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日本人シェアNo.1を誇る最大手海外FXブローカー「XMTrading(エックスエム)」は、2023年5月に以下の株価指数5種類を新たに追加しました。
2023年5月に追加された株価指数
- US2000Cash(米国ラッセル株価指数)
- SA40Cash(南アフリカトップ40)
- CA60Cash(S&Pトロント60指数)
- ChinaHCash(中国香港H株)
- VIX(VIX指数)
全てMetaTrader 5 (MT5)のみでお取引いただける銘柄です。株価指数は、取引から利益が狙えるだけでなく、リスクヘッジや市場動向の把握にもご利用いただけます。
今回、新たに追加された銘柄の特徴をご紹介しつつ、XMで株価指数を取引するメリットや注意点についても説明します。
XMが新たに追加した株価指数銘柄一覧
今回XMTrading(エックスエム)が新たに追加した株価指数銘柄と取引条件は、以下の通りです。
XMが新たに追加した株価指数銘柄
銘柄名 | 最低 スプレッド |
最大 レバレッジ |
1ロットあたりの 価値 |
US2000Cash (米国ラッセル株価指数・現物) |
0.35 | 250倍 | 1 US 2000 index |
SA40Cash (南アフリカトップ40・現物) |
25 | 400倍 | 1 South Africa 40 index |
CA60Cash (S&Pトロント60指数・現物) |
0.75 | 250倍 | 1 Canada 60 index |
ChinaHCash (中国香港H株・現物) |
3.3 | 250倍 | 1 Hong Kong China H-shares index |
VIX (VIX指数先物) |
0.05 | 100倍 | 1 Volatility Index Futures |
US2000Cash (米国ラッセル株価指数・現物) |
|
最低スプレッド | 0.35 |
最大レバレッジ | 250倍 |
1ロットあたりの 価値 |
1 US 2000 index |
SA40Cash (南アフリカトップ40・現物) |
|
最低スプレッド | 25 |
最大レバレッジ | 400倍 |
1ロットあたりの 価値 |
1 South Africa 40 index |
CA60Cash (S&Pトロント60指数・現物) |
|
最低スプレッド | 0.75 |
最大レバレッジ | 250倍 |
1ロットあたりの 価値 |
1 Canada 60 index |
ChinaHCash (中国香港H株・現物) |
|
最低スプレッド | 3.3 |
最大レバレッジ | 250倍 |
1ロットあたりの 価値 |
1 Hong Kong China H-shares index |
VIX(VIX指数先物) | |
最低スプレッド | 0.05 |
最大レバレッジ | 100倍 |
1ロットあたりの 価値 |
1 Volatility Index Futures |
銘柄によって最大レバレッジが異なりますが、XMはもともと株価指数銘柄に力を入れていることもあり、全体的にレバレッジが高めに設定されているのは嬉しいポイントです。ただし、VIXに限っては先物株価指数銘柄であることに注意が必要です。
追加された銘柄を取引する際には、MT5のみが利用可能なことに留意してください。また、他社と同じ銘柄であっても、シンボル名が異なる場合もあるため事前にご確認ください。
シンボル名とは、各ブローカーが設定する銘柄を区別するための名称です。例えばドル円であれば「USD/JPY」が一般的なシンボル名です。ただし、CFD銘柄の場合、ブローカーによってシンボル名が異なることがありますので、取引したい銘柄を事前に確認しておくことが重要です。
XM新規銘柄の詳細を確認
XMTrading(エックスエム)に新規追加された銘柄の詳細を確認していきましょう。
US2000Cash
「US2000Cash(米国ラッセル株価指数)」は、米国の小型株2,000社から構成される株価指数です。
米国の時価総額上位3,000社で構成される「Russell3,000」のうち、小型株2,000社で構成されています。
米国市場において主に時価総額の低い小型上場企業をカバーしており、小型株のパフォーマンスを測定するために利用される指標です。ダウ平均株価(US30)のような大型株指数よりも、景気の動向に敏感に反応するという特徴があります。
