トレード手法関連
「ポンド/円」は、短時間で大きな利益を狙える可能性がある人気の通貨です。ポンドは値動きが大きい通貨であるため、初心者にはハードルが高いと思われがちですが、今回は、初心者でもできるポンド/円の順張りトレードを紹介します。
「ポンド/円」は「ポンド/米ドル」と「米ドル/円」の合成通貨であるため、「ポンド/米ドル」と「米ドル/円」の値動きを見ながらトレードすることで、予測がしやすくなるという特徴があり、この特徴をスキャルピングに活用します。
この記事では、ポンド円の仕組みから実践的なスキャルピングの手法まで、詳しく解説します。
知りたい情報 TOP3(ここを読めば解る)
この記事の目次
ポンド円の特徴を理解しよう
ポンド通貨とは
イギリスでは、独自の通貨であるGBP(グレート・ブリテン・ポンド)が使用されています。
ポンドは、第一次世界大戦の頃まで基軸通貨としての地位を保持していましたが、アメリカドルに取って代わられました。それでも、ポンドは今でも世界で4番目に多く取引されている国際通貨です。
とりわけ、主要通貨の中で最も値動きが激しく、他の通貨ペアよりもボラティリティが大きいため、大きな利益を狙うことが可能です。ただし、1日に200Pips以上の変動も珍しくない通貨なので、ポジション量を調整してリスク管理をすることが大切です。
日本のトレーダーにとっても、ポンドと円の値動きの時間帯が一致するため、「ポンド/円」の通貨ペアは人気のある通貨です。ヨーロッパ時間やニューヨーク時間でトレンドが発生しやすい通貨ペアです。
ジョージ・ソロスという有名な投資家が英ポンドに売りを仕掛け、瞬く間に10億ドルもの利益を上げたことは有名です。この日(1992年9月16日)は、「Black Wednesday(暗黒の水曜日)」と呼ばれています。
クロス通貨の特徴
私たちがトレードする全ての通貨ペアは、米ドルの影響を受けます。FXは基本的に米ドルとその他の通貨との組み合わせて行われており、ポンド/円などのドルを含まない通貨ペアは、実は米ドルを間に挟んだ三角関係になっているのです。このため、これらの通貨ペアは「クロス通貨」と呼ばれます。
代表的な「ユーロ/円」の場合、「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」との関係は切り離せませんし、「ポンド/円」の場合も「米ドル/円」「ポンド/米ドル」の関係は三角形に連結しています。
具体的に、「ポンド/円」を例に解説してみます。
ポンドの買いポジションを持ちたいときには、「円で米ドルを買う⇒米ドルを売ってポンドを買う」という2つの取引を同時に行なっています。
ですから、「ポンド/米ドル」のレートに「米ドル/円」のレートを掛け算すると、「ポンド/円」のレートが出てきます。
具体的なレートで計算すると、「ポンド/米ドル」のレートが1.30000で、「米ドル/円」のレートが110.000だった場合、「ポンド/円」のレートは、この2つの掛け算になるので、1.30000×110.000=143.000となります。
FXチャートを見ていると、ポンドと円のみを直接取引しているように見えるかもしれませんが、実際には「米ドル/円」と「ポンド/米ドル」の2段階の取引が組み合わさっており、結果的に「ポンド/円」のレートが決まります。
このため、下記の表にあるように、「米ドル/円」と「ポンド/米ドル」の方向が揃うと、「ポンド/円」に大きなトレンドが出現します。
「ドルストレート」とは、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、ポンド/米ドルなど、米ドルと直接取引する通貨ペアのこと。一方、「クロス通貨」とは、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円など、米ドルによって間接的に仲介されている通貨ペアのこと。
ポンド円がスキャルピングに適している3つの理由
理由1:ボラティリティが高い
そもそも、値動きが乱高下しやすいポンド相場に投機的な大口取引が集中していることが、ポンドのボラティリティをさらに大きくさせている理由です。
人気のあるクロス円の中でも、「ポンド/円」の値動きは他の通貨ペアよりも激しくなりやすい傾向があります。高値・安値との差が1日平均100Pips以上の値動きをしているため、特に高いボラティリティを背景に短期トレードで利益を狙うトレーダーに利用されています。
