証拠金の入金方法
STICPAYは手続きのスムーズさと使いやすさが魅力!
海外FX口座に入金・出金する手段として主流になりつつあるオンラインウォレット。bitwalletに次いで、昨今、海外FX業界で注目を集めているのが「STICPAY」です。
STICPAYの最大の魅力は、手続きのスムーズさにあります。口座開設はたった3分、送金の手順も非常にシンプルで簡単です。完全日本語対応で、サポートのレスポンスも早く、使いやすさダントツのオンラインウォレットです。
「NETELLER」に代わるオンラインウォレットとしても注目されているSTICPAYですが、その理由に、STICPAYカードの存在があります。STICPAYからチャージできるプリペイドカードで、買い物にも使えるほか、世界中どこのATMからでも、STICPAYカード内の資金をいつでも出金できます。
このように、ユーザーにとって利便性が高いウォレットなのですが、残念ながらXMで取り扱っている他の入金方法と比較すると、コストメリットがありません。
さらに、XM独自の統一ルールとして、オンラインウォレットへ出金できる金額は、入金した金額が上限となっているため、トレードで得た利益をSTICPAYへ出金することができません(利益分の出金は、海外銀行送金のみ)。
そのためXMでは、STICPAYのメリットが打ち消されてしまうのですが、STICPAYを利用することで、XMでは利用できないmastercardや、ビットコインなどの仮想通貨による入金が可能になるメリットがあります。
1. | ウォレットが使いやすい、サポート対応も迅速。 |
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2. | STICPAYカードを発行すれば、ATMでいつでもすぐに現金化できる。 |
3. | XMで利用できないmastercardや、仮想通貨で入金ができる。 |
1. | XMでの利益分が出金できない。 |
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2. | STICPAYへの入金時、コストが割高 |
3. | STICPAYのアカウントを持っていない場合、アカウントの開設が必要 |
この記事では、XMの取引口座にSTICPAYで入金するメリット・デメリットや、STICPAYを利用して入金する際の手順やデメリットについて、詳しく解説します。
この記事はこんな方におすすめします
STICPAY(スティックペイ)とは?
STICPAYは、2017年にサービスを開始した新しいウォレットサービスです。元々ブックメーカーで多く使われており、その後オンラインカジノや海外FX業者でも普及が進んでいます。
XMTrading(エックス エム)には、2018年に導入されたSTICPAYですが、当初は国内銀行送金に対応していなかったり、サイトの日本語化が進んでいなかったりしたことから、なかなか日本人ユーザーには定着しませんでした。
しかしながら、その後、ポータルの日本語化や、楽天銀行を介した国内送金や、仮想通貨への対応を進め、2020年現在では、「bitwallet」と人気を二分するウォレットサービスとして、海外FX業界でも利用されています。日本人が利用するメジャーな海外FX業者の多くで、決済方法として導入しており、ユーザーの利用率も急激に高まっています。
2016年に「NETELLER」「Skrill」といった世界的なオンラインウォレットが、日本居住者の利用を禁止したことにより、XMでは新たなオンラインウォレットの採用を進めています。「STICPAY」もその一つです。
8種類の入金方法と反映時間
STICPAYは、楽天銀行を利用した国内銀行送金と、海外銀行送金、2種類(VISA・mastercard)のクレジットカード決済に加え、4種類(ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、テザー)の仮想通貨による入金にも対応しています。
XMの口座に入金する際は、次のように、一旦、何らかの方法でSTICPAYに資金を入金し、XMの取引口座に入金するようになります。
STICPAY利用時の入金フロー
入金手続きを行ってから、STICPAYに反映されるまでは、非常にスムーズで、クレジットカードや、仮想通貨による入金の場合は、数分で反映されます。
ウォレットに資金が反映されるまでの時間
国内銀行送金(楽天銀行) | 30分程度(※) |
---|---|
海外銀行送金(JPモルガン) | 3~5営業日 |
各種(クレジット/デビット)カード | 数分 |
仮想通貨 | 数分 |
銀行営業時間外の場合、銀行の翌営業日となります。
STICPAYへの入金方法と入金手数料
STICPAYに入金する場合、入金方法毎にそれぞれの入金手数料がかかります。XMで利用できる他のオンラインウォレット「bitwallet」「BXONE」と比較すると、STICPAYの入金手数料に、それほど魅力はありません。しかし、他のオンラインウォレットよりも、STICPAYをお得に利用できる方法があります。
STICPAYの入金手数料と評価
STICPAYへの入金方法 | 入金手数料 | 評価 |
国内銀行送金(楽天銀行) | 2% | 高い |
海外銀行送金(JPモルガン) | 1% | 高い |
mastercard・VISAカード | 入金額の3.85% | 最安値 |
仮想通貨 | 入金額の1.0% | 平均的 |
bitwalletよりも「クレジット(デビット)カード」の入金手数料が安い
