海外FXでは、国内FXにはない多様な入金・出金方法が選べる
海外FX初心者のお役立ち情報
今回は海外FX業者を利用した際の入金や出金の方法についてお伝えします。海外FXで運用した資金が増えたとしても、自分の口座に送金し、出金をしないことには利益が確定したとは言えません。海外FX業者の入金や出金方法は、国内FX業者と比べて選択肢が多く用意されており、業者によって対応可能な手段や手数料に違いがありますので、この記事で自分に適した入出金手段を見つけましょう。
海外FXの入出金方法徹底比較
入出金の方法は主に3つ
海外FX業者であっても国内FX業者であっても、資金を入金しなければFX取引を始められません。入金した資金でFX取引を行い、その結果として利益が出た場合でも出金しなければ利益は確定したとは言えません。入出金の主な方法は以下の3つです。
①国内海外送金による入出金
②クレジットカード/デビットカードによる入出金
③オンラインウォレットによる入出金
となっています。それぞれにメリットとデメリットがありますので、詳しくみていきましょう。
国内海外送金による入出金
銀行口座を使って入出金する方法です。最大のメリットは、銀行というバックグラウンドがあり、入出金手段として信頼できるという点でしょう。一方のデメリットとしては、その手数料の高さと送金した金額が実際に口座に反映されるまでに時間を要するという点が挙げられます。詳しく説明します。
例えば、海外FX業者に10万円を出金するように指示を出したと仮定します。海外FX業者は、当然のことながら海外の金融機関に口座を持っていますので、国内の銀行口座に着金させるには、中継銀行を介さなくてはなりません。海外FX業者が中継銀行に送金し、中継銀行が国内の銀行に送金して初めて国内の銀行口座から出金できるようになります。その際の手数料は、中継銀行で3,000円程度、これに加え国内の銀行でも3,000円程度の手数料をそれぞれ徴収されるケースが一般的です。したがって、トレーダーとしては出金するたびに6,000円程度の手数料が取られてしまうことになります。また、中継銀行を介するため、口座に反映されるまでに数日~1週間かかります。
クレジットカード/デビットカードによる入出金
こちらの入出金方法は、ほとんどの海外FX業者で対応しています。入金の際のメリットは、カード情報を海外FX業者のサイト内で入力するだけでよく、手数料もかからないので非常に簡単に入金ができる点です。デメリットは、例えば利用する海外FX業者がマスターカードのみの対応だった場合、マスターカードでの入金をしなければならない、といったように業者によって対応するカードブランドが異なる点です。自分が利用する海外FX業者が対応するカードブランドをあらかじめ確認しておきましょう。
出金に関しては、入金した金額以上を出金することはできない仕組みになっています。これは、クレジットカードの入金ではカードのショッピング枠が適用されるため、出金の際は返金という形で処理が行われるためです。例えば、クレジットカードで10万円を海外FX業者に入金し、FX取引の結果として残高が50万円になったとします。50万円を全額引き出す場合であっても、クレジットカードへの出金は入金金額の10万円が上限となり、残りの40万円は国内海外送金か後述するオンラインウォレットで出金しなければなりません。
オンラインウォレットによる入出金
オンラインウォレットは、インターネット上で管理できる電子財布のことです。いくつか種類がありますが、ここでは海外FX業者でも取り扱いが多いbitwalletについて説明します。bitwalletはオンラインで入金や出金、送金ができるサービスで、2017年から海外FX業者が入出金方法として採用し始め、現在では多くの海外FX業者の入出金に対応しています。
最大のメリットは、出金時の手数料の安さです。出金するには、bitwalletに登録した国内の銀行口座へ送金するという形をとります。円送金の場合、手数料が824円と低く設定されています。前述した海外送金の際の数千円と比べると、その低さが際立ちます。一方のデメリットとしては、bitwalletへ入金する際の手数料が高い点です。銀行口座からの振込やクレジットカードによる振込で入金することができますが、クレジットカードの場合は、入金金額の4〜5%の手数料が取られてしまいます。銀行振込では振込手数料や、海外銀行からの送金の場合は中継銀行手数料などが発生する場合がある点もデメリットとも言えるでしょう。とはいえ、出金時の手数料の低さはトレーダーにとっては非常に魅力的です。
