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海外FXはリスクが高い?海外FXに潜むリスクと回避法

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UPDATE2021.07.16

海外FXに関する基本知識

海外FXはリスクが高い?海外FXに潜むリスクと回避法

海外FXをやってみようという人のなかには、海外FXはリスクが高く危険なのではと思っている人もいるでしょう。リスクが大きいと感じればなかなか挑戦できないのも無理はありません。確かに海外FXにはさまざまなリスクがあります。しかし、正しくリスクを認識して有効な対策を行えば、リスクを抑えることは可能です。そこで、海外FXにはどんなリスクがあるのか、そのリスクを抑えるためにはどうすればよいのかについてお伝えします。

海外FXのハイレバレッジ取引に関するリスク

海外FXのハイレバレッジ取引はハイリスクだといわれる理由

海外FXの特徴はハイレバレッジ取引ができることです。

FXは少額の証拠金に対して何倍もの金額の取引ができます。レバレッジ倍率が大きいほど自己資金に対して大きな取引ができる仕組みです。少額の自己資金でも大きな利益が狙える一方、自己資金と比較した場合に多額の損失を被るリスクもあります。

国内FXの場合はレバレッジ倍率が最大25倍に規制されていますが、海外FXの場合は国内の規制は及びません。なかには1000倍を超えるレバレッジがかけられる海外FX業者も存在します。レバレッジ倍率を大きくすればそれだけ損失を被った場合の金額は大きくなります。そのため、ハイレバレッジが可能な海外FXはリスクが大きいといわれているのです。

海外FXはゼロカットシステムでリスクを限定できる

ハイレバレッジ取引は確かにリスクが大きい取引です。しかし、リスクを限定できればハイリターンを狙いやすくなります。海外FXには追証なしのゼロカットシステムが採用されています。そのため、追証がありゼロカットの仕組みがない国内FXよりも、リスクを限定することは可能です。

海外FXの各種リスクと回避法

追証とは、含み損が大きくなり証拠金の維持率が一定以下になったときに取引を継続するために追加で投入する証拠金のことです。

国内FXでは、証拠金維持率が一定以下になると追証を求められます。しかし、海外FXは追証を入れる必要はありません。証拠金と同額の損失が生じた場合、強制的に取引を終了するゼロカットシステムが導入されているからです。

ゼロカットを行えば海外FX業者は損をしませんので、追証を求められないのです。ハイレバレッジ取引を行っても、証拠金以上の損失を被ることはないため、投資家のリスクは国内FXよりも限定的で、むしろ国内FXよりも安心だといえるでしょう。

ハイレバレッジ以外の海外FXに関するリスクと回避法

信託保全が義務化されていない

ハイレバレッジ取引に関わるリスク以外にも、海外FX特有の主なリスクが5つあります。

1つ目は、信託保全が義務化されていないことです。顧客から預かった資産は分別管理するのが基本です。事業用の口座と顧客口座を分けることによって分別管理できます。さらに安全な顧客資産管理方法は信託保全です。

信託保全を行う場合、FX業者の管理下で顧客資産を保管するのではなく、資産管理のプロである信託会社に財産を移して資産管理を行います。そのため、より安全に顧客資産を保管できる体制を整えることが可能です。

国内FXは顧客財産の信託保全が義務付けられていますが、海外FXはその規制の対象外であるため信託保全が行われていない場合があります。対策としては、信託保全を行っている海外FX業者を選ぶことです。

海外送金手数料が高い

2つ目のリスクは、海外送金手数料が国内送金手数料よりも高いことです。国際送金を行う場合、複数の金融機関を経由して送金が行われますので手数料がかさんでしまいます。

また、送金にかかる時間も長くなるのが一般的です。少額の出金を繰り返していると財産が目減りしてしまうリスクがあります。

海外FXの各種リスクと回避法

リスク回避方法としては、ネッテラーを利用する方法が有効です。ネッテラーとは国際決済サービスの名称で、バーチャル銀行口座を用意することで低額の送金手数料による国際送金が可能になります。ネッテラーが利用できる環境を整えたうえで海外FX取引を行うことで、送金手数料が高いという弱点をある程度克服できるでしょう。

日本語サポートが十分ではない

3つ目のリスクは、日本語サポートが十分ではない海外FX業者が存在することです。

海外FX業者にとって、FX取引をする人が多い日本人は大切な顧客ですので、一定の日本語サービスを提供していることが多いです。しかし、サポートレベルは海外FX業者によって違います。日本語のサポートレベルが低い海外FX業者の場合、トラブルの問い合わせなどについて日本語で十分な対応をしてもらうことができない可能性があります。

対策は、日本語サポートが充実している海外FX業者を選ぶことです。電話対応を日本語で行っているFX業者や日本語メールを24時間受け付けていてレスポンスも速いFX業者を選ぶとよいでしょう。海外FX関連サイトであるFXPLUSなどを活用して日本語サポートのレベルを事前に確認してから口座開設することが大切です。

出金停止・取引停止トラブル

4つ目のリスクは、出金停止や取引停止トラブルに遭遇することです。禁止取引を行うなどして規約に違反すると出金停止や取引停止されることがあります。しかし、何の理由もなくこういったトラブルに見舞われる可能性があることを知っておきましょう。

海外FX業者のなかには、悪徳業者が含まれている可能性も否定できません。悪徳業者の場合、口座開設を行って入金したとたんに連絡が取れなくなったり、明確な理由もなく出金停止をしたりすることがあります。

対策は、金融ライセンスを保有している海外FX業者を選ぶことです。海外FX業者は、日本の金融庁の登録を受けていませんが、日本以外のいずれかの国の金融ライセンスを受けている業者が多いです。金融ライセンスを取得するためには、顧客保護の体制を整え、トラブルが発生しないように事業を行うことも求められます。

海外FXの各種リスクと回避法

悪徳業者は、金融ライセンスを保有していないことがほとんどです。金融ライセンスの有無を確認したうえで海外FX業者を選択しましょう。

税負担が高くなる可能性がある

5つ目のリスクは税負担です。国内FXの場合、取引によって得た所得はほかの所得と合算せず申告分離課税されます。税率は約20%です。そのため、多額の利益を得ても税負担は一定率で済む仕組みになっています。

一方、海外FXで得た所得は総合課税が適用されます。総合課税は、ほかの所得と合算したうえで課税総所得金額に応じた税率が適用される仕組みです。税率は、約15~55%の超過累進税率が適用されます。そのため、FXの利益が多額になる場合やそのほかの所得が多い場合は、国内FXと比較して税負担が重くなる点がリスクです。

対策としては、税負担を考慮しながら利益を一定額以内に抑えるなどの方法があります。

まとめ

海外FXには、ハイレバレッジ取引によって損失が大きくなるリスクだけでなく、信託保全されていない、送金手数料が高い、日本語サポートレベルが低いなどのリスクもあります。また、悪徳業者による出金停止などのトラブルに遭遇するリスクや税負担が重くなるリスクも見逃せません。

しかし、ほとんどのリスクは有効な対策をとることによって低減できます。リスクを抑えることができれば、海外FXの特徴であるハイレバレッジ取引で効率的に稼げるというメリットを最大限に活かせるようになるでしょう。

そのためには、海外FX業者の選択が重要です。FXPLUSで確かな情報を収集し、リスクを抑えながら海外FX取引を行ってみましょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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