IS6FX(アイエスシックスエフエックス)は、豪華なボーナスプログラムやユニークなサービスが特徴のFXブローカーです。
IS6FXの前身である「is6com」は2017年にサービスを開始し、その後2020年に「TEC Wrold Group」に買収されたことで、サービスや取引環境の大幅な改善が図られました。
当記事では、IS6FXの担当者から直接インタビューを受けた内容を元に、IS6FXの現在に至るまでの経緯やサービス内容についてご紹介します。
旧is6comからIS6FXへブランド名変更
2017年にサービスを開始した「is6com」は、2020年にブランド名を「IS6FX(アイエスシックスエフエックス」に変更し、サービス内容の改善を図りました。
その後、2022年には、以下の3社を統合し「IS6 Global Group」を新設しています。
IS6FXが統合した会社
- IS6FXの運営会社「TEC Solution.Ltd」
- ブランド管理会社「IS6FX.Ltd」
- ホールディング会社「TEC World.Ltd」
IS6FXは、「進化する世界的金融サービスプロバイダー」を企業理念に掲げ、トレーダーの要望を取り入れながら急速な進化を遂げています。
この進化の主な要因には、「TEC World Group」による買収による財政基盤の強化、金融ライセンス取得による信頼性と安全性の向上が挙げられるでしょう。
サーバー関連問題や出金問題の解決について
旧is6comでは、一部のトレーダーから不評が続出した「サーバー問題」と「出金問題」がありました。こうした問題について覚えている方は、IS6FXにもネガティブな印象を持ち続けているかもしれません。
しかし、IS6FXに変わってからはこれら諸問題を見事に改善しています。具体的な問題の原因から、どう改善を行ったのか、その真相についてIS6FX担当者へ伺ってみました。
is6com時代の問題をどのように解決したのでしょうか?
is6comでは、トレード環境と出金遅延でお客様に大変ご迷惑とご不安をおかけしました。
トレード環境悪化の原因は、is6comがホワイトラベルであったところにあります。 ホワイトラベルは、ライセンス保有会社と取引サーバーを共用する為、両社ともに顧客が増えた影響により、約定できなかったり、口座にアクセスできないなど、取引環境が悪化しました。
その状況を解決する方法はたったひとつ、ホワイトラベルからの脱却しかなく、早期にライセンスを取得および取引サーバーを移行することで問題を解消しました。
出金遅延の原因は、2020年から始まったコロナ禍により提携銀行がロックダウンし、銀行の営業が停止したことからスタートしました。
その影響でお客様の資金を引き出せないような状況が続きましたが、TEC Worldグループの買収による資本増加と、提携先銀行を増やすことで、解消しました。
ホワイトラベルとは、取引プラットフォームやサービスなどがパッケージで提供される仕組みを指します。海外FXブローカーの運営を始めるには相当な資金量と人材が必要となりますが、ホワイトラベルを利用することでそれらを回避して運営することが可能です。
しかしながら、ホワイトラベルでは複数のブローカーが同じサービスを共有するため、約定ができなかったり口座にアクセスできなかったりといった問題が発生します。
そこでIS6FXは、リニューアルの際にホワイトラベルから脱却することで、トレード環境の悪化という問題点を解消しました。
出金遅延の問題については、2020年から始まったコロナ禍により提携銀行がロックダウンし、銀行の営業が停止したことが主な原因でした。これについては、「TEC Worldグループ」の買収により資本増加を行い、さらに提携先銀行を増やすことで出金遅延問題を解決できたようです。
IS6FXのボーナスについて
IS6FX(アイエスシックスエフエックス)では、常にボーナスキャンペーンを開催しています。2023年4月時点で開催されているボーナスキャンペーンは以下の通りです。
IS6FXのボーナス
- 口座開設ボーナス
- 初回入金100%ボーナス
- お友達紹介で最大5,000円プレゼント
口座開設ボーナスで付与される金額は時期によって異なります。過去には「50,000円」もの高額な口座開設ボーナスを提供していた時期もありました。
また、ハイブランドバッグや高級腕時計などの豪華なプレゼントキャンペーンが開催され好評を博しました。
さらに、IS6FXではボーナスを現金に換金できる「EX口座」も用意されています。ボーナスを現金化することでご出金いただけるため、ボーナスをそのまま利益にすることが可能です。
IS6FXのボーナスの悪用に対する対策は?
