カナダドル
2018.08.07
カナダドルの通称をルーニー(英語名:Loonie)と呼びます。CAD(キャンドル)と表記する事もあります。ロウソクに由来する呼称ではなく、カナダドルはCanadian dollerであるため、これを略してCan-dollと呼びます。
G7(先進7カ国)の一員であるカナダが発行する通貨をいいます。
また、1カナダドル硬貨の表面に描かれている水鳥アビ(英語名:Loon)に由来し、ルーニーと呼ばれることもあります。日本では1万円札のことを「諭吉さん」などと呼ぶことがありますが、基本的にはこれと同様の意味だといえます。
カナダは先進国で数少ない原油の純輸出国として知られるほか、金、ニッケル、ウラン、鉛など豊富な鉱産物資源を有するため、資源国通貨の代表格です。そして、カナダ経済は多様な産業や商品で構成されているため、オージー(オーストラリアドル)やキウイ(ニュージーランドドル)と比べて、為替レートの変動は比較的小さく、安定しています。
また、米国との結びつきが非常に強いため、米国経済の動向に左右されることが多いです。
ちなみに、キャンドルは、カナダと米国が地続きであることから、国境近辺の米国でも一部使用可能であり、同様に、米ドルもカナダで一部使用可能です。
カナダドルは一般的にはなじみが薄いかもしれませんが、FXの世界では資源国通貨の一つとして扱っている会社も多いです。
日本語では通貨間の強弱を「円高・円安」で表現しますが、英語表記では「Strong(強い)」「Weak(弱い)」で表します。そのため、ルーニーと円の通貨ペアで1ルーニーが100円から80円に変動した場合は「Weak loonie」「Strong yen」と表記されます。
読み方
カナダドル・かなだどる
同意語