海外FXの自動売買取引に挑戦!メリットと取引システムの基礎知識
海外FXに関する基本知識
FX投資の経験を積んできた人の中には、自動売買をやってみようと考えている人もいるでしょう。自動売買には多くのメリットがありますので、一定のFX投資経験を積んで慣れてきたら、投資家としての可能性を広げるためにも自動売買に挑戦してみるという選択肢もあります。しかし、自動売買を始めるためには理解しておくべきポイントがいくつかあります。そこで、自動売買取引のメリットや自動売買ソフトの選び方などについてお伝えします。
FXの自動売買の基本
FXの自動売買とは何か?
FX取引を行う場合は、自動売買ソフトは欠かせないツールの1つともいわれています。初心者のうちは自動売買取引をせずに個々の取引について自ら取引操作を行って取引感覚を磨くことも大切ですが、取引に慣れてくると自動売買を利用する人が増えてきます。
自動売買とはFX取引を自動的に行うことで、専用のプラットフォームを使い、売買の条件を設定して取引をソフトに行わせる取引です。自動売買取引はシステムトレードと呼ばれることもあります。
高度なプログラムの専門知識がなくても自分なりのルールを設定することが可能なので、誰でも自動売買ソフトを使うことができます。
自動売買といっても、売買条件自体を人工知能などが自動的に判定するわけではなく、条件は既存の標準的なものをそのまま使うか自分で設定することになります。そのため、売買に関する基本的ルールを理解した上で利用する必要があります。
自動売買取引を行うメリット
自動売買取引を行う主なメリットは3つあります。1つ目は、プロが開発したシステムを無料で利用できる点です。プロのノウハウを簡単に活用できる魅力があります。
2つ目は、24時間休みなく取引ができることです。自動売買を利用しなければ自ら取引をすることになります。しかし、睡眠時間中は取引できませんし、仕事中も無理です。自動売買取引を行うことで投資の時間がとれなくても取引を継続できる点がメリットです。取引条件さえしっかり設定しておけば儲けそこなう確率を減らせる魅力があります。
3つ目は、感情に左右されずに取引できることです。自分なりに取引ルールを決めていても、いざ売却というタイミングになると「もっと大きな利益が狙えるのではないか」と躊躇しているうちに相場が反転して儲けそこなうという可能性があります。
また、取引ルールに従うのであれば明らかに損切りすべきであるにもかかわらず「相場が反転して損失が縮小するのではないか」と考え、ずるずると損失を拡大させてしまうリスクもあります。自動売買を行っていれば、こういった感情に流される失敗を最小限におさえることができるでしょう。
国内FXと海外FXの自動売買取引の相違点
国内FXと海外FXでは、税制やレバレッジ倍率、追証の有無などさまざまな違いがありますが、自動売買に関しても両者に違いがあります。国内FX、海外FXにかかわらず自動売買取引を行うことはできます。ただし、海外FXで使用できる自動売買ソフトが国内FXでは利用できない場合があります。
例えば、MT4という世界標準ともいわれている自動売買ソフトがありますが、このソフトを利用できる国内FX業者は限られています。しかし、海外FX業者のほとんどはこのソフトの使用が可能です。
国内FX業者よりも海外FX業者の方が、最先端の自動売買取引ソフトを使用しやすい環境にあることを知っておく必要があります。自動売買取引を使用する予定がある人にとっては、国内FXよりも海外FXの方が取引環境はよいといえるでしょう。
MT4(メタトレーダー)とはどんな自動売買システム?
MT4を使用するメリットとは?
MT4は代表的な自動売買取引のプラットフォームで、採用している事業者数や利用者が多いことで有名です。利用者が多いということは、それだけ投資家からの評価も高いといえるでしょう。日本語を含めて30カ国以上の言語に対応していることなどから世界中で使われています。
MT4には主に3つのメリットがあります。1つ目は、無料で利用できることです。どれだけ優秀なソフトでもコストがかかる場合は気軽に利用するのは難しいのですが、無料で利用できる点は大きな魅力といえます。
2つ目は、高機能なテクニカル分析が可能である点です。MT4のテクニカル分析機能に注目してチャート分析などに利用することを目的としてMT4を使用している人もいるほどです。
国内FXのトレードプラットフォームの場合は初心者でも利用できるようになっていますが、その分、自由度が低く、中級以上の投資家には物足りないと感じる場合もあります。しかし、MT4の場合は簡単なプログラムを覚えることで、自由度の高いテクニカル分析環境を作れるメリットがあります。
3つ目は、動作が軽いプラットフォームであることです。いわゆる「さくさく動く」ことが特徴です。FX取引は時間との勝負という面がありますので、軽快に動作することは投資家にとってメリットになります。MT4の自動売買プログラムの種類は他のシステムと比較すると多いですが、どれも軽快に動作する魅力があります。
MT4で自動売買取引を行うための手順
MT4で自動売買取引を行うためには、まず24時間売買用のパソコンを用意してMT4に対応している海外FX業者に口座開設するところから準備します。その後、MT4をインストール後、「EA(ExpertAdvisor)」と呼ばれる自動売買プログラムを入手してMT4にセットします。
その後、自動売買プログラムのパフォーマンス検証を行った上でパラメータの最適化を行います。パラメータの最適化とは、投資環境に合わせて取引に必要となる売買条件の設定を利益が狙える値に変更することです。
自分なりに試行錯誤してみるとこで、より利益を出しやすいパラメータを設定できる可能性を高めることができるでしょう。
自動売買で失敗しないためのポイント
自動売買を使うと必ず利益が得られるというわけではありません。自動売買取引を行っても失敗する可能性はあります。しかし、失敗を回避するためのポイントをおさえて取引を行えば、失敗の確率を下げることができます。
ポイントは2つあります。1つ目は、定期的に設定した条件を再検討することです。自動売買ソフトに設定した売買条件は、自ら設定を変更しなければ変わることはありません。そのため、取引環境の変化や投資スタンスの変化があれば条件設定を変える必要があります。定期的に取引環境や投資スタンスの変化に合わせて条件設定を見直す必要があるでしょう。
2つ目は、自動売買ソフトの選び方です。海外FX業者によって使用できるツールは違う場合がありますので、自分が使っている業者で使用できるものを選ぶ必要があります。また、自動売買ソフトの中には粗悪なものも含まれています。トラブルを回避するためにも信頼できるソフトを選ぶことが大切です。
海外FXに慣れてきたら自動売買にも挑戦してみよう
FXの自動売買には、自分が休んでいる間にも取引ができたり、感情に左右されずに投資ルールに従った取引ができたりするなどのメリットがあります。そのため、FX投資家として利益追求の可能性を広げるためにも、自動売買の活用を検討してみることをおすすめします。
初めて自動売買取引を行う場合には、MT4などの評判の良いプラットフォームを使って始めてみるとよいでしょう。国内FXではMT4が使えない業者も多いですが、海外FXであればほとんどの業者がMT4の利用が可能です。自動売買を始めるのであれば海外FXの方が環境がよいといえるでしょう。