金は以下の計算式で表せます。
有効証拠金=残高(入金分+利益分)+クレジット(ボーナス分)
ほとんどの業者では、ボーナス分の出金はできません。出金ができる業者であっても、厳しい条件を満たす必要があります。もし、XM Tradingなどで出金エラーが出てしまった場合はボーナス分を出金分に含めていないか確認をしてみましょう。
Traders Trustでボーナスが含まれている場合、カスタマーセンターに連絡する必要があります。カスタマーサポートがボーナスキャンセル処理をして、出金処理される仕組みです。
MT4口座にアクセスができないとき
口座開設の際に、トレーダー専用の口座IDとサーバー名を受け取ります。日本の業者で顧客ごとに注文を処理するサーバーが分かれている業者は限られていますが、海外FX業者ではトレーダーの住んでいる国や管轄している法人によって「サーバー」が異なっています。通常はサーバーのバックアップ体制が整備されていますが、何らかのサーバー障害などで、まれに通信ができなくなる事態もあり得ます。障害が起きてしまったときにポジションを保有していたら、指値の取り消しや約定が想定外のところで執行されてしまうかもしれません。
しかし、MT4やMT5などの取引プラットフォームにアクセスできないトラブルは、トレーダー側の環境の問題であることも多いです。このような場合も、自分の環境の情報や、MT4/MT5の状態をカスタマーサポートに伝えることで、問題を解決できます。
<これで解決!>サーバー選択画面に自分の口座サーバーが表示されないとき
海外FX業者は、同一業者であってもサーバーが分かれています。上記の図は、XMのMetaTrader4(MT4)サーバー選択画面(PC)で、「Real」と記載されているのがデモ口座ではなく実際の資金でトレードを行うリアル口座です。世界展開している海外FX業者の中には、何十個もサーバーを持っている業者もあります。
自分の受け取ったサーバーがMT4のサーバー選択画面に表示されていないときは、以下の作業を試してみましょう。
- MT4のタブから「ファイル」>「デモ口座の申請」をクリック
- 「新しいブローカーを追加します」という部分にサーバー名を打ち込む
- 「スキャン」を選択します。
「デモ口座の申請」という名前が少し紛らわしいのですが、リアル口座のサーバーをMT4に表示させることができます。
もし、上記の作業をしても解決しない場合は、すぐに日本語サポートデスクに連絡しましょう。
その他の不明な点や緊急事態
日本語サポートが最も役立つのは、相場の急変が生じたときやサーバー障害が発生してしまったときです。相場の急変が起こった過去の例としてはスイスフランショックやフラッシュクラッシュなどが挙げられます。
<相場の急変で想定されるトラブル>
- マイナス残高が処理されない
- 口座にアクセスできない
- 指値や決済が正常に処理されない
このようなトラブルは、頻繁に起きるわけではありませんが、「万が一」の場合に備えて、サポート対応に信頼の置ける業者を使っていると安心です。特に、24時間日本語ライブチャットサポートを提供している海外FX業者は、国内FX業者と比較してもサポートが優れている場合があります。一度問い合わせをしてみて、海外FX業者のサポート対応を体験してみるといいかもしれません。
編集部の
コメント
日本人スタッフの人数が多いほど、対応スピードが速くなるのは事実です。「日本人スタッフが多い=日本のトレーダーへのサービス充実を図っている」証拠となります。
<これで解決!>ゼロカットが適用される時間は業者によって異なる
「相場が急変して、マイナス残高になってしまった・・・。」
少ない資金でハイレバレッジをかけるトレーダーであれば起こり得ることでしょう。しかし、なかなかマイナス残高がリセットされず、悩んでしまうトレーダーもいると思います。実は業者によって、マイナス残高がリセットされる時間は異なっています。マイナス残高になったら自動的に0になる業者もあれば、NYクローズの際にマイナス残高をリセットする業者もあります。
いずれにしてもゼロカットを導入している業者であれば、追証を支払う必要はありません。
海外FX業者の日本語サポートはハイレベル
日本人向けサービスに力を入れている業者かどうかを見極めるには、サポート体制を見るというのが1つの判断材料となるでしょう。特にFXやCFD取引は平日24時間動いていますので、サポートが充実している業者や24時間体制で窓口を開いている業者であれば安心です。24時間サポートを提供している国内FX業者は数社にとどまっています。リアルタイムライブチャットサービスがある業者であれば、国内FX業者とほとんど変わりないか、それよりも早く対応できることもあるでしょう。チャットサービスは非常に簡単に利用できますので、初めてチャットを利用する人でも心配ありません。
優良な海外FX業者では日本語の心配をせずにトレードに集中できる環境が整えられているのです。サポートの充実度を比較するには、最新の海外FX業者人気ランキングも参考にしてください。サポート対応の他、スプレッド、ボーナス、商品数などの項目で海外FX業者7社を比較しています。
編集部の
コメント
取引プラットフォーム(MT4やMT5)のトラブルの場合、オペレーターに自分の状況を伝えながらトラブルを解決できるため、ライブチャットに対応している業者の方が迅速に解決することができる場合があります。