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BigBoss(ビッグボス)は2022年9月1日、これまでβ版を公開していた仮想通貨取引所「CRYPTOS(クリプトス)」を本格リリースしました。
CRYPTOSでは、24時間365日仮想通貨の現物を売買できます。CRYPTOSは、これまで提供していた仮想通貨取引所「FOCREX(フォークレックス)」の後継版で、リニューアルの際に手数料などが改善されています。
なお、既にBigBossの口座をお持ちの方は、CRYPTOS口座が自動作成されていますので、ログインして利用可能です。
当記事では、CRYPTOSの特徴から取引条件、現在の課題、今後の展開予定まで広く解説しています。
FOCREX口座は新規口座開設および入金停止
CRYPTOSの前身であるFOCREX口座は、2022年9月1日より新規口座開設および入金が停止されました。FOCREX口座は段階的に終了することが予定されているため、残高がある方はお早めにCRYPTOS口座への資金移動を行いましょう。
この記事の目次
BigBoss(ビッグボス)のCRYPTOS取引所とは?
CRYPTOS(クリプトス)とは、BigBoss(ビッグボス)が独自に運営する仮想通貨取引所です。CRYPTOSでは、仮想通貨の現物のみ取り扱っています。
BigBossでは以前「FOCREX」という仮想通貨取引所を提供しており、CRYPTOSはその後継のサービスです。基本的な取引システムなどは同じですが、リニューアルにあたって以下の変更が加えられています。
FOCREX口座からの変更点
- 手数料が安くなった
- 成り行き注文が可能に
- USDT建て、JPY建ての追加ペアが利用可能に
CRYPTOSでは手数料が見直され、FOCREXより安く取引できるようになりました。
また、これまで指値注文のみでしたが、成行注文が可能になりました。
その他、米ドル(USD)建てが廃止され、USDT(テザー)建て、日本円(JPY)建てが利用可能になっています。
USDT(テザー)は、法定通貨である米ドルと連動(ペグ)している仮想通貨です。価格が安定しているため、ステーブルコインと呼ばれます。価格の変動が激しくないことから多くの仮想通貨取引所で基軸通貨として使われています。
BigBoss(ビッグボス)CRYPTOSの特徴
BigBoss(ビッグボス)のCRYPTOSの特徴は以下の通りです。
CRYPTOSの特徴
- 視認性の高い独自取引ツール
- メジャー通貨と独占通貨が取引可能
- トレーダー同士で実際に売買する
視認性の高い独自取引ツール
CRYPTOSの取引ツールは、視認性が高く操作がシンプルな、BigBoss(ビッグボス)が開発した独自ツールです。
チャートはカスタマイズ性の高さに定評がある「Trading View」社のものを採用しており、ブラウザ上からでもしっかりとしたテクニカル分析が可能です。
CRYPTOSの実際の取引画面は以下の通りです。
レイアウトは、
- 中央にTradingViewチャート
- 左側に歩み値
- 右側に取引板、銘柄
とシンプルに分かれています。TradingViewチャートのすぐ下に注文スペースが設けられているため、チャートや取引板を確認しながらすぐに注文を入れることが可能です。
また、ツール言語は日本語に対応しているため、英語が苦手な方でもご利用いただけます。
ただし、2022年9月現在操作のマニュアルが用意されていません。手を動かしながら理解する必要があるため、仮想通貨取引所を一度も使ったことが無ければ戸惑う可能性があるでしょう。
逆指値注文ができない
CRYPTOSの注文方法は、指値注文と成行注文に限定されています。指定した価格以上になったら注文を行う逆指値を利用することができない点に不便さを感じる方が多いかもしれません。
6銘柄9種類通貨ペアのを取引可能
CRYPTOSでは2022年9月のリリース時点で、6銘柄9通貨ペアを取引できます。
CRYPTOSの取り扱い銘柄
取扱い通貨ペア | 詳細 |
ビットコイン(BTC) | ビットコイン(BTC)は、世界で初めての仮想通貨として2009年にリリースされました。国家などの裏付けがないため、需給により価格が形成され、価格変動が大きいことが特徴です。 |
イーサリアム(ETH) | イーサリアム(ETH)は、スマートコントラクト機能を備えた分散型アプリケーションプラットフォームです。 |
EXコイン(EXC) | EXコイン(EXC)はGVE社が開発したコインです。高いセキュリティーを備えている上、ピーク時の価格から50%以下に下落しない仕組みが採用されています。 |
RSVトークン(RSVC) | RSVトークン(RSVC)は、不動産を担保にした仮想通貨です。不動産の保有権利をトークン化することにより、小口投資を可能としています。 |