bitwalletにクレジットカードで入金する際、8~8.5%の手数料が必要となります。そのため、クレジットカードの入金手数料は、STICPAYがはるかに安いです。但し、XM口座に直接、クレジットカードで入金すれば、入金手数料は無料となるので、XMで利用できないmastercardを使用したい場合は、STICPAY経由の入金がおすすめです。
仮想通貨で入金する場合、BXONEより利便性が高い
BXONEは、仮想通貨の入金手数料が無料ですが、BXONEに対応している海外FX業者は少数に限られています。そのため、他の海外FX業者に入金する際に、別のウォレットに送金する手間が発生します。STICPAYは、多くの海外FX業者に採用されているため、複数の海外FX業者を利用する場合は、STICPAYの方が利便性がはるかに高いです。
XMで「STICPAY」を利用するメリット・デメリット
XMTrading(エックス エム)ユーザーが、STICPAYを利用して入金する際の、メリットとデメリットをまとめました。また、XMは、出金の際、入金方法と同じ方法を選択しなくてはならないという「出金方法のルール」があるため、STICPAYの出金方法についても一部言及しています。
STICPAYを利用するメリット
手数料無しでXMに即時入金ができる
STICPAYからXMの取引口座への入金は、手数料無料で即時(タイムラグ無く)入金することができます。XMでは、オンラインウォレットからの入金手数料を全て無料(XMの負担)にしており、STICPAYも対象となります。
STICPAYへの入金には、入金方法によって、それぞれの入金手数料がかかります。
XMで使えないmastercardや仮想通貨が利用できる
XMでは、自社の入金手段として「クレジットカード/デビットカード」による入金を提供していますが、利用できるブランドは、「VISA」「JCB」の2つのカードブランドのみとなっています。(※)STICPAYでは、「VISA」に加え、「mastercard」の2つのカードブランドに対応しており、XMで利用できないカードブランドでも入金することができます。
現在、XMはJCBカード入金の新規受付を終了しているため、過去にJCBでの入金履歴がない場合はご利用頂けません。
更に、STICPAYでは、ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、テザーの4種類の仮想通貨による入金も受け付けています。XMでは、2019年の春以降、ビットコインによる入金を受付停止としましたが、STICPAY経由にて、仮想通貨で入金することが可能です。
日本円以外の通貨で入出金ができる
STICPAYは、日本円、米ドル、ユーロをはじめとした29種類の通貨を1つのウォレットで同時に管理することができます。STICPAYにて、米ドルやユーロの残高がある場合、XMのドル口座やユーロ口座へ入金することができます。 XMが取扱っているオンラインウォレットの中で、円口座に加え、ドル口座とユーロ口座に入金できるウォレットは「STICPAY」のみです。
日本円 | 米ドル | ユーロ | |
STICPAY | |||
bitwallet | |||
BXONE |
XMの取引口座がJPY口座の場合、STICPAYのJPY残高から、XMの取引口座がUSD口座の場合は、STICPAYのUSD残高から、XMの取引口座がEUR口座の場合は、STICPAYのEUR残高から資金が送金されます。
STICPAYを利用するデメリット
XMの利益分の出金ができない
XMでは出金の際に、(1) 入金した方法と同じ方法で出金する、(2) 利益分の出金は銀行送金のみというルールがあります。その為、STICPAYを利用して入金した場合、出金できるのは入金金額まで、つまり、利益分の出金をSTICPAYに行うことはできません。
STICPAY入金 - XM会員ページの表記
XMでは、2019年6月に出金方法(利益)のルール改定が行われて、利益分を銀行送金以外の出金方法で引き出すことができなくなりました。これは、各ウォレット会社とXMの間で発生する取引手数料の削減と、銀行間での高額な資金移動を減らす目的があると考えられています。
入金手数料無料でSTICPAYに入金できる方法がない
STICPAYを利用するには、まずSTICPAYに入金しなくてはいけませんが、STICPAYには、手数料無料で入金できる方法がありません。いずれの方法で入金しても、入金額に対して最低1%の入金手数料を負担しなくてはいけません。XMで利用できる他のオンラインウォレットでは、入金手数料無料で利用できる入金方法が用意されているため、この点はSTICPAYにとって大きなデメリットになります。
各種ウォレットの入金手数料比較
ウォレットサービス | 国内銀行送金 | 海外銀行送金 | クレジット カード |
bitwallet
|
無料 | 無料 | 8~8.5% |
STICPAY
|
2% | 1% | 3.85% |
BXONE
|
無料 | 無料 | 無料 |
STICPAYに限らず、オンラインウォレットを介し、ブローカーの資金を入出金する手間や手数料を考えると、国内送金を自社で提供しているXMのようなブローカーに、あえてウォレットで入出金をするメリットは少ないように思えます。まして、利益の出金もできないとなると、現時点での選択肢としては、「国内銀行送金」や「クレジット(デビット)カード」による入出金にメリットが多いと感じる利用者が多いようです。
XMの取引口座へ「STICPAY」を利用し入金する手順