ボーナスが魅力的であるほど、残念ながら悪用される可能性も高くなります。昨今はボーナスの不正利用問題で、出金遅延が発生するブローカーもあります。
そこで、現在IS6FX(アイエスシックスエフエックス)ではどのような悪用対策を講じているのか、伺ってみました。
ボーナスの悪用対策を実施していますか?
何かと話題になることの多いボーナスの悪用ですが、豪華なボーナスを提供している御社でも発生しているのではないかと思います。
御社ではボーナスの悪用に対してどのようにして対策を行っていますか?また、ボーナスの悪用を発見した場合、どのような措置を取っているのでしょうか?
代表的なボーナスの悪用はボーナスアービトラージになります。
ボーナスアービトラージを感知するシステムと、ディーリングチームによる24時間常時監視により防止しております。
その状況を解決する方法はたったひとつ、ホワイトラベルからの脱却しかなく、早期にライセンスを取得および取引サーバーを移行することで問題を解消しました。
規約に反する取引行為が確認できた場合、サービス利用を停止の措置をとっておりますが、口座に残っている資金は、出金させて頂いております。
ボーナスアービトラージとは、ボーナスを利用した両建てを不正利用して利益を得る取引のことです。ボーナスアービトラージは海外FXブローカーの損失を前提とした取引手法であるため、多くの海外FXブローカーで禁止されています。
例えば、重要指標発表前や、大きなイベントが予定されているタイミングでA社とB社それぞれに口座を開設し、同額の口座開設ボーナスを使って以下のポジションを保有したとします。
- A社で「ドル円ロング」
- B社で「ドル円ショート」
重要指標発表後や大きなイベント後は、価格が大きく動く可能性が高く、ポジションの損益も大きく変化します。仮にドル円が大きく上昇した場合、ポジションは以下のように変化します。
A社の口座では利益が発生し、B社の口座ではロスカットとなり、トレーダーの損失はB社が補填することになるため、一連の取引でトレーダーはリスクをとることなく収益を得ています。こうしたボーナスの悪用に対し、厳しい取り締まりが行われるのはむしろ必然といえるでしょう。
IS6FXで禁止される行為とは?
IS6FX(アイエスシックスエフエックス)では、ボーナスアービトラージ(ボーナスを利用した両建て)の他にも、注意すべき禁止行為として以下のものが挙げられます。
IS6FXで禁止されている行為
- 口座名義人以外の口座利用
- 複数名で1つの口座を利用すること
- 18未満の登録、架空名義での登録
- 複数業者間、複数トレーダー間での両建て取引(※1)
- 経済指標時などの相場が急変動するタイミングのみを狙ったトレード
- 事前連絡なしの大きなロット
- IS6FXのサービスやシステムの盲点を狙ったトレード(※2)
- ただし、IS6FXの同一口座内で両建てすることは禁止されていません。
- レイテンシーアービトラージなど
IS6FXでは、他にも禁止行為を細かく規定していますが、上記行為は知らず知らずのうちに禁止行為を行ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
全く意図していなくても禁止行為に該当すれば、口座凍結や利益取り消しなどペナルティが課されてしまいます。
IS6FX(アイエスシックスエフエックス)では、禁止行為に対してどのような対策を講じているかについて伺ってみました。
禁止行為に対してどのような対策を講じていますか?
入金ボーナスを悪用した両建て取引になります。ボーナスブローカーである限り、この問題は常につきまとう為、意識はしております。また、最近話題になっている第三者名義貸しや口座転売等によるボーナスの不正受け取り、名義ロンダリング行為に対しても弊社は早期から対策を講じておりまして、お客様のトレードへの悪影響を撲滅するようモニタリング環境を日々強化しております。
やはり、ボーナスを利用した不正取引に対する取り締まりに、IS6FXは特に力を入れているようです。具体的には両建て取引や第三者名義を使ったボーナスアービトラージ、名義ロンダリング行為に対して、モニタリング環境を日々強化しているとのことでした。
ブローカーはボーナスの不正利用者にコストを割いてしまうと、より良い取引環境の提供が難しくなってしまいます。トレーダーは優秀な取引環境を守るためにも、ボーナス不正利用を排除しなければなりません。つまり、IS6FXが行うボーナス悪用の取り締まりは、ユーザーへ利益還元を少しでも多くするための措置ともいえます。
また、IS6FXが掲げる「世界的金融サービスプロバイダー」としての役割を果たすための一環として、マネーロンダリングを減らす意図もあることでしょう。