「ポンド/円」でトレードするときは、ボラティリティを考慮して、資金量に合わせて取引ロット数をコントロールする必要があります。
今後、上昇するのか下降するのかを予測するのではなく、短期間の値動きだけに注目するスキャルピングは、とても強力な手法の一つなのです。
短期間で大きな値動きをすることも珍しくない英ポンド。わずか数回の取引で破産に追い込まれることもあるため、別名「殺人通貨」や「悪魔の通貨」などと呼ばれています。
理由2:ダブルの加速効果がある
「1-2.クロス通貨の特徴」でも解説しましたが、「ポンド/米ドル」のようなドルストレートの通貨ペアと比べると、「ポンド/円」のようなクロス円の通貨ペアは値動きが大きくなりやすくなっています。「ポンド/米ドル」と「米ドル/円」が同時に上昇した場合、この2つの通貨ペアを掛け合わせる「ポンド/円」は2倍上昇することになるからです。
ポンド/米ドル・米ドル/円とポンド/円の値動きの関係
ポンド/米ドル | 米ドル/円 | ポンド/円 |
---|---|---|
1.30000ドル | 110.000円 | 143.000円 |
1.30100ドル 10Pips上昇 |
110.100円 10Pips上昇 |
143.240円 24Pips上昇!! |
理由3:情報量が多い
イギリスはGDPで世界第5位の経済規模を誇り、首都ロンドンには世界最大級の金融街シティーがあります。また、最近ではEU離脱(ブレグジット)問題などのニュースもあり、今後も「ポンド/円」の為替レートは大きな注目を集めそうです。
このように、政治的にも経済的にも世界から注目されている国なので、ポンド相場の変動のニュースが入りやすいため、取引しやすい通貨と言えます。また、経済指標の発表も相場に大きな影響を与えますので、重要な指標をチェックしておきましょう。
GDPやBoE(イングランド銀行)政策金利などの重要な指標の他にも、英国雇用統計やCPI消費者物価指数、さらに意外な指標として原油価格にも左右されます。これは、イギリスが北海油田を有しており、中東とのつながりも深いため、大量のオイルマネーに影響されるためと言われています。
投機の対象になりやすいポンドとはいえ、他の通貨と同様に、経済の状態や金融政策、政治状況などが大きく影響しますので、今後の値動きを見極めていく必要があります。
ポンド円スキャルピングを成功させる4つの秘訣
秘訣その1:トレードは原則的に順張り
初心者の方は、慣れてくるまでは順張りでトレードしましょう。
「ポンド/円」の場合、「ポンド/米ドル」と「米ドル/円」が同じタイミングで反転するか、どちらかの通貨が勢いよく反転したときがエントリーのチャンスです。
エントリー後は、プラス20Pips以上を目安にして利益確定します。逆に、マイナス10Pipsで損切りです。また、15分以上経ってもどちらにも達しないときは、損が出ていてもポジションを解消した方がよいでしょう。
動きだすと止まらない「ポンド/円」では、さらに利益が伸びていくなら、スキャルピングといっても、そのままどこまでもついて行きます。値動きの激しい「ポンド/円」は、相場が活発に動きやすい時間帯に集中することで収益を稼いでいます。
トレードする時間帯によっては、「ポンド/円」自体のテクニカルでチャートの動きが反転することもありますが、慣れるまでは逆張りでトレードしないで、順張りでいきましょう。
利益確定方法は、基本的に素早く完了させたいので、エントリーもエグジットも成行注文です。場合によってはトレール注文に切り替えることもあります。
レバレッジもかけているので、成功すると1日でかなりのリターンが得られることが多いですね。
秘訣その2:自分にとって分かりやすいチャートにこだわる
スキャルピングは、かなりの集中力を必要とするトレードです。トレーダーにとって分かりやすい、使いやすいチャートの表示がとても大切です。下記は、私が使っている表示方法の例です。一つの提案として参考にしてみてください。
- 「米ドル/円」「ポンド/米ドル」「ポンド/円」の5分足チャートを並べる
- 「ワンクリック取引ボタン」、「ターミナル」を表示させる
- 「Ask」ラインを表示させる
- インジケータを表示させる(平均足、EMA、高値・安値、ラウンドナンバー、Pivot)
