FXGT(エフエックスジーティー)は2019年12月からサービスを開始した新興海外FXブローカーです。
新興ブローカーであるがゆえに、これまでの常識にとらわれないサービスを次々とリリースさせています。
中でも、FXGTを特徴づけているのが「通貨ペアと仮想通貨(暗号資産)を融合させたハイブリッド取引所」としての役割です。
法定通貨で仮想通貨の購入を可能とする両替機能を新たに実装させるなど、今までにはなかったサービスを導入し続けています。
目覚ましい発展を遂げるFXGTに、忌憚ない質問をぶつけてみました。
他社の追随を許さないFXGTのサービス
(左)COO Panikos Georgiou
(右)CMO Constantinos Pavlides
FXGTではサービス内容のアップデートを頻繁に行っています。そこで、FXGTのサービス内容について以下のような疑問点をぶつけてみました。
- 入出金の仕様が他社と異なるのはなぜ?
- FX専用口座を新規追加したのはなぜ?
- 為替取引のアップデートは?
- 取引手数料の値下げの予定は?
FX専用口座を新規追加したのはなぜ?
FXGTでは、どのような理由から「FX専用口座」を新設したのでしょうか。
FXGTは2021年6月28日に行われたアップデートで、口座タイプは1種類から5種類へと増設し、2021年10月4日にはさらに「FX専用口座」を新設しました。
FXGTがどのような意図で「FX専用口座」を新設したのか気になるところです。
FX専用口座を新規追加したのはなぜ?
FXGTは、ハイブリッドモデルを強く支持しています。
当社は金融業界で法定通貨と暗号通貨の両方の入出金を取り扱い、仮想通貨、FX、貴金属、エネルギー、インデックス、シンセティックを含む幅広い商品を取引することの出来るモデルを立ち上げた最初のブローカーです。
仮想通貨デリバティブ取引を提供する本家の仮想通貨取引所と、為替やCFDを提供するFXブローカーのコンセプトを融合させ、両者の長所を同時に提供することを実現しました。
しかし私たちは、すべてのトレーダーにとって頼りになるブローカーであることを目標としています。私たちの使命はさまざまなトレーダーの好みに応じて、出来る限り多くの要求を満たすことです。
多くのトレーダーは、セント、ミニ、スタンダード、ECN口座で提供されているダイナミックレバレッジの使用を好む一方で、一部のトレーダーからは証拠金残高に基づいて最大レバレッジが変動するエクイティレバレッジの提供を望む声がありました。
そうした意見を取り入れて作られたのが、エクイティレバレッジを採用したFX専用口座です。
FX専用口座の取引ペアの多くは証拠金残高に基づいて変化しますが、一部の取引ペアはお客様の証拠金残高に関係なく同じままであることに注意してください。
FX専用口座のエクイティレバレッジは以下のようになります。
- FXメジャー、FXマイナー、FXエキゾチックのレバレッジは最小100倍~最大1,000倍までです。
- 貴金属のレバレッジは最小100倍~最大500倍までです。
- エネルギーとインデックスについては、レバレッジはお客様の証拠金に関係なく常に100倍です。
- 株式については、お客様の証拠金に関係なく常に最大50倍のレバレッジです。
FXGTの口座タイプは5種類で、それぞれの口座タイプで取引できる銘柄は以下の通りです。
取引口座の種類 | セント | ミニ | スタンダード |
最大レバレッジ | 1,000倍 | ||
取扱い通貨ペア | 為替取引 |
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取引口座の種類 | FX専用 | ECN |
最大レバレッジ | 1,000倍 | |
取扱い通貨ペア |
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セント | |
最大 レバレッジ |
1,000倍 |
取扱い 通貨ペア |
為替取引 |
ミニ | |
最大 レバレッジ |
1,000倍 |
取扱い 通貨ペア |
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スタンダード | |
最大 レバレッジ |
1,000倍 |
取扱い 通貨ペア |
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FX専用 | |
最大 レバレッジ |
1,000倍 |
取扱い 通貨ペア |
|
ECN | |
最大 レバレッジ |
1,000倍 |
取扱い 通貨ペア |
|
また、FXGTのレバレッジ制限は2種類の方法で行われます。
- ダイナミックレバレッジ
「保有ポジション量」に応じて最大レバレッジが制限される - エクイティレバレッジ
「口座残高」に応じて最大レバレッジが制限される
エクイティレバレッジは「FX専用口座」のみに適用されるレバレッジ制限です。
入出金の仕様が他社と異なるのはなぜ?