ここでは、XMの取引口座にSTICPAYを利用して証拠金を入金する手順を説明します。次のリンクから、XMTrading(エックス エム)公式サイトの『ログインページ』を開いてください。
入金手順の説明(WEB編)
XM ログインページ
『ログインページ』にて、「MT4(又は5)の口座番号」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリックします。
XM 会員ページ
『会員ページ』にて、「資金を入金する」をクリックします。
XM 入金方法一覧ページ
『入金方法一覧ページ』にて、「STICPAY」の「入金」をクリックします。
現在はSTICPAY入金の新規受付を終了しているため、過去にSTICPAYでの入金履歴がない場合は入金方法一覧にSTICPAYは表示されません。
XM 資金の入金-STICPAYページ
『資金の入金-STICPAYページ』にて、「入金金額」を入力し、「入金」をクリックします。
XM 資金の入金-STICPAYページ
『資金の入金-STICPAYページ』にて、入金金額を確認し、「確定」をクリックします。
XM STICPAY ログインページ
『STICPAYのログインページ』に遷移します。「STICPAYに登録のメールアドレス」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリックします。
XM STICPAY 決済ページ
『STICPAY 決済ページ』にて、送金金額と残高を確認し、「今すぐ支払う」をクリックします。「今すぐ支払う」をクリックすると、STICPAYからXMへ送金します。
STICPAYの送金元の通貨は選択できない
XMの取引口座がJPY口座の場合、STICPAYのJPY残高から、XMの取引口座がUSD口座の場合は、STICPAYのUSD残高から、XMの取引口座がEUR口座の場合は、STICPAYのEUR残高から資金が送金されます。
XM 入金リスエスト完了ページ
XM公式サイトの『入金リスエスト完了ページ』に遷移し、入金リクエスト完了のメッセージが表示されます。
送金した金額は、即時XMの取引口座に反映され、残高加算完了のご案内が届きます。取引口座の残高に、入金金額が加算されているかご確認ください。
これにて、XMの取引口座にSTICPAYを利用して証拠金を入金する手続きは、全て完了です。
入金手順の説明(動画編)
XM 「STICPAY」を利用した入金方法
XM STICPAY入金 - よくある質問(FAQ)
XMのSTICPAY入金についての「よくある質問」をFAQ形式でまとめています。
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XMTrading(エックス エム)では、STICPAY(スティックペイ)での入金手続き後、数分以内にお客様のお取引口座へ反映されます。STICPAYによるご入金は、24時間、リアルタイムで入金反映が可能です。
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XMTrading(エックス エム)口座に、STICPAY(スティックペイ)で入金する場合、入金手数料は無料です。XMでは、STICPAYからの入金手数料を全て負担しています。但し、STICPAYへの入金には別途手数料がかかります。
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いいえ、STICPAY(スティックペイ)口座への入金には、JCBカードをご利用頂けます。尚、JCBカードでの入金をご希望の場合は、XM口座へのクレジットカード入金で直接ご利用頂けます。
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いいえ、できません。XMTrading(エックス エム)では、原則入金方法と同じ方法で出金しなくてはならないというルールがあります。STICPAY(スティックペイ)による入金累計金額までは、STICPAYへ全額出金し、その後利益分は銀行送金で出金できます。
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はい、STICPAY(スティックペイ)口座への入金には、デビットカードをご利用頂けます。ご利用頂けるカードブランドは、VISAデビット、mastercardデビット、JCBデビットです。
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STICPAY(スティックペイ)に円、米ドル、ユーロの残高がある場合、XMTrading(エックス エム)の円口座、ドル口座、ユーロ口座に入金できます。XMお取り扱いのオンラインウォレットで、ドル口座とユーロ口座に入金できるウォレットはSTICPAYのみです。
編集部の
コメント
XMでウォレットに対して利益分の出金ができなくなったのは、利益分を引出不可能にすることで、必要以上の資金をウォレットに滞留させないためだと思われます。利益分の出金を可能にすることで、ウォレットに預ける資金の見込みが立たず、資金不足の度に、ブローカーがウォレットに資金を送金しなくてはなりません。利益分を出金不可にすることで、これらの送金作業が無くなり、その際の入金手数料も削減できます。また、これらの事情に加え、昨今、多額の銀行間資金移動に対してのAMLのガイドラインが複雑化しているという背景もあるようで、国際的な銀行間送金は、FXブローカーの目下の課題となってるようです。