システムトレード
2018.06.25
トレーダーと呼ばれる取引担当者が、専用のトレーディングフロアで、経験と勘による投資を行うのが一般的なトレーディングの姿でした。それに対して、諸条件の組み合わせによって構築された売買システムが、条件を判断して自動的に投資を行うシステムをシステムトレード(System Trade)と呼びます。
非裁量トレードで、表計算ソフト(EXCELなど)を用いて検証(バックテスト)することが多いのも特徴です。またシステムが自動売買するため、取引ルールに属人的な相場観や曖昧な視覚的判断、感情などの不確定要素に左右されることなく、時間的な拘束を全く受けず、あくまでロジカルに投資行為が実行される点が特徴です。
だだし、すべての相場状況に的確に反応するシステムの構築は難しいようで、状況に最も適合したストラテジと呼ばれる取引手法を選ぶことになっています。ネット系証券会社はいくつかのストラテジを搭載したシステムトレードツールの提供を行っていることがあり、個人投資家のFX取引などにも活用されています。
システムトレード自体を略して「シストレ」、システムトレードをする人のことを「システムトレーダー」と呼びます。
読み方
システムトレード・しすてむとれーど
同意語