海外FXで起こりうる出金拒否と注意すべきポイント
海外FX業者において、出金が拒否されるといった事態はまれですが、禁止事項に抵触したり登録口座の情報にミスがあった場合は、出金できないケースもあります。出金拒否という事態に遭遇しても、焦ることなく対処すれば解決しますので、それぞれのケースについて見ていきましょう。
登録口座以外への出金
海外FX業者に登録している口座以外への出金はできないので注意が必要です。これはマネーロンダリング対策の一環でもあります。また、振込先の口座名義人の氏名とアルファベットの名前が一文字でも違うといった個人情報に相違がある場合も出金ができません。satoとsatoh、taroとtarouなどのスペルも再度確認をしましょう。
入金時に利用したカード以外への出金
クレジットカードへ出金する場合では、入金時に利用したカード以外への出金ができません。これは前述したように、クレジットカードのショッピング枠を利用して入金するというシステムになっているため、出金時にはそのカードに返金処理を行うという形になります。したがって、利用していないクレジットカードへの出金はできません。また、繰り返しになりますが、入金した金額以上を出金することもできないので注意が必要です。
禁止取引を行ったことによる口座凍結
海外FXの出金でトラブルに遭わないために
海外FX業者と聞くと、国内業者と比べて信用性に劣るのでないか、といった不安を抱く方もいらっしゃると思います。中には悪質な業者もいますが、海外FX業者は国内業者にはない魅力があるのも確かです。ここでは、優良な海外FX業者とそうでない海外FX業者を見分け、トラブルに遭わないためのポイントを見ていきましょう。
信託保全を行っている海外FX業者を選ぶ
信託保全とは、トレーダーから入金された資金を信託銀行などに預け、FX業者が倒産した場合でもトレーダーが入金した金額までは全額返還される制度です。国内業者は、監督官庁の金融庁の規制により信託保全が義務付けられていますが、海外FX業者は金融庁の管轄外なので、自主的に信託保全を行っているかどうかを確認する必要があります。
世界的な金融ライセンス登録がある海外FX業者を選ぶ
海外FX業者は国内FX業者とは異なり、日本の金融庁からの金融ライセンスは所持していませんが、大手と言われる海外FX業者は、その地域や国の金融ライセンスを所持しています。ライセンスがあるから絶対的に信頼できる、ことにはなりませんが、どのような金融ライセンスを持っているのかや、TheFinancialCommissionのような第三者委員会に加盟しているか否かも、海外FX業者の信頼性を測る指標としては重要になります。
入金方法による縛りのない出金方法を選ぶ
入金方法によって、出金の際の手段が限られるケースがよくあります。前述したように、クレジットカードは入金した金額以上を出金することができない仕組みとなっています。出金時にストレスを感じないためにも、制限が少ないオンラインウォレット等を選択した方が出金をスムーズに行えるでしょう。
まとめ
今回は、海外FX業者の入出金方法を中心に説明しました。紹介した3つの入出金方法には、それぞれメリットやデメリットがありますが、入出金に際して重視したいのは、手数料の低さと入出金した金額が反映されるまでの日数の短さです。入出金の度に高い手数料を支払ったり、金額が反映するまでに数日かかったりするのは考えものです。
その点で見ると、bitwalletの手数料の安さと反映までの日数の短さは非常に魅力的です。前述したように、国内海外送金では、約6,000円の手数料と数日〜1週間の日数が必要なのに対し、bitwalletの手数料は円送金の場合わずか824円である上、取引口座にも即時反映されます。これによって低コストでスムーズな取引が実現できます。またbitwalletは、セキュリティ対策をもっとも重視し、AML(アンチ・マネー・ロンダリング)やKYC(本人確認)といったセキュリティ面で、世界基準かつ厳格な運用体制を導入しています。国内FX業者にはない魅力を持つ海外FX業者で、効率よく利益を上げられるように、それぞれにあった入出金方法を考慮していきましょう。