BXONEトークン(BXC) | BXONEトークン(BXC)は、オンラインウォレットや決済サービスの提供を行っている企業「BXONE」のオリジナルトークンです。 |
リップル(XRP) | リップル(XRP)は、既存通貨同士の仲介を理念として開発されている仮想通貨です。 |
ビットコイン(BTC) |
ビットコイン(BTC)は、世界で初めての仮想通貨として2009年にリリースされました。国家などの裏付けがないため、需給により価格が形成され、価格変動が大きいことが特徴です。 |
イーサリアム(ETH) |
イーサリアム(ETH)は、スマートコントラクト機能を備えた分散型アプリケーションプラットフォームです。 |
EXコイン(EXC) |
EXコイン(EXC)はGVE社が開発したコインです。高いセキュリティーを備えている上、ピーク時の価格から50%以下に下落しない仕組みが採用されています。 |
RSVトークン(RSVC) |
RSVトークン(RSVC)は、不動産を担保にした仮想通貨です。不動産の保有権利をトークン化することにより、小口投資を可能としています。 |
BXONEトークン(BXC) |
BXONEトークン(BXC)は、オンラインウォレットや決済サービスの提供を行っている企業「BXONE」のオリジナルトークンです。 |
リップル(XRP) |
リップル(XRP)は、既存通貨同士の仲介を理念として開発されている仮想通貨です。 |
ビットコインやイーサリアムをはじめとする特にメジャーな仮想通貨に加えて、RSVCやBXC、EXUといった他ではあまり取り扱っていない通貨を取引できます。
また、通貨ペアは以下の通りです。
CRYPTOSの通貨ペア
- BTCUSDT
- ETHUSDT
- EXCUSDT
- RSVCUSDT
- BXCUSDT
- BTCJPY
- ETHBTC
- XRPJPY
- ETHJPY
板取引によって売買する
CRYPTOS取引所では、売り方・買い方が希望する値段によって注文をマッチングさせる「板取引」によって、トレーダー同士が実際に仮想通貨の売買を行います。
そのため、反対に売買するトレーダーがいないと約定しません。掲示された価格レートで基本的にはいつでも売買できるFX通貨ペアやCFD銘柄の取引とは異なる点には注意しましょう。
以下はCRYPTOSの板取引画面です。
CRYPTOSを利用するトレーダーが提示した「買いたい」価格(下)「売りたい」価格(上)と数量が、板情報として掲載されています。
指値での新規注文時は、発注されていた価格と売り板が一致すれば約定されます。成行注文時は、発注時点で最も有利な価格で約定します。
CRYPTOSの取引条件
CRYPTOSの取引条件は以下の通りです。
CRYPTOSの取引条件
取引タイプ | 現物取引 |
---|---|
レバレッジ | なし |
最低入金額 | なし |
通貨ペアと 最小取引単位 |
|
CRYPTOSは現物取引のため、レバレッジをかけることはできません。レバレッジを利用したい場合、FX口座で仮想通貨CFDを取引しましょう。
最小取引単位は各通貨によって異なります。なお、どの通貨ペアも最小取引単位が非常に小さいため、少額資金からでも取引可能です。
例えば、BTCJPYなら、1BTCが約2,800,000円(2022年9月現在)なので、最小取引単位の0.0001BTCでは、280円から購入できます。
CRYPTOSの取引手数料の仕組み
CRYPTOSでは、取引板に流動性を作るか、取るかの違いによって異なる、「テイカー手数料」と「メイカー手数料」の2種類の取引手数料があります。
メイカー手数料とテイカー手数料
種類 | 詳細 |
メイカー手数料 |
|
テイカー手数料 |
|
メイカー手数料 |
|
テイカー手数料 |
|
具体的には、指値注文の売買が成立した際、指値注文を出していた(取引板に並べた)側に「メイカー手数料」、相手方となる注文を発注した側に「テイカー手数料」が発生します。
なお、通常は流動性を作る「メイカー手数料」が安く設定されます。
CRYPTOSの具体的な取引手数料
CRYPTOSの取引手数料は、通貨ペアによって異なります。具体的には以下の通りです。
CRYPTOSの取引手数料
通貨ペア | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
BTCUSDT | 0.09% | 0.1% |
BTCJPY | 0.09% | 0.1% |
ETHUSDT | 0.09% | 0.1% |
ETHJPY | 0.09% | 0.1% |
ETHBTC | 0.09% | 0.1% |
XRPJPY | 0.14% | 0.15% |
EXCUSDT | 0.18% | 0.2% |
RSVCUSDT | 0.18% | 0.2% |
BXCUSDT | 0.18% | 0.2% |
全銘柄で0.01%テイカー手数料がメイカー手数料より高く設定されています。なお、FOCREX口座では、全銘柄でメイカー手数料、テイカー手数料共に0.2%が設定されていたため、CRYPTOSに変わってから多くの銘柄の手数料が半分程度になりました。
