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加速を続ける円安進行に警戒

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UPDATE2024.02.23
加速を続ける円安進行に警戒
プレスリリース

2023年10月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティにみる市場動向

当社(FXplus)は、2023年10月1日〜2023年10月31日の期間を対象とした、「重要イベント」と「主要銘柄のボラティリティ」にみる市場動向をまとめたデータを公開しました。

2023年10月は、日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めた一方で、米連邦準備理事会(FRB)では利上げを決め、更に追加利上げの可能性も考えられるとの発言もあり今後の動向に注目が高まっています。

人気通貨ペアのボラティリティ動向と取引量

人気通貨ペアであるドル円(USD / JPY)、ユーロドル(EUR / USD)、ユーロ円(EUR / JPY)、ポンド円(GBP / JPY)を対象にした今回の調査結果では、ボラティリティの拡大はテクニカル要因となる場面が多かった印象を受けました。ドル円に関しては、150円や151円といった節目が意識されており、為替介入を警戒するテクニカル面での動きがボラティリティ増加につながったと考えられます。取引量に関しては、主要ファンダメンタルズ要因に基づいて増加する傾向にありましたが、ボラティリティはそれほど拡大していないという状況から、トレンド方向とは逆の押し目で受け止められていたと解釈できます。

円安進行で取引量が大きく増加したドル円

ドル円(USD / JPY)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2023年9月・10月)

ドル円(USD / JPY)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2023年9月・10月)

9月・10月のドル円(USD / JPY)のボラティリティと取引量の推移を示す上記グラフから、ドル円はボラティリティが取引量を大きく上回っていたことが確認できます。市場全体を通して強い米ドルと相対的に弱い日本円という関係から、10月のドル円は取引量を伴って円安が進行しました。ドル円が1日当たりの最大ボラティリティを記録した10月3日は、ドル円が150円に到達する目前で推移していたタイミングです。この時に投機的なショートや利益確定の買いによって、ボラティリティが増加したと考えられます。ドル円の値動きを主導したのは、FRB(米連邦準備理事会)の金融引き締め加速への期待です。FRBは10月2日のFOMC(米連邦準備理事会連邦公開市場委員会)で0.75%の利上げを行い、さらに10月26日のFOMC議事要旨では、インフレ抑制のために必要に応じてより積極的な利上げを行う用意があると発言しました。これを受けてドル買いが進み、ドル円は上昇しました。

ポンド円は方向感に欠ける動きでボラティリティが拡大

ポンド円(GBP / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2023年9月・10月)

ポンド円(GBP / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2023年9月・10月)

上記グラフは、ポンド円(GBP / JPY)の9月と10月のボラティリティ推移の比較です。ポンド円は、調査対象となった10月通貨ペアの中で、特にボラティリティの増加幅が大きかった通貨ペアとなりました。1日当たりの平均ボラティリティでは、9月の117.4pipsに対して10月は155.3pipsとなり、37.9pipsの増加が見られました。最大ボラティリティに関しても、9月の232.8pipsに対して10月の最大は328.8pipsとなり、96pipsの増加となっています。10月のポンド円は、月初に大きく下落するも月末には急上昇しており、方向感に欠ける動きを見せました。インフレやFRBによる金融引き締め加速への警戒、中東の紛争が激化したことによるリスクオフの動きなどさまざまな要因が混在したことによる値動きだったと考えられます。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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