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FX用語解説集

評価損益

UPDATE2018.07.06

評価損益とは、含み損益とも呼ばれ、有価証券や不動産などの保有資産において購入時の価格(簿価)と現在の価格(時価)の差額をいいます。購入時に比べて価格が高い時は「評価益」があるといい、価格が低い時は「評価損」があるといいます。

資産運用においては株式、投資信託、外貨預金、外貨MMF、外国為替証拠金取引(FX)、先物・オプション取引、CFD取引(差金決済取引)などマーケット動向によって常に価格変動のある金融商品を利用する際には必ず把握しておく必要があります。

また、個別の商品(銘柄)だけでなく保有する全体のポートフォリオやポジション(持ち高)に対しても把握しておく必要があります。

評価損益は運用収益の中の未実現損益(実現していない損益)の一つであり、ある時点での潜在的な損益評価であるため、実際に売却(差金決済、反対売買)するまでは損益が確定しません。なお、これは保有している資産の評価であって実際に売却した場合の損益計算では手数料や税金なども考慮する必要があります。

FXの取引画面にも評価損益という項目があります。この指標は自分の所有しているポジションが購入時と比較して利益をもたらしているのか、あるいは損失になっているのかを判断する材料として活用可能です。

FXでは「いつ利益を確定させるのか」「いつ損切りをするか」が重要になります。FXにおいてレートは刻一刻と変化するため、評価利益と実現利益が一致するとは限りません。

しかし、評価損益がプラスになっている状態で決済をすれば利益を確定させやすいでしょう。また、評価損益がマイナスの場合もあります。その場合、損切りをどのタイミングで行うか判断する目安として利用することが可能です。

読み方

ヒョウカソンエキ・ひょうかそんえき

同意語

含み損益

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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