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海外FX取引でよく聞く「ゼロカット制度」と「ロスカット」って?

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UPDATE2018.08.28

海外FXに関する基本知識

海外FX取引でよく聞く「ゼロカット制度」と「ロスカット」って?

FXの海外口座ではハイレバレッジを行えることは大半のトレーダーが知っていると思いますが、追証なしにしてくれるゼロカット制度について知らない方は多いかもしれません。また、海外FXで資産運用をしていく際、よく耳にする用語の1つ、ロスカットとは強制決済のことを指します。このロスカットは具体的にどのような影響を及ぼすものなのでしょうか。ここでは、海外FX取引をより安心して行えるシステムであるゼロカット制度についてと、ロスカットによってトレード方法がどう変わるのかについてご説明します。

海外FXでは当たり前!?ゼロカット制度があるからできることは?

借金知らず!?海外FXで自己破産は有り得ない!?

ゼロカット制度は、FXトレーダーを負債から守るためのシステムです。この制度がある限り、海外FXを利用したことで借金を抱えてしまった、急に自己破産に追い込まれてしまったという事態はまず有り得ません。

国内FXの場合はゼロカット制度がない為、残高がマイナスとなった時には追証、つまり追加証拠金としてマイナス残高分を支払わなければならなくなります。海外FXでは急激に大幅な為替変動が起こり、損切りが間に合わなかった場合、マイナス残高を0にリセットしてくれるのです。

残高がなくなるということは損失したという事実は変えられないですが、少なくとも予定外の借金を背負うことになってしまったという事態にはなりません。入金するために消費者金融などからお金を借りて取引をしているというケースでもない限り、借金してしまうことはないと考えていいです。

ハイレバレッジが最大の魅力である海外FXですが、同時に大損してしまうのではないかという誤解をしているトレーダーは少なくないでしょう。しかし、ゼロカット制度がある限り、国内FXの感覚とは全く異なります。海外FXなら借金を恐れることなく、安心して取引を行えるのです。

大きな勝負に出られる!ハイレバレッジを活かそう

借金を恐れることなく取引を行えるのですから、国内FXとは違い、ハイレバレッジでのトレードができるのが大きな特徴です。もし大損してしまうような状態になったとしても追証なしなのでそこまで恐れる必要がありません。レバレッジ規制がかかる前の国内FX以上に大胆な取引が行えます。

海外FX取引でよく聞く「ゼロカット制度」と「ロスカット」って?

リスクを考えてレバレッジを低めにポジションを取り、地道にやっていくしかないというスタイルではもったいないです。もちろん海外FXも勝敗はありますから、勝つための工夫や試行錯誤は重要になります。しかし、それ以上に、大きく勝つためにはそれだけ大きな勝負に出る必要があるということは覚えておくといいでしょう。

国内FXトレーダーだったのなら、これまでの考えは切り捨て、ハイレバレッジやゼロカット制度を最大限に活かせるようなスタイルで勝負に出るほうが有益です。円滑な取引を行えるようになれば、効率良く稼ぐことも可能ですから、国内FX以上の利益を出すことも、決して不可能ではありません。

リスクヘッジが徹底されているからこそ、大胆不敵な勝負に出ても問題はないことは覚えておくといいでしょう。

FXの海外口座にあるゼロカット!追証なしにする制度とは?

そもそも追証なしやゼロカット制度って何?

海外口座を開設してFX取引を行う場合、耳にする機会が多いゼロカット制度。一言で言えば、為替レートが急激に大きく変動して損失が発生した場合、追証なしにしてくれるシステムです。

国内のFXではこのようなシステムはないため、投資した金額以上の損失が出た場合、追加証拠金として新たに入金を求められることがあります。しかし、海外FXでは残高がマイナスになったとしても、その金額を補填してくれるのです。

例で言うと、残高がマイナス5万円になった場合、残高が0円になるまでの金額、つまり、5万円分をフォローしてくれます。マイナス10万円分なら10万円分、マイナス100万円なら100万円分の補填がありますから、ゼロカット制度がある限り、残高が急にどれだけマイナスになったとしても問題ありません。

あくまでも強制決済が間に合わないほどの急な為替レートの変動が起きた場合に限りますが、国内FXのように膨大な追証を払わなければならなくなった、あるいは、いきなり多額の借金を背負うことになったという事態に陥るリスクはまずないです。安心してFX取引を行える画期的なシステムだと言えるでしょう。

どんな時にゼロカットが起こる?これまでの事例は?

