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Exnessの発行するExness Dollars(EXD)とは?
Exness(エクスネス)が提供するExness Dollars(EXD)とは、スプレッドの最大50%または取引手数料の10%を、EXDで返還するプログラムです。
1EXD=1USDとして取引コストの削減に利用できる
Exness(エクスネス)のExness Dollars(EXD)は、1EXD=1USDの価値があるとされています。
EXDを使うことで、新規ポジションにおけるスプレッドおよび取引手数料の50%までが自動的に削減されるため、EXDを保有している限り取引コストが通常の約半分になります。
Exness Dollars(EXD)の対象者は一部のユーザーのみ
Exness Dollars(EXD)は、Exness(エクスネス)によって選ばれた約1,000~1,500~名のユーザーに向けたプログラムで、対象者となった利用者には、Exnessの担当部署からメールや電話などによる通知が行われています。
選定基準については公開されていませんが、EXDの導入は現在試験段階にあり、実用性の確認のために、取引実績のある信頼できるトレーダーを中心に実施されているものと推察されます。
Exness Dollars(EXD)の試用期間と有効期限
Exness(エクスネス)が実装したExness Dollars(EXD)が使えるのは、現在試用期間中のため2024年3⽉上旬予定〜2024年9⽉1⽇までとなっています。
EXDのサービス自体は期間終了後も継続される可能性がありますが、2024年3月時点では期間終了後の予定についてアナウンスされていません。
また、期間中に獲得したEXDには有効期限があり、獲得してから3ヵ月を過ぎるとEXDは消滅してしまうため、期間が近づいてきたら取引回数を多めに行うなど、配布されたEXDを上手く活用して取引を行いましょう。
Exness Dollars(EXD)の獲得方法と利用方法
ここからは、Exness Dollars(EXD)の獲得方法について詳細に解説していきます。
EXDは取引量に応じて報酬ウォレットに反映される
Exness Dollars(EXD)は、トレーダーが行う取引のオープン・クローズ時の平均スプレッド、もしくは取引手数料の10%がEXDとしてトレーダーの報酬ウォレットに付与されるシステムです。
EXDの付与例
通常の付与例
- スプレッド15USDの場合、10%の1.5USDをEXDとして付与
- 取引手数料が20USDの場合、10%に相当する2USDをEXDとして付与
取引手数料を考慮した付与例
スプレッドが5USDで取引⼿数料15USDの場合、それぞれから10%ずつの0.5USDと1.5USDの計2USDをEXDとして付与
EXD利用時の付与例
スプレッド30USDの場合、EXDを利⽤して実際に⽀払うスプレッドは15USDとなり、その残りの10%に相当する1.5USDをEXDとして付与
獲得したEXDは、24時間以内にパーソナルエリアにある「報酬ウォレット」へ反映されます。
ただし、利用可能になるのは翌月の7日まで待たなければなりません。翌月の7日以降、報酬ウォレットから取引口座への資金移動を行うことで、EXDを取引コストの削減に活用することが可能になります。
報酬ウォレットから取引口座へ資金移動して使う
Exness Dollars(EXD)は、獲得した翌月に報酬ウォレットから取引口座への資金移動を行うことで、自動的に取引コスト削減に利用されます。
取引別のEXD使用例
スプレッドにのみ対応した取引の場合
50EXDを取引⼝座に保持し、スプレッドが10USDの場合、スプレッドの50%の5USD をEXDがカバーします。取引⼝座には合計EXD残⾼として45EXDが残ります。
取引⼿数料に対応した取引の場合
50EXDを取引⼝座に保持し、取引⼿数料が往復10USDの場合は、取引⼿数料の50%である5USDをEXDがカバーします。取引⼝座には合計EXD残⾼として45EXDが残ります。
スプレッドと取引⼿数料の両方に対応した取引の場合
50EXDを取引⼝座に保持し、スプレッドが5USD、取引⼿数料が15USDの場合は、スプレッド2.5USD、取引⼿数料7.5USDをEXDがカバーします。取引⼝座には合計EXD残⾼として40EXDが残ります。
EXDを利用することにより、新規取引のスプレッドや取引手数料の最大50%を、保有しているEXDから削減できるため、取引開始から含み益が出るまでに必要なコストを大幅に低減できます。
ただし、EXDはスプレッドや取引手数料の削減にのみ利用可能で、スワップ費用や配当に関連するその他の取引コストには適用されませんのでご注意ください。
また、利用者がEXDを活用してスプレッドコストを削減しても、パートナー報酬に影響を及ぼすことはありません。
Exnessで獲得したEXDを確認・送金する方法
Exnessで獲得したEXD確認方法
Exness(エクスネス)のExness Dollars(EXD)残高を確認するには、パーソナルエリアの「設定」タブにある「報酬ウォレット」から確認することができます。
「報酬ウォレット」からは、現在のEXD残高や、報酬ウォレットから取引口座へと資金移動可能な残高、アカウントごとの残高の内訳など、すべてのEXDに関する情報を知ることができます。
また、Exnessが提供しているトレードアプリ「Exness Trader」アプリの「プロフィール」からも確認することができるようになっています。
ExnessでのEXD送金方法
Exness(エクスネス)のExness Dollars(EXD)を取引口座に移動するためには、まず報酬ウォレットの「利用可能な特典」を選択します。
続いて「EXDをアカウントに送⾦」を選択し、EXDを送付する取引口座を選んで、移動したいEXDの額を入力すると、送金が完了します。
Exness Dollars(EXD)を送金する際の注意点
前月に獲得したEXDは翌月7⽇(00:00:00UTC=日本時間午前9時)に、報酬ウォレットからトレーダーの取引⼝座に送金可能です。EXDは異なる複数の取引⼝座に送⾦可能ですが、⼀度送⾦したEXDは報酬ウォレットに戻したり、他の取引⼝座への移動はできません。また、報酬ウォレットから取引⼝座にEXDを送⾦する際は、本人確認が完了していないとできません。
ExnessのEXDを使うと半分のコストで取引を可能になる
Exness(エクスネス)のExness Dollars(EXD)を使用すると、取引手数料やスプレッドなどの取引コストを約半分に抑えて取引が可能です。
他社でも取引量によってポイント還元などを行っていますが、証拠金やポイントストアでの商品への換金が大きな目的であるため、取引におけるコストを半減させることが可能なEXDは画期的な試みです。
特に、取引量が多いスキャルピングトレードなどの戦略を採用するトレーダーにとってはEXDによるコスト削減の影響が大きく、本サービスの導入が本格化すればそのメリットも一層大きなものになります。
現段階ではEXDの提供が試験的に行われていますが、今後の本格導入により、トレーダーはExnessでさらなる収益性の向上を目指すことが可能になるでしょう。