1.「米ドル/円」「ポンド/米ドル」「ポンド/円」の5分足チャートを並べる
「ポンド/円」は、「米ドル/円」と「ポンド/米ドル」の両方の影響を受けるため、3つのチャートを同時に確認します。基本は5分足ですが、動きが早すぎる場合は、15分足で表示させてもよいでしょう。
5分足のチャートをじっと見ていると、全体の姿が見えなくなってしまいますので、「木を見て森を見ず」にならないように注意しましょう。
さまざまな時間足をマルチディスプレイで表示するのがおすすめですが、マルチディスプレイにできる環境でない場合は、ラウンドナンバーやPivotラインに注意しましょう。気付かずにいると、突然反転したりします。
MT5(MetaTrader5)なら、ミニチャートが便利です。ミニチャートで、上位の時間足を表示させておきましょう。
2.「ワンクリック取引ボタン」、「ターミナル」を表示させる
スキャルピングでトレードするときは、「ワンクリック取引ボタン」と「ターミナル」を表示させておきましょう。エントリーもエグジットも素早く対応することができます。
「ワンクリック取引ボタン」とは、チャートの左上に表示されるボタンのことです。「BUY(買い)」または「SELL(売り)」のボタンを1度押すだけで注文を出すことができます。ワンクリック取引ボタンが表示されていない場合は、チャートを右クリックすると表示されるメニューから、「ワンクリックトレード」を押してください。
MT4/MT5では、仕様上、決済をワンクリックで行うことはできず、ターミナル画面を右クリックすると表示されるメニューから「決済注文」を押して決済する必要があります。このため、スキャルピングを行う際には、できるだけ素早く決済ができるように、ターミナルも表示させておきましょう。
3.「Ask」ラインを表示させる
チャートの表示は、「Bid(売値)」で表示されていますので、「Ask(買値)」を表示させておくことで、スプレッド分を超える利益を確保できているかどうかが分かります。買いの場合は、「Ask(買値)」で買って「Bid(売値)」で決済しますが、売りの場合は「Bid(売値)」で売って「Ask(買値)」で決済しますので、「Ask」ラインも表示させておくと、スプレッド分を超えたかがすぐに確認できます。
エントリーしたレートが、「Bid」ラインや「Ask」ラインを超えたことを確認して決済します。
チャート内に「Ask」ラインを表示させる方法は、当サイトが作成したMT4/MT5ご利用ガイドを参考にしてください。
4.インジケーターを表示させる
下記5種類のインジケータを使用します。
- 平均足
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 直近の高値・安値ライン
- ラウンドナンバー
- Pivot
平均足はトレンドの判断に、その他の4つ(EMA、高値・安値、ラウンドナンバー、Pivot)は、値動きが反発する可能性のある位置の確認に使用します。順張りトレードですので、反転する可能性があるラインが近くにあるときは、トレードを控えたり、保有しているポジションを決済したりした方がよいでしょう。
インジケータを多く設定しますので、どれか一つのチャートで作り込んでおいて、定型チャートとして保存して、他のチャートで利用するとても便利です。
平均足
平均足は、MT4/MT5に標準搭載されている、ローソク足と似た形のインジケータです。ローソク足と比べて、上昇トレンドでは陽線が、下落トレンドでは陰線が連続して出現しやすい性質があるため、トレンドの判断に使いやすいです。
このチャートでは、平均足の陽線は青色、陰線は赤色で表示させています。海外FX業者が採用するMT4/MT5の平均足のメリットは、ローソク足と重ねて表示できるため、ローソク足と平均足の両方の動きを見ることができる点です。また、現時点のローソク足にも平均足が表示されるため、上昇傾向か下降傾向なのか色で分かりやすく表示されます。
平均足は、3つのチャートの流れを把握するのにとても便利です。『「米ドル/円」の平均足が青色(陽線)でローソク足も上昇(陽線)』、『「ポンド/米ドル」の平均足も青色(陽線)でローソク足も上昇(陽線)』を同時に示すとき、安心してエントリーできます。
平均足は、MT4/MT5のインジケータの「Examples」内に「Heiken Ashi」(MT5の場合は「Heiken_Ashi」)として標準搭載されています。