ただし、CRYPTOSの手数料を大手仮想通貨取引所と比較すると、少々割高の設定であることが分かります。
大手仮想通貨取引所との取引手数料比較
通貨ペア | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
取引所 | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
CRYPTOS | 0.09%~0.18% | 0.1%~0.2% |
Binance | 0.015%~0.1% | 0.03%~0.1% |
Bybit | 0%~0.1% | 0.02%~0.1% |
CRYPTOSの課題と今後の展開予定
CRYPTOSは始まったばかりのサービスであり、まだまだユーザーが少ないため、「流動性の低さ」や「取り扱い銘柄数の少なさ」といった課題があります。
ここからは、CRYPTOSの課題、BigBoss(ビッグボス)が発表している今後の展開予定を解説していきます。
流動性の低さが課題
CRYPTOSの現在の課題として、流動性が低いことが挙げられます。流動性の低さによって、不利な価格でしか約定できなかったり、取引が成立しないといったことが起こりやすくなります。
実際にCRYPTOSでBTCUSDTの板情報を見ると、買いも売りも発注数量は0.01ばかりで、かなり小口です。
また、約定の履歴(歩み値)を見てみると、その多くが0.01ほどと低水準で、CRYPTOS自体の取引量がかなり少ないことがわかります。
通貨ペアが少ないものの今後拡大予定
CRYPTOSは、数百種類以上の銘柄を取り扱うことの多い他の仮想通貨取引所と比較すると、銘柄数がかなり少ないです。
ただし、CRYPTOSの公式ページでは「3年で1,000通貨ペアを予定」と記載されており、今後の取り扱い通貨ペアの拡大に期待できます。実現すれば、仮想通貨取引所の中でも上位の銘柄数になります。
また、BigBossが独自に発行している「BigBossコイン(BBC)」を、2022年内にCRYPTOS対応させることを予定しています。
仮想通貨取引所ならではのサービスを実施
CRYPTOSでは、仮想通貨取引所ならではのキャンペーンを実施予定です。BigBossでは公式サイトにてBigBossコイン(BBC)で今後行うサービスの予定を、ロードマップとして公開しています。
特に注目なのがBigBossコインが無料で配布される「エアドロップ」、預け入れることで報酬を得ることができる「ステーキング」です。
無料配布を受け取れたり、保有するだけで報酬がもらえるので、リスクを抑えて利益を狙えます。
BigBoss(ビッグボス)CRYPTOSの利用方法
BigBoss(ビッグボス)のCRYPTOSは、BigBossのFX口座を開設した際に自動で作成されます。
ここからは、BigBossでクイック口座開設を行い、CRYPTOSにログインする方法を解説していきます。
既にBigBoss口座をお持ちの方はログイン可能
CRYPTOS開始前にBigBossの口座を保有していた場合、CRYPTOS口座が2022年9月1日に自動的に作成されています。BigBossにログインするメールアドレス、パスワードを使ってCRYPTOSにログイン可能です。
BigBossのクイック口座開設方法
クイック口座開設を行うには、以下のリンクからBigBoss(ビッグボス)公式ページを開きます。
クイック口座開設でも取引可能
BigBossでは、最短3分程度で完了するクイック口座開設だけで入金・取引を行うことができます。ただし、出金は身分証明書や住所証明書類を提出する本人確認の認証完了が必要です。
画面中央の「クイック口座開設」をクリックします。
取引プラットフォームや口座タイプ、メールアドレス等を入力して進めます。BigBossから「Live口座開設のお知らせ」メールが届けば口座開設は完了です。
なお、開設できる口座タイプについては下記の記事で詳細に説明しています。
CRYPTOS口座にログイン
口座開設ができたら、CRYPTOSにログインするために、TOPページ上部の「取引プラットフォーム」タブより「CRYPTOSについて」をクリックし、CRYPTOSの特集ページを開きます。
次に、「CRYPTOSにログインする」をクリックします。
BigBossの口座情報を入力してログインします。
BigBossの独自仮想通貨取引所「CRYPTOS」
BigBoss(ビッグボス)は、仮想通貨現物を取引できる独自の取引所「CRYPTOS」の正式リリースを行いました。
現段階では、銘柄数の少なさや流動性の低さがネックではありますが、BigBossは改善に意欲的であり、今後のサービス拡大に期待できます。
また、BigBossコインの配布などキャンペーンがいくつも予定されていますので、今のうちに口座開設を行い、CRYPTOS口座を作っておくのがおすすめです。