2009年12月に設立されたTraders Trust(トレーダーズ トラスト / TTCM)は、老舗の海外FX業者として世界的な知名度を誇っています。
TTCMは、最大3,000倍のレバレッジやハイスペック口座など優れた取引環境を揃えており、主に中上級者トレーダーから高い評判を得ています。一方ボーナスも比較的豪華なので、初心者トレーダーにもおすすめです。
当サイト(FXplus)では、トレーダーが気になるTTCMについての疑問点を、同社のCOO(最高執行責任者)であるTodor Goergiev氏に直接インタビューを実施しました。創設の経緯から金融ライセンス、オフィスやメンバー、そして今後の展望などについてCOOご自身の言葉で語っていただきましたので、ぜひ最後までお目通しください。
Traders Trustの創設経緯や運営状況について
まずは、Traders Trust(トレーダーズ トラスト / TTCM)の創設経緯やどのように運営されているかについて質問していきます。
TTCMの創設経緯は?
Traders Trust(トレーダーズ トラスト)は、2009年に創設され、2018年から日本市場に参入しました。海外FX業者の中でも比較的運営歴の長い老舗の1社と言えます。まずは同社の創設経緯について伺ってみました。
Traders Trustの創設経緯は?
まずは御社の設立経緯を教えてください。TTCMは誰がどのようにして立ち上げたのでしょうか?
TTCMグループは2009年にスイス人の「ニコラ・ベラルディ」によって設立されました。ベラルディはCredit Suisse、UBS(旧Swiss Bank Corp)などスイス大手銀行、Saxo Bank Switzerlandの最高財務責任者(CFO)も勤める経歴の持ち主です。
TTCMグループは現在、CFD取引において最も専門性が高く信頼できるブランドの一であり、取引環境と信頼性を提供する中規模なブローカーとして評価されています。
日本市場へのサービス提供を担う「Traders Trust Ltd」は、ライセンスの問題をクリアするためにバミューダ法人の監督下で立ち上げられましたが、2023年にはセーシェル金融サービス庁からFSAライセンスを新たに取得しています。
FSAライセンスを発行するセーシェル金融サービス庁は、厳格な基準と幅広い金融サービスプロバイダーの包括的な監督で知られる規制機関です。新規取得したこのライセンスにより、Traders TrustとTTCMは厳格な業界基準を遵守し、最高水準の財務安定性を提供することが可能となりました。
TTCMは金融業界に豊富な経験を持つニコラ・ベラルディ氏によって設立されました。二コラ・ベラルディ氏はクレディスイス、UBSと大手銀行を経て、世界的な大手金融機関「サクソバンク」スイス支社のCFOを経験しています。
TTCMはCySEC(キプロス証券取引委員会)のライセンスを保持していますが、CySECの規制厳格化を受けて日本人は「バミューダ法人」の監督下でサービスを受けていました。
しかし、企業文化の発展と顧客満足度のさらなる向上を目指し、TTCMは新たにセーシェル金融サービス局(FSA)からライセンスを取得しています。FSAの規制下に置かれることにより、TTCMの経営の健全性や顧客資金の安全性がより高い水準で確保されるようになりました。
TTCMのオフィスはどこにありますか?
Traders Trust(トレーダーズ トラスト)のヘッドオフィスはキプロスにあります。
しかし、海外FX業者の中にはバーチャルオフィスを構えている会社も少なくないため、日本人トレーダーの中にはTTCMもそのうちの1社ではないかと考えている方もいるようです。
そこで、TTCMにオフィスの所在について質問してみました。
TTCMのオフィスはどこにありますか?
海外FX利用者の中には、残念なことにバーチャルオフィスで実態がないと考えている方もいます。TTCMオフィスの所在地や環境について教えてください。
Traders Trustの本社(通称:トレーダーズ・トラストビル)は、シニアマネジメントが配置されているキプロスのリマソールに位置しています。本社では高度な資格を持つ40名以上の従業員が働いています。
TTCMは「3 Thalias Str., 3rd Floor, Offices 310-318, 3011 Limassol, Cyprus」の住所にて運営されています。Googleマップ等でも所在を確認でき、バーチャルオフィスではないことが分かります。以下はビルの外観写真です。
また、TTCMは働きがいのある企業を認定する「Great Place to Work 2023」で、キプロスの中小企業の中で3位に選ばれています。この認定は、TTCMが従業員とマネジメントの間に「信頼」の関係があり、一人一人の能力が大きく生かされている会社であることを示しています。
以下の写真は、TTCM本社で「Great Place to Work 2023」に選ばれたお祝いをしている従業員たちです。
Great Place to Workは、従業員に対する意識調査を行い、その結果に基づいて「働きがいのある会社」を認定する国際的な機関です。調査の範囲は世界約150カ国にわたっています。
TTCMはどのようなメンバーで構成されていますか?
海外FX業者の社内情報は明らかにされることは少なく、Traders Trust(トレーダーズ トラスト)がどのようなメンバーによって運営されているかをユーザーが知る機会はほとんどありません。TTCMに従業員数および、どのような方が所属しているのか質問してみました。
TTCMはどのようなメンバーで構成されていますか?
日本のユーザーは海外FX業者の規模感がつかめず不安になることもあります。TTCMはどれくらいの規模の会社なのか教えてください。
また、金融業界に従事されている方は様々な経歴をお持ちの方も多いと思います。過去にどのような経歴のある方が在籍しているかも教えてください。
Traders Trust本社では、常に40名以上の専門家チームが活動しています。
最高運営責任者(COO)のトドール・ゲオルギエフ氏は、Exness、Tixee、FxGlobeなどで勤務経験があります。これまでのキャリアでゲオルギエフ氏は、多くの中規模および大手ブローカーでエグゼクティブやオペレーションの重要な役割を果たしてきました。
法務のバックグラウンドを持つ彼は、ビジネス管理に注力しながら、規制遵守とプロジェクト管理を融合し、所属してきた様々な部門をプロフェッショナルチームへと成長させています。
ゲオルギエフ氏は、取引条件、サービスの可用性、顧客体験、部門の効率性を含む会社のすべての日常運営を監視します。さらに、彼のCOOとしての役割は、マネージャーだけでなく部門間の架け橋としても機能しています。従業員が適切な意思決定を行い、プロセスを改善し、主要な関係者間で知識を共有するための指導も行っています。
TTCMでは、本社だけでも40名以上の高度な資格を持つプロフェッショナルが勤務しているようです。LinkedInによると、TTCMの従業員として60名以上が登録されています。このほか、LinkedInに未登録のリモートスタッフも考慮すると、少なくとも80人~90人以上はTTCMのメンバーとして従事しているのではないでしょうか。
また、最高運営責任者(COO)のトドール・ゲオルギエフ氏は、Exnessをはじめとした複数のブローカーでの豊富な経験を持ちます。さらにゲオルギエフ氏は、部門間の橋渡し役も務め、従業員を適切に指導しながらプロセス改善を行っているとのことです。