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徹底解説!国際決済サービス「STICPAY」

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UPDATE2020.02.18

海外FX初心者のお役立ち情報

徹底解説!国際決済サービス「STICPAY」

海外FX口座に入出金する手段として、最近ではオンラインウォレットが主流になりつつあります。今回はそのオンラインウォレットの中でも2017年にサービスを開始したSTICPAY(スティックペイ)について、その特徴やメリットなどを徹底解説します。

STICPAYはオンラインウォレットの一種

オンラインウォレットとは

オンラインウォレットは、その名前の通りインターネットで自分の金銭を管理する口座のことです。オンラインウォレットに資金を入金しておけば、同じサービスのユーザー間での送金が素早くできるほか、安い手数料で日本円から米ドルなどへの両替を行うことができます。

海外FXにおいては、海外FX口座への入金や利益を出金する際に、銀行口座を使うよりオンラインウォレットの方が所要時間が短く、手数料も安く済ませることができます。STICPAYはサービスを開始して約3年の新興サービスになりますが、その他、海外FX業者で対応しているオンラインウォレットの代表格としては、bitwalletやNETELLER、Skrilがあります。但し、NETELLERとSkrilは日本在住者へのサービスを終了しています。

STICPAYの口座開設はわずか3分で完了!

徹底解説!国際決済サービス「STICPAY」

STICPAYの口座開設はとても簡単で不備がなければわずか3分程度で完了します。手続きは全てオンラインで完結し、(1)必要事項の入力(2)電話番号の認証(3)必要書類の提出という3つのステップになります。

(1)必要事項の入力
公式ページの「口座開設」の項目をクリックした後に、メールアドレスや生年月日、氏名、電話番号といった必要事項を記入します。ここでSTICPAYで利用する通貨を米ドル(USD)や日本円(JPY)、香港ドル(HKD)などから選択しますが、後述するSTICPAYカードを利用するのであれば、これを香港ドルにしておくといいでしょう。

(2)電話番号の認証
登録した電話番号宛てにSTICPAYからショートメッセージ(SMS)が届くので、そのメールに記載の認証コードを登録画面に入力すると認証は完了します。

(3)必要書類の提出
続いて資金を入金するためには、顧客確認(KYC)手続きを完了しなければなりません。本人確認のために必要な書類は、身分証明書(免許証、パスポートまたはマイナンバーカード)と、公共料金の領収書や住民票などの居住証明書(Proof of Address, POA)の2点で、居住証明書は3ヶ月以内の発行日が確認できる書類である必要があります。書類はスマートフォンで撮影の上、STICPAYの登録画面からアップロードし、早ければ数分で承認手続きが完了します。

STICPAY口座への入金

口座の開設と必要書類の承認が完了すれば、即時にSTICPAY口座に資金を入金できるようになります。

STICPAY口座への入金方法はいくつかありますが、ここでは着金までの時間が約5分と一番短いクレジットカードでの入金を紹介します。クレジットカードでは初回の入金時のみ、利用するカードの裏表の写真をアップロードして承認手続きを行わなければなりません。早ければ数時間で承認されて入金が可能となります。クレジットカードでの入金は即時反映になりますが、3.85%の手数料が掛かります。

その他国内銀行送金、海外銀行送金、UnionPay、仮想通貨(ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム)などの入金方法もございます。

STICPAYの特徴

幅広い手段で行えるSTICPAYへの入出金

前述したように、STICPAYへの入金はクレジットカードの他に、国内・海外銀行送金やビットコイン・イーサリアムといった仮想通貨でも行えますが、入金方法によって着金までの時間や手数料が異なるので注意してください。

例えば、海外銀行送金は着金までに3営業日ほどかかり、手数料は1%、クレジットカードは約5分で着金するものの手数料は3.85%で国内銀行送金より高めの設定となっています。

入金方法着金までの時間手数料
国内銀行送金銀行営業時間内:
1~2時間
銀行営業時間外:
翌営業日9時以降順次
2%
海外銀行送金3営業日1%
クレジットカード約5分3.85%
UnionPay(中国のお客様専用)約10分1.5%
仮想通貨約30分1%

