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最近、一部のSNSなどでFXGT(エフエックスジーティー)の出金拒否と口座凍結が話題となりました。
それに伴い、出金をブローカー側に拒絶されたと見られる一部のユーザーは、口座での取引を停止されるなどの措置を受けたようです。
これらの措置は一時的なものであり、FXGTは出金に必要となる追加の資料の提出などをユーザー側に求めました。その後、口座の取引停止および出金できなくなる問題について、ユーザーとFXGTとの間で解決が図られたものと見られます。
しかし、出金拒否や口座の取引停止などの措置をFXGTが講じなければならない状況に、なぜ陥ってしまったのでしょうか。この記事では、その真相に迫りたいと思います。
この記事の目次
FXGT(エフエックスジーティー)出金拒否の噂とその真相
今回起こったFXGT(エフエックスジーティー)での出金拒否の噂は、具体的にはどのような内容のものだったのでしょうか。まずは、今回の騒動の真相について詳しく見ていこうと思います。
入金と違う経路で出金を行おうとして起こったトラブル
今回の騒動は、とあるトレーダーが「FXGTは出金拒否が起こる」という内容のツイートをしたことが発端です。真相を追求していくと、どうやら入金と違う経路で出金を行おうとして出金拒否となっていたようです。
海外FXの入出金ルールでは、入金した方法と出金する方法は、入金した金額が出金する金額を満たすまで同一でなければなりません。これは、FXGTに限ったことではなく、海外FXではAML(アンチマネーロンダリング)の観点からこういったルールを設けています。
現在では出金は完了しており、FXGTは正当性のある取引で得た利益に関して、出金を拒絶することはないと自社のブログなどで明言しています。
AML(アンチマネーロンダリング)とは?
マネーロンダリングとは、 麻薬取引、脱税、粉飾決算などの犯罪によって得られた資金(汚れたお金)を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入や大口寄付などを行ったりする行為です。
マネーロンダリングに対抗することをアンチマネーロンダリング(AML)と言い、これを徹底することは金融犯罪を防ぐだけでなく、事業の安定的な継続、ひいては社会秩序全体を守ることにも繋がると考えられています。 国際通貨基金(IMF)をはじめ、あらゆる国際機関は一丸となって「断固たるAML とテロ資金供与対策で、金融業界の規律と安定性を高める」という強い意志を打ち出しています。また、それを受け、世界各国で反社会的勢力の違法資金を取り締まるための法規制が厳格化されています。
マネーロンダリング対策として出金ルールは厳重にせざるを得ない
「出金ルールを複雑にすることで故意にユーザーが出金しづらいようにしているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。FXブローカーは、マネーロンダリング対策として出金ルールは厳重にせざるを得ないのです。
政府の規制により、銀行、証券業者、マネー・サービス業者等の金融機関に対して、マネー・ロンダリング対策を設けることが要求されており、それは海外FX業者も例外ではありません。そのため、このような複雑と思われる出金ルールを設ける必要がでてくるのです。
今回のケース以外でも、利用者と入出金先の登録名義が一致しているかどうかなどもブローカーは必ず入出金の際に確認しています。出金拒否の場合、登録先名義の不一致なども大きな要因であるといえます。
そもそも出金拒否をブローカーが起こしても、評判が悪くなり、利用するユーザーが減ってしまうのでなんの得もありません。先ほども述べましたが、正当性のある取引で得た利益に関して、FXGT側が出金を拒絶することは絶対にあり得ません。
トレードを分析できる外部サービスを利用する際は要注意
FXGTでは、今回以外にも度々出金拒否騒動が巻き起こりますが、そのほとんどがユーザー側のリテラシーの欠如によるものでした。
しかし、一部FXGTでも解決に困難を極めた事例がありました。GogoJungleが提供するRealTradeなどのトレード成績を分析できる外部サービスを利用しているユーザーを、同一主体からのアクセスとセキュリティシステムが誤検知してしまったことがあります。
RealTradeはMT5とリンクさせることにより、その取引口座内で行われた取引内容を知ることが可能なツールです。
取引履歴をデータとして取得する必要があるため、サービス提供業者からのアクセスが行われた時に、FXGT側では同一主体から複数のアクセスを検知する形になることがあります。
同一主体から複数のアクセスを検知すると、「違反行為」に抵触したとみなされ、該当した利用者のアカウントの出金停止や口座凍結ということになってしまいます。
FXGTではユーザーがこのようなサービスを利用している事を把握することができないため、ユーザーと大きな食い違いが起きてしまったのは言うまでもありません。
本件は該当するサービスを利用している証明を送付したユーザーに対して、速やかに出金処理が行われました。
現在では、トラブルが起きても取引内容を可視化するサービスを利用している証明を提出すれば問題ありませんが、もしこのようなケースで不安な場合はカスタマーサポートに問い合わせてみてください。
FXGTでの出金拒否はなぜ起こる?
