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Exness(エクスネス)は近隣諸国である香港にサーバーを設置することで、MetaTraderのレイテンシーが大幅に改善されました。
この改善により、Exnessでのトレードの約定速度が向上し、より快適かつ精度の高いトレードが可能になりました。
本記事では、ExnessのMetaTrader5(MT5)のPing値を実測し、他のブローカーのPing値と比較しています。
さらに、Ping値を改善するための方法についても詳しく解説していますので、Exnessでの短期トレードを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Exnessが改善したPing値とは?
レイテンシーとは遅延時間を意味し、データの送受信にかかる時間を示します。つまり、インターネットの応答時間のことです。レイテンシーをわかりやすく数値化したものをPing値と呼び、一般的にms(ミリセカンド / ミリ秒)で表示されます。
MetaTraderを使用して成行注文を行う際、売買ボタンをクリックしてから注文が執行されるまでのタイムラグを感じた経験はありませんか?タイムラグが大きい業者では約定がもっさりとしてしまい、これがストレスの原因となり得ます。
今回紹介するExnessのようにPing値の高速な業者で取引することで、より快適にトレードすることができるのです。
Ping値と回線速度の違い
まず混同しがちなのが、Ping値と回線速度です。Ping値と回線速度は異なるため、注意が必要です。
Ping値がインターネットの応答時間(ms)であるのに対し、回線速度は1秒間に伝送できるデータ量(bps)を表します。
したがって、Ping値は数値が小さいほど良好な通信環境であると判断できるのに対し、回線速度は数値が大きいほど良好な通信環境であると判断できます。
Ping値を確認する手順
まず、自身のPCでMT5のPing値を確認してみましょう。MT5でPing値を確認する手順は、以下の通りです。
MT5でPing値を確認する手順
- MT5起動後、サーバーとの接続を確認
- MT5右下に表示されている数値がPing値
- Ping値をクリックすると、サーバー一覧のPing値を確認可能
Ping値が小さければ小さいほど、インターネットの応答時間は短くなるため、MT5のチャート反映速度や注文の通りやすさなどの向上が見込まれます。
特にスキャルピングトレードやEAによる自動売買を行っている方には、重要な数値といえるでしょう。
Exnessと他社のPing値を実測
Exness(エクスネス)MT5のPing値を測定してみたところ、Exnessスタンダード口座の各サーバーPing値は50ms〜120msです。ExnessのPing値はこれまでは200ms〜300msの範囲であったため、大幅に改善されていることが分かります。
次に、日本で人気の高いXMTrading、FXGTとPing値を比較してみましょう。それぞれのブローカーが提供するMT5で実測してみた結果は、以下の通りです。
3社のPing値比較表
このように、一般的な海外FXブローカーのPing値は概ね200ms〜300msの範囲内です。したがって、ExnessMT5のPing値はかなり優秀だといえるでしょう。
また、Exnessの「ロースプレッド口座」や「ゼロ口座」は注文方式にECN方式を採用しているため、スタンダード口座に比べてわずかながらPing値を改善する効果もあります。
Exnessの取引環境に対する取り組み
Exness(エクスネス)のPing値が改善された主な要因として、サーバーを強化したことがあげられます。
Exnessは以前まで不安定な相場状況下ではサーバーがダウンするなど、サーバーの脆弱性が指摘されていました。
しかし、Exnessでは安定した取引環境を提供するために、シンガポール、香港にサーバーを設置し、サーバー強化を実施しています。このような取り組みが功を奏したのだと考えられます。
Exnessの充実した取引環境
Ping値が大幅改善されたことで、もともと充実していたExness(エクスネス)の取引環境が、さらに短期トレードにおいても優位性を増しました。
Exnessの取引環境においては、Ping値の他にも以下のようなメリットが受けられます。
このような好条件に加えて、Ping値の改善によりExnessの取引環境はさらに進化しました。
Exnessのping値を改善するには?
本章ではユーザー側でできる、物理的にping値や回線速度を改善する方法を項目別にご紹介していきます。
ping値を改善する方法
- 有線でネット接続する
- Wi-Fiルーターの環境を見直す
- 使用しているアプリの見直し
- IPv6に変更する
- VPSを使用する
ping値改善の考え方とは?