一方の出金方法も送金と同じように、国内・海外銀行送金や仮想通貨の他、後述するSTICPAYカードへの送金も可能すが、出金する場合もその手段によって着金までの時間と手数料が異なります。例えば、国内銀行口座への送金は、2営業日で着金しますが800円+1.5%の手数料が必要となります。

出金方法着金までの時間手数料
国内銀行送金2営業日1.5%+800円
海外銀行送金4~7営業日5%
STICPAYカード2~3営業日1.3%
仮想通貨1営業日1%

STICPAYカードは強い味方

STICPAYカードはSTICPAY口座と連動したデビットカードのようなもので、STICPAYを利用する最大のメリットと言っても過言ではありません。STICPAYカードは日本国内の銀行ATMやコンビニATMのみならず海外のATMでも、現地の通貨を引き出せるので、旅行先などで現金が必要になった際に重宝します。

カードの発行には口座開設とは別に手続きをしなければならず、パスポートなどの提出が必要となります。また、STICPAY口座残高から、カード発送費として40USD(相当額)、初回のチャージ金額として500HKDが引かれるため、口座残高が110USD(相当額)以上である必要があります。尚、STICPAYカードの設定通貨は香港ドルのみとなるので、保有しているSTICPAY口座の設定通貨も確認しましょう。

STICPAYカードで出金するには、まず、STICPAY口座からSTICPAYカードへ資金を移動し、その上で各ATMから出金するという流れになります。STICPAY口座からSTICPAYカードへの資金移動は1営業日で完了しますが、それぞれの工程に手数料が発生します。もし、STICPAY口座が香港ドルでない場合は、別途為替手数料がかかります。

仮にSTICPAY口座にある1,000HKDをSTICPAYカードに資金移動する場合の各種手数料は、

1,000(HKD)×1.3%(手数料)=13HKDとなり、

STICPAYカードから日本国内ATMで引き出す場合の各種手数料は

1,000(HKD)×1.3%(手数料)+1,000(HKD)×2%(為替手数料)=33HKD

で、各種手数料の合計は46HKD、日本円で約648円になります(2020年1月10日現在)。

もしSTICPAY口座の通貨を香港ドル以外に設定していれば、STICPAY口座からSTICPAYカードへ資金を移動する際にも為替手数料(2%)が生じるので注意してください。

万全の日本語サポート

徹底解説!国際決済サービス「STICPAY」

STICPAYはサポート窓口が日本語に対応しています。金銭関係のトラブルが生じた時に問い合わせが必要になることもあるのではないでしょうか。サポート窓口が英語だけの対応では、状況を伝えることも容易ではないので、日本語に対応している万全のサポート体制は心強いでしょう。

STICPAY、bitwalletと比較するとどうなの?

徹底解説!国際決済サービス「STICPAY」

入金手段が多いSTICPAY

STICPAYとbitwalletを比較した際に、STICPAYが優れているのは、入金手段が多い点です。どちらのオンラインウォレットにも共通する入金手段である、クレジットカードや銀行送金の他にSTICPAYはUnionPayや仮想通貨にも対応しています。仮想通貨はビットコインやライトコイン、イーサリアムの3種類が使え、入金手数料も1%と低く設定されています。

国内銀行への出金手数料はbitwalletが魅力的?

国内銀行への出金する手数料は、bitwalletが最大で824円なのに対して、STICPAYは出金額の1.5%+800円となっています。海外FX取引で得た利益をオンラインウォレット経由で国内銀行に出金する場合、手数料の面ではbitwalletの方が魅力的と言えるでしょう。

まとめ

サービスを開始してからの年数が短いSTICPAYは、同種サービスのbitwalletに比べると手数料の面などで魅力が弱い側面もありますが、対応する海外FX業者の数も徐々に増えています。最近では、TitanFXがSTICPAYによる入出金サービスを開始しています。世界中のATMで現金を引き出せるSTICPAYカードなど魅力的なサービスも展開しているので、更なる利便性の向上に期待したいところです。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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