引値
2018.06.21
1日の中で、取引終了時間の最後についた価格のことを引値といいます。為替の移り変わりや、その後の為替を予測するなど、動向をみるための重要な要素の1つで、バーチャートでは特に重要視されています。
為替の1日に行われる取引の中で、前の日との比較で高く終わったのか、安く終わったのかが基準になり、どういう流れで動いた後に引けたのか等を見極める判断材料としても利用されます。チャート分析で使われるローソク足を描く際、月間ベースの月足や、年間ベースの年足は、この引値が使用されています。
外国為替市場では物理的な取引所が存在しないため、取引終了時刻がありません。そのため、一般的にはニューヨーク市場でついた価格が引値として参考にされていますが、東京市場の場合には東京時間で夕方5時のレート、ニューヨーク市場の場合にはニューヨーク時間で夕方5時のレートがその日の引値とされています。
引値は週単位や月単位、年単位でも使われることがあります。例えば、週単位では週の最後についた価格のことを週の引値と呼びます。
また、最後の売買のことを指すことから、終値と呼ばれる場合もあります。FXでは、テクニカル分析を行う際の基準の価格となるため、とても重要な要素です。
読み方
ヒケネ・ひけね
同意語
対義語