逆張り
2018.06.21
逆張りとは、株やFXなど市場によって相場が変動するものの取引手法の1つで、トレンドの方向とは反対方向のポジションを持つことをいいます。
例えば上昇トレンドが形成されているときに空売りをしたり、あるいは下降トレンドのときに買いで取引を行ったりすることです。価格が最も下落した局面のいわゆる「大底」を狙って取引を行います。
価格が下落しきった局面で買い注文を入れることを目的とするため、上手く仕入れることができれば大きな値幅が期待できる手法です。その反面、大底を読み誤ると損失を出すリスクも高い手法だといえます。
相場の大底を確認することは取引歴の長い人でも難しいと言われており、逆張りをしているのに自分が想定していたよりも価格が下がり続けてしまった結果、ナンピンを繰り返してしまって大きな損失を出すこともあります。
逆張りの具体例として、株価が大きく値下がりしている時に買ったり、円高ドル安が大きく進んでいる時にドルを買ったりするケースなどがあります。なお、逆張りは、他の投資家や市況の裏をかく投資手法で、この反対が「順張り」です。これは相場の流れに逆らわずに売買をするというものです。
一般に短期売買では「順張り」が、中長期投資では「逆張り」が適していると言われています。
また、逆張りは一見すると価格下落局面は値ごろ感があるため「逆張りは素人向け」と勘違いしてしまうこともありますが、一般的には取引に慣れた玄人向けの投資手法です。
投資に慣れていない人は、相場のトレンドに沿って取引を行う「順張り」の方が一般的には良いといわれています。
読み方
ギャクバリ・ぎゃくばり
対義語