FXGTの入出金時の仕様が他社と異なるのは、なぜなのでしょうか。FXGTの入出金の仕様は以下通りです。
- 入金時はアカウントのウォレットへ入金してから、各取引口座へ入金
- 出金時はアカウントのウォレットへ出金してから、各決済手段にて出金
このように、入出金時の仕様を他社とは異なるものにしたのは、どのような理由からなのでしょうか。
入出金の仕様が他社と異なるのはなぜ?
FXGTでは、お客様の資金を最重要視しています。当社のウォレットでは、様々な法定通貨または暗号通貨の資金を保有できるウォレットを複数開設することができます。
取引を行うためには、お客様は選択した法定通貨または暗号通貨でeWalletに入金を行い、eWalletからMetaTrader5(MT5)のライブ取引口座に送金します。
これは、口座に直接入金される他社のシステムと比較するとひと手間かかるシステムですが、お客様は自分の資金をより柔軟に管理することが出来るため、このシステムには好評をいただいています。
例えば、お客様が市場を監視して取引の機会を伺っていたとします。そして突然の取引機会に遭遇したとしても、お客様はeWalletから取引口座に即座に振り込むことができますので、取引機会を逃すことはありません。
また、お客様がマージンコールを受けているような場合にも同様に、eWalletからお客様の取引口座に即座に資金を投入し強制ロスカットを回避することができます。
多くのブローカーではお客様の取引口座に全ての資金が直接入金されます。すると、お客様のポジションが市場のトレンドに反した場合、一度にすべての資金を失ってしまう可能性があります。
一方FXGTでは、例えばeWalletに50,000円を送金し、10,000円だけをMT5の取引口座に入金するといったように、取引口座へ分割して入金することができます。
こうすることによって、もしポジションが市場の動きに反した場合でも、お客様は最大1万円までの損失にとどまり4万円はeWalletに残っている事になります。
FXGTのウォレットシステムでは、このように資金の損失リスクをより柔軟にコントロールすることが出来ます。
さらに、eWalletと取引口座を分けていることによって、当社のクライアントポータルに追加された新機能、両替オプションのようなウォレットに関するさまざまなツールを簡単に利用することもできます。
他社とは異なる仕様を導入した背景にも、やはり「トレーダーの要求を満たす」というFXGTの使命が見えてくるのではないでしょうか。
というのも、入出金の仕様にひと手間加えるという発想は、トレーダー目線で考えなければなかなか気づかないポイントだからです。
- トレードタイミングが訪れた際の、迅速な資金移動
- 資金を分割することで、損失リスクを軽減
いずれも実際にトレードをしている人が感じる、「ちょっとした不満」を解消するような仕様になっています。
こういったトレーダーに寄り添う姿勢こそが、FXGTの急速な発展を支えてきた主な要因と言えるでしょう。
FXGTの入出金は、非常に豊富な決済手段に対応しています。大きく分けて、以下4つの方法で取引口座への入出金が可能です。
- クレジットカード決済
- 仮想通貨(暗号資産)による送金
- オンラインウォレット決済
- 銀行送金
特に仮想通貨に力を入れていることもあって、海外FX業者としては珍しく、入出金時に5種類の仮想通貨に対応しています。
bitwalletやSTICPAYといったメジャーなオンラインウォレット決済も対応しており、入出金手段に関して不自由を感じることはないでしょう。
為替取引のアップデートは?
「FX専用口座」のリリースに伴い、為替取引システムなどのアップデートはあるのでしょうか。
FXGTでは、「為替取引と仮想通貨を融合させたハイブリッド取引所」という看板を掲げ、サービス内容を拡充させてきました。
しかし、サービス内容の充実度を見ると、仮想通貨取引の方に力が入っているという印象を受けます。
FX専用口座のリリースを機に、為替取引システムなどのさらなるアップデートが期待されます。
為替取引のアップデートは?
