実需買い
2018.06.28
実需買いとは「実際の需要」の略語で、一般的には実際に使用や消費を行う商品等の需要を意味します。
それに対し金融用語としての実需買いとは、値上がりによる差益や配当金受け取り、また経営参加や長期保有を目的として株を購入し長期保有することを指します。とはいえ、信用取引においては短期で利益を得る目的で買われるケースもあり、これも実需買いに含まれます。
投機の場合には反対売買を行うために資金が戻ってくるのに対し、実需買いの場合には反対売買を行わないため資金は戻ってこないことが大きな違いです。
為替取引では、現物市場における買いを「実需買い」と言うこともあります。この場合、必ずしも長期保有というわけでなく、短期での利ざやを稼ぐことを狙いとするものも含まれています。
さらに、現物市場において買いを行うことを「実需買い」と呼ぶこともあります。また、実需買いにおいて購入や消費を行う個人や機関、くわえて加工を行う業者は「実需買い筋」と呼ばれます。
読み方
ジツジュガイ・じつじゅがい
同意語