経済市場が混乱したことで、追証なしとなった事例は数多くあります。代表的な出来事としては、2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件、2008年9月のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災などが挙げられるでしょう。記憶に新しいものとしては2015年1月のスイスフランショックもありました。

海外FX取引でよく聞く「ゼロカット制度」と「ロスカット」って?

このように、世間を大きく震撼させて打撃を与えるような事件が起こると、経済市場にも大きく関係してくるのです。自然災害による打撃のケースは稀ですが、主にテロ事件や戦争、金融政策による影響は大きいと言えるでしょう。

また、急激な為替レートの変動が起こる時間帯による所もあります。東日本大震災のケースでは早朝に円が暴落したために、国内のFXブローカーは対応できなかったという話です。ただ、海外口座の場合はゼロカット制度があるため、これによって深刻な損失があった方や追証を請求されたというケースはありませんでした。

経済市場の混乱は予知できないものです。ゼロカット制度があるというだけでも、海外FXでの取引はローリスクだというのは間違いないでしょう。

海外FXのトレード!方法はロスカットレベルに影響するもの?

ハイレバレッジ派は注意!ロスカットレベルが高いと・・・

ロスカット、つまり強制決済は、各ブローカーが定めた基準以上の損失が起こった場合に行われます。同じ海外FXでも、ブローカーによってどれくらいのロスカットレベルなのかは異なりますが、証拠金維持率が数十%以下になった場合という条件が具体的に設けられているので、ハイレバレッジ、もしくはフルレバレッジで取引するトレーダーは特に注意しなければなりません。

例えば、基準が証拠金維持率100%でフルレバレッジの取引を行った場合、変動したことによって僅かでも損失が出ただけでロスカットが執行されてしまいます。このような基準が高いブローカーでフルレバレッジトレードをすると、直ちに強制決済されてしまう可能性が高いので、ハイレバレッジ派には不向きと言えるでしょう。

海外FX取引でよく聞く「ゼロカット制度」と「ロスカット」って?

基準が高くても、どうしてもそのFXブローカーで取引を行いたい場合は、レバレッジを下げてトレードする必要があります。ただ、レバレッジが低いと短期間で効率的に資金を増やせなくなってしまうので注意が必要です。

ゼロカット制度が設けられていれば、強制決済が執行されても大きな損失を避けることは十分に可能ですが、ハイレバレッジ派にとって厳しい問題なのは間違いありません。

ロスカットレベルは低め、最大レバレッジは高めがベスト?

ハイレバレッジやフルレバレッジでのトレードを主流としているのであれば、ロスカットレベルが低めの海外FXを選ぶのが絶対条件です。しかし、それだけではなく、最大レバレッジも大きく関わってくることは覚えておきましょう。

ロスカットレベルが十分に低くても、最大レバレッジが低めのFXブローカーであれば、ちょっとした変動で直ちに強制決済されてしまうこともあります。特定のFXブローカーに強いこだわりを持っているわけではないのなら、これらの条件を満たせる所を選んだ上で取引をすることが重要です。

ロスカットレベルが高い所は証拠金維持率が100%以下や90%以下が主ですが、低い所は30%以下や20%以下となっています。ロスカットの基準が低ければ、フルレバレッジトレードであったとしても、変動したら即座に強制決済されてしまうというケースはまずないので、ストレスなく取引を行えるでしょう。

また、FXブローカーによってはご自身でレベルを設定できる所もあります。そういったシステムを取り入れている所を選んで、思い通りに取引を行えるようにするのも1つの方法です。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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