成行注文
2018.07.03
値段を設定せず、売買が成立してから値段が決まる方法が成行注文です。
「現在表示されている値段(為替レート)で買いたい・売りたい」という時に有効な注文方法で、直ちに注文を出せて、売買も成立しやすいという特徴があります。希望の値段で売買が成立するまで待たずにすむので、すぐポジションを取ることができます。
成行注文は、条件のよいものから取引が成立していく仕組みです。例えば、買いのポジションで成行注文を入れたときは、その時点で購入できる1番高い値段で購入することになります。注文を入れるタイミングによって購入価格が決まるのが特徴です。
成行注文を行えば確実に取引を成立させられますが、値動きが激しい場合などでは、予想外の値段で取引が成立してしまう可能性があります。
また、株の売買では「金額は幾らになってもいいので、買いたい・売りたい」という時に使われます。FXの場合は「現在の価格でスグに売買する」という意味合いを持ち、「マーケット注文」「プライスオーダー」「クイックトレード」「リアルタイムトレード」などと呼ばれることもあります。
実際の取引(インターネット取引)では、「売り」と「買い」の値段が両方表示されますから、値動きを確認しながら、為替レートを指定せずにどちらかをクリックすれば注文完了です。
読み方
ナリユキチュウモン・なりゆきちゅうもん
同意語