一方でボラティリティも高くなる傾向がありますので、リスクをしっかりと想定して取引を行う必要があるでしょう。
SA40Cash
「SA40Cash(南アフリカトップ40)」は南アフリカの株価指数で、JSE(ヨハネスブルグ証券取引所)FTSE/JSE全株指数(FTSE/JSE All Share)の時価総額上位40銘柄で構成されています。
この指数は南アフリカの株価市場の基準となり、南アフリカ全体の経済状況を把握するのに役立ちます。ただし、あくまで経済に大きな影響を与える上位40位のパフォーマンスであり、南アフリカ全体の株式のパフォーマンスとは異なることもあるためご注意ください。
CA60Cash
「CA60Cash(Canada 60 Index Cash)」は、カナダトロント証券取引所に上場している企業60社で構成される株価指数です。
時価総額や取引量上位の銘柄で選ばれていますが、CA60Cashの構成銘柄比率は、金融関連企業のウェイトが最も高く、2番手がエネルギー関連企業となっています。
CA60Cashは、時価総額によって指数への影響が変動する、時価総額加重平均法によって計算されます。そのため、大企業の影響を受けやすい点は抑えておく必要があるでしょう。
実際に、CA60Cashは金利上昇や原油価格上昇の局面では恩恵を受け、持続的な上昇が見られました。
ChinaHCash
「ChinaHCash(Hong Kong China H-shares Index Cash)」では、香港中国H株指数の取引が行えます。H株とは、香港市場で取引される中国本土の企業の株式のことです。
中国本土に拠点を持つ企業の香港上場株式のうち、主に外国投資家が購入できるH株を対象としています。
主に中国の主要銀行、エネルギー企業、通信企業などが含まれていて、日本でも有名なアリババ、テンセント、シャオミなども構成銘柄です。
ChinaHCashは香港に上場している中国の大手企業50社から構成される株価指数であり、中国市場を間接的に取引することができます。
VIX
「VIX(Volatility Index Futures)」は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)がS&P500(Standard & Poor's 500 Stock Index)を元に算出した指数です。今後30日間でS&P500のボラティリティがどのように変動するか予想します。
今後S&P500の値動きが大きく変動すると予測される場合は「VIX指数が上昇」、S&P500の値動きが安定すると予測される場合は、「VIX指数が下落」するとされています。
VIX指数は一般的に「恐怖指数」とも呼ばれ、市場の不安定さを示す指標とされています。VIX指数の具体的な基準は以下の通りです。
VIX指数の基準
- 10~20%:市場は安定的で投資家心理も正常
- 30%超:投資家は市場の先行きに不安を抱いている
- 40%超:投資家はパニック状態に陥っている
なお、過去のリーマンショックやコロナショック時には、VIX指数が80%を超える記録を残しました。これは市場が完全にパニック状態に陥っていたことを示しています。
ボラティリティが拡大する場面では、VIXも変動する傾向にあります。そのため、取引を行う際には必ずストップロスを設定し、リスク管理を徹底する必要があります。
XMで株価指数を取引するメリット
XMTrading(エックスエム)の株価指数取引は以下のようなメリットがあります。
XMで株価指数を取引するメリット
- 先物株価指数と現物株価指数を使い分けられる
- 配当金が受け取れる
- 株価指数をリスクヘッジやものさしとして活用できる
詳細を見ていきましょう。
先物株価指数と現物株価指数を使い分けられる
XMTrading (エックスエムトレーディング)では、海外FX業者では珍しく「先物株価指数」と「現物株価指数」を提供しています。
「先物株価指数」と「現物株価指数(CFD)」の取引条件は異なるため、ご自身に合ったトレードスタイルを選択することで取引の優位性が高くなります。
先物株価指数の特徴
先物株価指数は、特定の商品をあらかじめ決められた決済日(限月)に売買することを約束する取引です。そのため、長期保有をすることができません。
先物株価指数はスワップポイントが設定されていない「スワップフリー」のため、マイナスのスワップポイントを気にすることなくトレードが行えます。
