デジタルオプション
2018.07.11
デジタルオプションとは、あらかじめ決められた金額を満期日に差金決済するオプションをいいます。オプションの買い手と売り手の双方が最大損失額を事前に決定できるというメリットがあります。
オプションとは、ある特定の金融商品(原資産、underlying asset)を特定の日時(権利行使日 expirly)に、特定の値段(権利行使格strike price)で売買を執行する「権利」を売買する取引で、デリバティブ(金融派生商品)の1つです。
オプションの買い手は、プレミアムと呼ばれる代金を支払って原資産を権利行使価格で行使期限に売買する権利を取得し、不利な場合は購入した権利を破棄することもできます。
通貨オプションの場合、金融機関と顧客との間で権利行使日や権利行使価格を自由に決められますが、株価指数オプションや個別株オプションの場合は毎月1回の取引所が定めた清算日に決済が行われます。
この場合、資産の受け渡しはなく、差額決済となります。なお、デジタルオプションとは、特定期日までの対象原資産(株価、通貨、商品など)の価格がどのようになるかを二者択一で予想するオプションです。
予想が的中すれば収益を確保できますが予想が外れた場合、収益はゼロとなり、一般的なオプションと比べると投機性の強い商品と考えることもできます。
特定の日時においてマーケットがどういった状況になっているかによって収益の有無が決まるデジタルオプションですが、その予想には4つの種類があります。
1つ目はラダーです。これは、一定期間後にある水準以上に上昇するかしないかを予想します。2つ目はワンタッチです。これは、一定期間内にあらかじめ設定した条件を満たすかを予想します。
3つ目はレンジオプションです。一定期間内に設定したレンジを維持するかしないかを予想します。4つ目はライズ/フォールです。対象となる価格が取引終了時点においてあらかじめ設定した条件よりも上がるか下がるかを予想します。
読み方
でじたるおぷしょん・デジタルオプション
同意語