軟調
2018.11.05
軟調とは、株式市場で買われる株式の量が乏しく、相場(需要と供給から導き出される取引価格)が少し安くなっている、あるいは緩やかに下がっている状態(下がり気味)をいいます。相場の全体感をつかむときによく使われ、「下げ足」ともいいます。
軟調が起こるのは、値を下げる銘柄が増えて取引量が減ったことによって、株式の需要と供給に緩みが生まれることが主な原因です。
また、軟調は、相場全体が下降基調(株価が下落を続けること)にあるときによく使われる言葉ですが、個別銘柄に対しても使われることがあります。
軟調になると、市場は盛り上がりを欠き、出来高が減るというのが大きな特徴です。また、軟調は、その後の大幅安への前兆である可能性があるため、株式に関するニュースをチェックする際には、軟調という言葉に敏感になっておくことが大切です。ニュースでは、「本日の為替市場は軟調・・・」などと報道されています。市場の雰囲気をつかみ売買を検討するためにも知っておきたい用語です。
読み方
ナンチョウ・なんちょう
同意語