青天井
2018.06.13
青天井とは、相場の上げ足が速く、連日最高値を更新し続けて、際限なく株価が上昇しているような状態をいいます。雲1つない青空のように陰りがみられず、天井=ピークがない、という意味からきています。
しかし現実には、どんな相場も無限に上昇を続けるわけはなく、必ず天井があります。逆に言えば、青天井と言われる状況になったら、たとえまだ上がり続けそうに思えても、投資家は慎重になることが重要です。
また上昇相場における高値水準を「天井」と言い、最高値を「大天井」と呼びます。「青天井」は、連日最高値更新を続け、「大天井」が確認できないような状況を表します。
相場において価格は上昇・下降を繰り返すものですが、良いニュースが続いたりすると買いが買いを呼び、投資指標の基準価格を大きく超えてもまだ上がり続けることがあります。そのような状態の時を指して「この相場は青天井だ」などのように使われます。
また、この言葉は損失が出てしまうケースにも使われることがあります。例えば、株式の現物取引における損失は購入した株価の範囲内ですが、レバレッジを効かせた信用取引を行うと自己資金以上の損失が出ることもあります。そのような時には「損失は青天井」という具合に使われます。
為替変動によって利益が青天井に膨れ上がるのがFXトレードの魅力ですが、相場が急激に高騰・暴落すると桁外れの損失が発生してしまう危険性もはらんでいます。
読み方
アオテンジョウ・あおてんじょう
同意語