指数平滑移動平均線(EMA)
指数平滑移動平均線(EMA)は、5分足の場合は期間を12として表示させます。チャートを15分足で表示している場合は期間を16としてもよいと思います。特に、「ポンド/米ドル」の15分足チャートでは、期間16の方がしっくりするときもあります。
EMAは、MT4/MT5で移動平均線のインジケータ(Moving Average)のパラメーター設定で、種別を「Exponential」に設定すれば表示できます。
直近の高値・安値ライン
高値・安値ラインは、MT4/MT5の標準搭載機能ではありませんので、カスタムインジケータで表示させます。MT4/MT5を開発したメタクオーツ社が運営するコミュニティサイト、MQL5で入手できます。
Analytical Trader Supports and Resistances
インジケータは、高値・安値が細かく表示されるよう、「IncludeShortTerm」のパラメータを「true」に設定します。これで、短期間の高値・安値も含めて複数のラインが表示されるようになります。
ラウンドナンバー
ラウンドナンバーとは、ドル円の110円や110.50円のような、節目となるキリのいい数字のことです。ラウンドナンバーは、50Pipsごとに表示します。
上記の記事では、ラウンドナンバーやピボットでの反発を狙い、逆張りをするトレード手法を紹介しましたが、今回は順張りトレードですので、ラウンドナンバーやピボットの付近は避けましょう。
ラウンドナンバーを表示させるインジケータも、MQL5で入手できます。
50Pips単位で表示させる設定方法については、上記記事の「ラウンドナンバー「WaltSoft RNB」」を参考にしてください。
Pivot
Pivotを表示させるカスタムインジケータも、MQL5で入手できます。
パラメーターは、クラシック(Classic)で、前日値を反映したもの(1Day)の設定で使用します。
秘訣その3:ロンドン時間に注目する
いくら「ポンド/円」のボラティリティが高いといっても、日本時間の日中はロンドンをはじめとする欧州の通貨市場では取引もほとんどないため、取引量が大幅に減っています。特に、早朝時間はどのFX業者もスプレッドが開きすぎて、スキャルピングはまず無理といえます。
トレード時に相場が静かな場合は、ボラティリティが上がるのを待つのがベストです。
「ポンド/円」でスキャルピングする場合は、ロンドンの為替市場が開き始める日本時間の午後4時以降にしましょう。
この時間から日本時間深夜のロンドンフィキシングまでは、ロンドンとニューヨークの両方の為替市場が開いている時間で、1日の中で最も活発な動きを見せる時間帯です。
一般的には、午後4時以降は一方向に大きな動きを見せる傾向があるため、順張りのスキャルピングに適していると言われています。
この時間帯に取引を行なうことで、ポンド相場での最良の取引機会を得ることができそうです。
その意味では、「ポンド/円」を取引する際には我慢することが大切です。「ポンド/円」のトレードに最適な時間帯は、平日の仕事が終わった夕方からがおすすめです。
時間帯別のポンド/円の値動きの特徴
日本時間 | 時間帯の特色 | トレードのポイント |
---|---|---|
16時以降 | 東京市場からロンドン市場に移るタイミング | 東京市場の流れを引き継ぎ、ゆっくりと上昇(下降)する可能性が高い。 |
17時以降 | 欧州市場のトレーダーが本格的に参入してくるタイミング | 突然、大きな逆行(東京市場と逆方向)を見せる可能性がある。 |
21時以降 | ニューヨーク市場が始まるタイミング (ロンドン市場とニューヨーク市場が重なり、取引量が多くなる時間帯) |
17時以降に見せた流れから、さらに逆行したり、順行したり、ボラティリティが激しくなる。 |
秘訣その4:損切りを徹底する
「ポンド/円」のような値動きが激しい通貨でトレードすると、すぐに含み益や含み損が発生することになります。値動きが激しいということは、利益を出しやすい反面、損もしやすい通貨であるということです。
もし、含み損が発生してしまった場合には、一歩間違えると一気に拡大してしまう可能性があります。大きな損失を抱えないためにも、損切りは厳格に守りましょう。「ポンド/円」でナンピンは絶対にしてはいけません。