FXGTでは、お客様の資金を最重要視しています。当社のウォレットでは、様々な法定通貨または暗号通貨の資金を保有できるウォレットを複数開設することができます。
取引を行うためには、お客様は選択した法定通貨または暗号通貨でeWalletに入金を行い、eWalletからMetaTrader5(MT5)のライブ取引口座に送金します。
私たちは、商品の種類や取引条件に関して、お客様の資金の安全性を損なうことなく取引環境を充実させるため、常に最高のものを提供するよう努力しています。
- 貴金属の最大レバレッジを1,000倍まで引き上げました。
- 新しいエキゾチックペア(AUDSGD、CHFDKK、CHFSGD、DKKNOK、DKKSEK、DKKZAR)を導入しました。
- エクイティレバレッジを採用したFX専用口座をリリースしました。
- 一部のFXメジャー、FXマイナー、金、エネルギー、株価指数のスプレッドを縮小しました。
- また、取引を円滑にするために新しい決済方法を導入しました。
- お客様に満足のいく取引をしていただくために、いくつかの魅力的なボーナスプロモーションを開始しました。
サービス内容を充実させることで、トレーダーへのリスクが高まる場合もあるため、安全性とのバランスがとても重要です。
サービスを制限することは「トレーダーの欲求をすべて満たす」というFXGTの使命と相反するものであるかのようにも取れますが、長期的にはトレーダー保護につながる場合もあります。
このような絶妙なバランスを保ちながらサービスを拡充させることは難しく、FXGTの運営手腕の見せ所と言えるでしょう。
取引手数料の値下げの予定は?
今後、取引手数料の値下げがあることを期待してもよいのでしょうか?
FXGTのECN口座の取引手数料は片道5ドル相当(1ロットあたりの手数料)と少し高い印象を受けます。
取引手数料は、取引するたびにかかるコストであるため、安いに越したことはありません。
皆さんも気になっているであろう取引手数料の値下げ予定の有無について聞いてみました。
取引手数料の値下げの予定は?
FXGTのECN口座は、最低入金額がわずか250USDであるため、ほぼすべてのトレーダーがアクセス可能です。
FXGTのECN口座は初心者のトレーダーも上級者のトレーダーも、たった250USDの入金で最上級の取引環境を利用することが可能なため、業界の同業他社よりもはるかに魅力的なものです。
一部の商品では、1回の取引につき片道5ドルの取引手数料がかかるものもありますが、ECN口座の非常に狭いスプレッドは、市場で最も競争力のあるパッケージの一つとなっています。
もちろん、当社は常に取引条件の改善に努めているため、将来的にこの条件が見直される可能性も考えられます。
FXGTでは、すべての口座でNDD方式を採用しているため、透明性の高い環境下での取引が可能です。
NDD方式にはSTP方式とECN方式があり、ECN方式では手数料を上乗せしない生のスプレッドで取引が行えます。
したがって、より狭いスプレッドで取引ができる上に、透明性はさらに高くなります。
高い透明性があれば、不正の温床となるようなブローカー側の操作を排除することもできるでしょう。
一方で、ECN方式の大きなデメリットとなるのが取引手数料です。しかし、取引手数料は、FXブローカーが運営を継続していくための欠かすことのできない収入源になります。
このように考えた場合、取引手数料の減額と高いサービス品質はトレードオフの関係になってしまう可能性が高いという事実も見逃せない点です。
ECN方式とは、「Electronic Communications Network」の頭文字をとって名付けられた名称です。直訳では「電子通信ネットワーク」となりますが、アメリカには金融商品を電子商取引できる私設取引システムがあり、その取引所のことを「ECN」と呼んでいます。
いわば、「ECNという私設取引所に直結して為替を取引する発注方法のこと」をECN方式と呼んでいるわけです。
ECN方式の特徴は主に以下のことがあげられます。
- 個人トレーダーだけでなく、ファンドやFXブローカー、証券会社、銀行などの売買注文が絶えずマッチングされ、売買が成立する
- 参加者の注文はそれぞれ板情報として追加され、その板情報を参照できる
- 売買の注文が合致すれば、即座にコンピューターによってマッチングされ約定される
- 膨大となる売買注文の中からカバー先を自動でつけているために約定力は非常に高い
- リクオートが発生しないため安定して取引することができる
ECN方式では、一定以上の流動性(取引量)を確保するため、最低入金額が高く設定されていることが多いのですが、FXGTではわずか250USDとかなり安く抑えられています。
取引が薄い相場・通貨ペアの場合は約定されない可能性もありますが、FXGTはメジャー通貨をより良い環境で取引するのに適した条件が整っていると言えるでしょう。