海外FXやFXplus (当社)のサービスに対し、お客さまからお問い合わせの多いご質問について、一般的な回答をまとめました。海外FXのご利用の際にご参考にしてください。
よくお寄せいただくご質問とその回答
海外FXに関するよくあるご質問(FAQ)
2023.10.20
海外FXで得た利益は、日本国内で確定申告を行い、所得税や住民税を納める必要があります。国内FXと海外FXでは、税金の計算方法や税率が異なるため、注意が必要です。海外FXの収入は、総合課税という方法で、他の収入と合算して税金が計算されます。
冒頭で触れたように、海外FXで得た利益にも国内の法律が適用されます。そして、国内で確定申告を行うので、海外向けに手続きを行う必要はありません。
しかし、国内FXで利益を得た場合とは、税金の計算方法や税率が違うため注意しましょう。
では、海外FXで得た利益に適用される確定申告の制度を、以下に分かりやすく紹介します。
海外FXで利益を得た場合は、所得税と住民税の課税対象になります。確定申告では、他の収入源も含めて全ての所得の内訳が記載されている申告書類を提出し、申告した金額に沿って納税を行います。
住民税は、所得税の納税後に税金が計算され、納税に関する通知書が自宅へ届きます。
海外FXで得た利益は、雑所得として区分され、総合課税と呼ばれる方式で課税されます。これは、給与所得や不動産所得等、他の所得と合算した後に税金を計算するのが大きな特徴です。
例えば、給与所得が500万円のサラリーマンが、海外FXで100万円の利益を得た場合は、次のような計算になります。
【例】
給与所得とは、給与の額面額から給与所得控除の金額を差し引いたものです。
海外FXも国内の所得税率に沿うため、事前に確認しておくことが大切です。
以下に総合課税に適用される所得税率を紹介します。
課税される所得 (合算後の総所得) |
所得税率 | 所得控除 (課税される所得から差し引く) |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円を超える | 45% | 479万6,000円 |
出典:国税庁ホームページ
上記の所得税率を基に最終的な所得税を計算し、確定申告書類に収入と支出、控除額と共に所得税を記載します。所得が増える程税率も上がるのが、総合課税の特徴です。
国内FXとの大きな違いは、総合課税と税率の2点です。
国内FXで得た利益は申告分離課税に区分されるため、FXの利益のみで税金を計算します。税率は20.315%(所得税+住民税)の固定税率です。
総合課税と申告分離課税を比較すると、他の所得とFXの利益を合算した総所得が少ない場合は、総合課税の方が税負担は少なくなります。しかし、総合課税で20%以上に該当する所得の場合は、所得税に加えて別途住民税10%がかかるため、国内FXの20.315%の税率の方が税率は低くなります。
海外を拠点とする業者の場合、確定申告をしなくても分からないのではないかと考える方もいますが、FXで得た利益は、きちんと確定申告をすることが必要です。後で発覚した場合は、追徴課税を課される可能性もあります。
確定申告に必要な1年の利益の記録は、海外業者のほとんどが採用しているMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)上で簡単に出力できますが、給与所得の源泉徴収票、社会保険料の控除証明書等、他の書類の準備も必要です。2月中旬から3月中旬の確定申告時期に送れずに申告できるよう、準備を整えておきましょう。
参照の多いご質問 (FAQ)
海外FX業者と日本国内のFX業者を比較した場合、それぞれにメリット・デメリットがあります。例えば、海外FX業者の場合、日本国内のFX業者より高いレバレッジ(100~1,000倍)を提供していたり、ゼロカットと呼ばれる、追い証を請求しないルールが提供されていたりすることです。反面、海外FX業者を利用した場合の利益は、総合課税となり、日本国内のFX業者のような税制上のメリットは適用されません。
お申込頂いたFXブローカーにもよりますが、 必要証明書類を送付後、土日、祝祭日の場合を除いて即日~2日で口座開設が完了いたします。
口座開設は満18歳以上の方であれば、どなたでもお申し込みが可能です。
はい、海外にお住いの方もご利用になれます。
口座を開設するFXブローカーにもよりますが、ほとんどの場合、「身分証明書」と「現住所証明書」の合計2点が必要になります。
当社で口座のお申込みを行ったお客様は、口座開設後も当社サポートデスクのサポートをご利用頂くことができます。
多くの場合、日本語のサポートデスクがございますので、日本国内のFX業者と遜色ないサポートを受ける事が出来ます。
日本で知名度の無いFX業者であっても、海外では非常に信頼度が高い業者が多く存在します。しかし、中には営業状態や運営方法に疑問がある業者もありますので、正しい情報をもとに、安心して利用できる海外FX業者を選定することが重要です。
ゼロカットとは、相場の急変などで口座残高以上の損失が発生した場合に、損失額をブローカーが負担する制度です。国内FXの場合、口座残高以上の損失が発生すると、追証として損失額を支払う必要があるため、ゼロカットは海外FXのメリットの一つです。
海外FXで得た利益は、日本国内で確定申告を行い、所得税や住民税を納める必要があります。国内FXと海外FXでは、税金の計算方法や税率が異なるため、注意が必要です。海外FXの収入は、総合課税という方法で、他の収入と合算して税金が計算されます。
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