ポジション保有時間が短く、確実に利益確定しながら収益を確保していくスキャルピングは、初心者にとってもトレードしやすい手法です。
ポンド円スキャルピングを成功させる3つのコツ
成功のコツその1:レバレッジとスプレッドの有利なFX業者を選ぶ
「ポンド/円」スキャルピングのデメリットは、スプレッドの広さです。スキャルピングトレードでは、スプレッドは利益に直結します。
「ポンド/円」のようなクロス通貨は、2つの通貨ペアが組み合わさったものなので、どうしてもスプレッドが広く、取引にコストがかかってしまいます。そのため、エントリーしただけでスプレッド分のマイナスが気になってしまうことがあります。これが小さな利益を得るためのスキャルピングのネックです。
このことから、「ポンド/円」でスキャルピングする場合は、トレード前にスプレッド分も計算しておく必要があります。とはいえ、「ポンド/円」の相場は変動が激しいので、トレンドに追従していけば、スプレッド分はそこまで気にする必要はないのかなとも思います。
取引のコストを抑えるためには、狭いスプレッドを提供しているFX業者を選ぶことが大切です。1Pips狭い業者と取引することは、1回の取引で1Pipsの利益を出しているのと同じなのです。少しでも利益を増やしたいのであれば、スプレッドの狭い業者を利用するようにしましょう。
人気海外FX業者のTitan FX(タイタン FX)は、ボーナスキャンペーンを一切提供しないというスタンスですが、その代わりに狭いスプレッドを提供しています。主要取引通貨のスプレッドが、業界最狭で提示されることが多くあります。
Titan FXのスプレッド
口座の種類 | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|
平均スプレッド | 2.45 Pips | 1.45 Pips (手数料往復7ドル) |
高い頻度の取引を行なうスキャルピングでトレードする場合、Titan FXのような狭いスプレッドの業者は、少ない値動きでも利幅を狙いやすく、スプレッドの影響を最小限に抑えることができます。
成功のコツその2:無料デモ口座で、何度も練習しよう
スキャルピングは練習で上手になれます。1分足でも5分足でも、チャートの動きをじっとみていると、自分なりのエントリーポイントが見えてきます。「ポンド/円」はチャートの動きも早いため、チャンスを逃さないためには瞬発力も必要です。
デモ口座ではどれだけ無茶な取引をしてもOKですので、次の点を意識してチャレンジしてみましょう。
損切りの練習 | 逆方向に行ったら、心置きなく損切りする。 (デモですから、実際のお金は減ません。) |
---|---|
エントリーの練習 | チャンスがあれば遅れずにエントリーする。 (デモですから、失敗しても平気です。) |
Titan FXのデモ口座の詳しい開設方法は下記リンクを参照してください。
成功のコツその3:指標発表時はトレードしない
「ポンド/円」は高いボラティリティが魅力の通貨ペアですが、重要な経済指標の発表や主要な選挙など、特に激しい値動きが予想されるイベント前はポジションを保有しないことが重要です。
例えば、指標発表の結果が予想を裏切った場合、非常に激しい値動きとなり、予想以上の損失を被る可能性があります。
人気海外FX業者のXMTrading(エックス エム)は経済指標カレンダーを提供していますので、事前に把握しておきましょう。「本日」のマークをクリックすると、その日の指標が確認できます。
牛のマーク2つ以上は要注意です。フィルターが使えますので、「アメリカ」「イギリス」「日本」にチェックを入れると見やすくなって便利です。
(まとめ)ポンド円スキャルピングは初心者でもできる
ここまで、「ポンド/円」スキャルピングの魅力を解説してきました。
日柄によっては、ポンドも円もあまり動かなかったり、それぞれが逆方向に動いてしまって相殺されたり、「ここだ!」というチャンスがなかなか巡ってこないことも少なくありません。
そんなときは、同時に表示してあるチャートの「米ドル/円」や「ポンド/米ドル」でもスキャルピングしてみましょう。チャートになれると、同時に3つのスキャルピングができるようになれます。
クロス通貨のメリットを活かしたスキャルピングは、初心者の方にとって始めやすいトレード手法です。最初はデモトレードで、何度も練習して自信をつけていきましょう。