回線速度とは異なりますが、ping値はネット環境に依存しているので、ping値改善の基本的な考え方は回線速度の改善と同じく、ネット環境を良くするということです。 上記項目も、VPSの利用以外はネット環境改善のための手順となっています。
有線でネット接続する
一般的に、無線接続よりも有線のほうが回線速度や安定性において優れていると言われています。現在のネット環境が無線接続の方は、有線でネット接続すると通信が安定し、Ping値が改善されることもあります。
無線LANでネット接続している場合、環境によっては接続速度が不安定になったり、接続する機器の増加によりPing値に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
このような事態を避けるためにも、可能であれば有線でネット接続できる環境に切り替えたほうがよいでしょう。
また、LANケーブルの規格にも注意が必要です。規格がCAT6以上のケーブルが望ましく、一般家庭であれば、「CAT6A」が理想でしょう。
加えて、LANケーブルの形状はノイズ耐性や強度を考えると、「スタンダードタイプ」がおすすめです。
スペックの低いケーブルをお使いの場合であれば、ケーブルの交換によってわずかなPing値の改善効果が期待できるでしょう。
Wi-Fiルーターの環境を見直す
常時有線でのネット接続が難しい場合は、Wi-Fiルーターの環境を見直してみるのがおすすめです。
試しに、有線接続をしてみてPing値が大幅に改善されたのなら、Wi-Fiルーター環境の見直しは必須でしょう。Wi-Fiルーター環境の見直しでは、以下の項目を確認します。
Wi-Fiルーター環境の見直し項目
- 最新のWi-Fi規格かどうか
- 同時接続している端末の台数を確認
- Wi-Fiルーターの設置場所
最新のWi-Fi規格かどうか
お使いのWi-Fiルーターが最新のWi-Fi規格かどうかを確認しましょう。2023年8月時点での最新規格は、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)です。
Wi-Fi 6は、従来のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)やWi-Fi 4(IEEE 802.11n)よりも高速で通信の混雑に強いため、低遅延での通信が可能となります。
ただ、次世代規格「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」の規格策定も進んでいるため、時期によっては、Wi-Fi 7の動向にも配慮が必要となるでしょう。
同時接続している端末の台数を確認
Wi-Fiに接続している端末の台数が多ければ多いほど、Ping値に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
使っていない端末の電源を切るなどして、同時接続する端末を減らすこともおすすめです。
Wi-Fiルーターの設置場所
Wi-Fiルーターの設置場所とPCとの間にコンクリートや木材、壁などの遮蔽物があると、電波は弱まります。
電波が弱まると接続が不安定になるため、Wi-Fiルーターの置き場所も見直す必要があるでしょう。
できれば、部屋の中央で、床より高い位置が理想とされています。
IPv6への変更を
Ping値を改善するために、IPv6対応のプロバイダに変更してみるのもひとつの方法です。これまでご紹介した方法でPing値が改善されない場合、ネット回線自体が原因ということもあり得ます。
IPv6の「IP(インターネットプロトコル)」とは、データ通信方法の規約で、「v6」はIP規格の第6版(バージョン6)を意味します。また、IPv6とIPv4では接続方式が異なり、IPv4ではPPPoE、IPv6ではIPoEでインターネットに接続されます。IPv6・IPoE接続なら混雑している時でも安定した高速通信が期待できます。
2023年時点のIPv6普及率は、全世界でおよそ40%程度です。依然としてIPv4の方が多く使用されています。
現在の接続環境がIPv4の場合、IPv6対応のプロバイダに変更することで、Ping値が改善される可能性もあります。
IPv6をご利用の際は、現在のネット環境がIPv6に対応しているかどうか、以下の項目の確認が必要です。
IPv6に対応しているかの確認項目
- パソコン
- 契約プロバイダ
- ルーター
- アクセスするウェブサイトなど
また、IPv6に対応しているかどうかは、IPv6接続テストができるWEBサイト等でもご確認いただけます。
VPSを使用する
VPSを使用することで、Ping値が改善されることもあります。VPSはVirtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)の略で、日本語では仮想専用サーバーと訳します。
適切なVPSを使用することでFXブローカーのサーバーとの物理的距離が近くなるため、Ping値が改善される可能性が高いです。
Exnessで無料提供しているVPSは、VPSサーバー自体がExnessの取引サーバーの近くに位置しているため、高速かつ信頼性の高い約定の実現を可能にしています。
ただし、ExnessのVPSを無料でご利用いただくには、以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。
ExnessのVPSを無料で利用するための条件
- 全口座残高合計が1,000ドル以上
- 全口座残高が500ドル〜999ドルの場合、直近30日間の総取引量が500,000 USD(または他通貨で相当額)以上であること
VPSを利用することのメリットとは?
VPSを利用するメリットは約定速度の改善だけではありません。VPS上でEAを利用すると、PCをシャットダウンしてもEAを稼動し続けることができます。夜間や急な停電時等にもEAを停止せずに済むので、EAを利用している方にとってVPSの利用は必須とも言えるでしょう。
Exnessで短期も快適トレードを
Exness(エクスネス)ではレイテンシーが大幅に改善されたため、短期トレーダーにとってより充実した取引環境になりました。
一般的な海外FXブローカーがPing値200ms〜300msを示す中、Exnessは50ms〜120msと優れた取引速度を実現しています。サクサクと約定するこの環境はスキャルピングに理想的で、他社では体験できない安心感と信頼性に繋がるでしょう。
もちろん、Exnessが優れているのはPing値だけではありません。スプレッドやレバレッジなど、その他の点においてもスキャルピングに最適な取引環境が整っています。
他社の約定の遅さに不満を感じている方は、Exnessの快適なトレード環境をぜひお試しください。