ただしスプレッドは広いため、短期トレードにはあまり向きません。したがって、先物株価指数の取引条件には、中期的な取引が最もマッチするトレードスタイルといえるでしょう。
現物株価指数の特徴
現物株価指数(CFD)には決済期日が無いため、ポジションの長期保有が可能です。しかし、マイナススワップポイントが発生している場合、保有コストに注意する必要があるでしょう。
現物株価指数のスプレッドは先物株価指数よりも狭いため、短期トレードにおける優位性は高くなります。
短期トレードをする場合は、XMで最も取引コストの低い「KIWAMI極口座」がおすすめです。
配当金が受け取れる
XMTrading (エックスエム)の現物株価指数銘柄は、配当金調整の対象となります。
配当金の調整とは
株価指数の構成銘柄がその株主に配当金を支払う場合、そのぶん会社の価値を下げ価格に影響を与えます。その分でポジションに影響を与えないように、現金として付与するのが「配当金の調整」です。
現物株価指数を「買い」で保有している場合、配当金をお受け取りいただけます。反対に現物株価指数を「売り」で保有している場合は、配当金のお支払いが必要です。
配当金の具体的な計算方法
- 「買い」に対する配当金の受取額は、以下の計算式により算出されます。
配当金調整額 = 申告された株価指数の配当金 x ロット数 - 「売り」に対する配当金のお支払額は、以下の計算式により算出されます。
配当金調整額 = 申告された株価指数の配当金 x ロット数
また、配当金のお支払い日程は銘柄ごとに異なるため、XMの公式ホームページでご確認ください。
ただし掲載されている日程は、予定であり変更の可能性もあるため、こまめにご確認いただく必要があるでしょう。
なお、「GER40」は配当金調整の対象にはなりません。というのも、「GER40」の構成銘柄の配当金は、株価指数自体に再投資されるからです。先物株価指数は全て配当金調整の対象にはならないので、ご注意ください。
マイナススワップも考慮する必要がある
特に、現物株価指数を「売り」で長期保有する予定がある場合は、配当金のお支払いだけでなく、マイナススワップポイントが発生していないかどうかのご確認も必要です。
株価指数をリスクヘッジやも比較材料として活用できる
XMTrading (エックスエム)株価指数は、取引するだけでなくリスクヘッジや市場比較材料として活用することもできます。
たとえば、複数の現物株式を保有している場合、関連する市場の株価指数を売ることで、価格変動による損失をヘッジすることが可能です。
また、株価指数は時価総額上位の銘柄で構成されているため、各国の市場全体を比較する際の指標としても有用です。思わぬ関連性を見つけ出すことで市場に対する優位性が生まれるかもしれません。
XMで株価指数を取引する際の注意点
最後に、XMTrading (エックスエム)で株価指数取引をする際の注意点についても確認しておきましょう。
現物株価指数スワップポイントはマイナスが多い
XM Trading(エックスエム)で現物株価指数を取引する際には、スワップポイントに注意が必要です。
XMの株価指数の多くの銘柄は、「売り」と「買い」の両方にマイナスのスワップポイントが設定されています。
マイナススワップポイントは日々発生するコストですので、長期的なポジション保有時には事前に把握しておく必要があるでしょう。
また、「売り」または「買い」でプラスのスワップポイントが設定されていたとしても、反対側のマイナススワップポイントの方が大きく設定されている場合があるため、売買方向にご注意ください。
MT5のみでしか取引できない銘柄に注意
新たに追加された5つの銘柄に対応する取引プラットフォームはMT5のみです。通常MT4で取引を行っている方や、MT4特有のインジケーターやEAを利用している場合は注意が必要です。
なお、最近は多くの海外FXブローカーがMT5の導入を完了しているため、XMでMT5口座を開設し、MT5で取引に慣れておくのもよいでしょう。
XMの株価指数を有効活用しよう
XMTrading (エックスエム)の株価指数に新たな銘柄が追加されたことで、XMの株価指数取引はさらに充実してきました。
新規追加された株価指数は、取引だけでなく市場全体を概観するためにも役立ちます。また、投資家の恐怖度を表しているとされる「VIX指数」は、投資家の心理状態を把握するためにもご利用いただけます。
さらに、株価指数銘柄は株式のリスクヘッジとしても活用できるため、取引の幅を広げることができるでしょう。