今回の騒動では、「入金した方法と出金する方法は、入金した金額が出金する金額を満たすまで同一でなければならない」というルールを破ったために起こった出金拒否でした。
しかし、今回の騒動以外にも、海外FX関連のSNS上の口コミを見ていると、「出金拒否が起こった」という報告を目にすることがありますよね。
なぜ定期的に出金拒否が起こったという報告がされているのでしょうか?
出金拒否が起こるのはユーザー側に問題がある場合がほとんど
出金拒否には二つの側面があります。ユーザー側に問題がある場合とFX業者側に問題がある場合です。
ただし、FX業者側に問題があるケースは以下の2つのケースとかなり限られています。
FX業者側に問題があり出金拒否が起こるケース
- 詐欺行為を目的として設立・運営されている
- 運営が立ち行かず、倒産や破綻してしまった
FXGTはセーシェル金融サービス庁(FSA:Seychelles Financial Service Authority)の金融ライセンスを保持しており、十分に信頼性のあるブローカーです。
資金の分別管理はもちろんのこと、FXブローカー向け賠償責任保険に加入しており、最大1,000,000ユーロ(約1億円)まで顧客、第三者に対する過失や不作為・詐欺・経済的な損失のあらゆるリスクに対する責任を保証しています。
上記の内容を考慮すると、FXGT側に問題があり出金拒否が起こることは考えにくいといえるでしょう。
一方、ユーザー側に問題がある時に発生する出金拒否の場合、考えられる原因としては以下のものがあげられます。
ユーザー側に問題があり出金拒否が起こるケース
- 入金方法と異なる方法での出金申請
- 銀行口座やクレジットカードの名義が利用者と異なっている
- 同一IPアドレスで複数アカウントの運用
- 複数口座での両建てや他のFX業者間の両建てによる出金拒否
- ゼロカットの悪用による出金拒否
- アカウント認証やクレジットカード認証をしていない
- 出金不可のボーナスに対して出金申請をしてしまっている
- クレジットカードの入金額を上回る出金申請をした
- ブローカー側が定める利用規約に書かれた「違反行為」を行った
出金拒否が起こるのはほとんど上記のケースのどれかに当てはまります。それでは、出金拒否が起こらないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
FXGTで出金拒否が起こらないようにするには?
それでは、FXGT(エフエックスジーティー)で出金拒否が起こらないようにするために、ユーザー側はどのようなことを意識しておく必要があるのでしょうか。出金拒否を避けるための対策を順番に紹介していきます。
まずは利用規約を確認する
当たり前のことですが、利用規約をよく読むようにしましょう。ただし、FXGTの利用規約は日本語ではなく英語で表記されています。そのため、英語が苦手な方は、全て読むというのは少し難易度が高いかもしれません。
そういった方は、公式サイトに記載されている「よくあるご質問」の内容を把握しておけば問題ありません。
海外FXブローカーの場合、FXGT同様に、利用規約は英語で書かれていることが多いので、よくある質問を読んだり、カスタマーサポートに問い合わせたりして不明点を無くしておくことが出金拒否が起こらないようにする一番の対策方法です。
特に、禁止取引については、ブローカー毎に異なるルールが定められているので、取引ルールについては重点的に確認しておきましょう。
当サイトでもFXGTに関するよくあるご質問をまとめていますので、参考にしてください。
銀行口座やクレジットカードの名義を確認する
次に、銀行口座やクレジットカードの名義を確認しておきましょう。
銀行口座やクレジットカードの名義がアカウント名と違う場合は、マネーロンダリングを疑われ出金拒否となる可能性があります。
銀行口座やクレジットカードの名義は必ずFXGTに登録しているアカウント名と同じものを使うようにしてください。
アカウント認証・クレジットカード認証を済ませておく
次に、アカウント認証・クレジットカード認証を済ませておくようにしましょう。
海外FXブローカーでは入金はアカウント認証・クレジット認証が終わっていなくても可能なケースがありますが、出金に関しては認証が完了していないとできません。
口座開設をした後、できる限りすぐにアカウント認証・クレジットカード認証を済ませておくとスムーズにトレードから出金までの手続きができます。
出金前に過去に使った入金方法と入金額をチェックする
次に、出金前に過去に使った入金方法と入金額をチェックするようにしましょう。
クレジットカード入金を利用したときには、クレジットカードで入金した額までは、クレジットカードで出金する必要があります。
今回のトラブルと同じように、入金方法と入金額を把握していないと、出金拒否となってしまう恐れがあります。
出金前に過去に使った入金方法と入金額をチェックし、ルールに則って出金すれば出金拒否は起こりません。
出金拒否についての不明点はFXGTに問い合わせを
FXGT(エフエックスジーティー)の利用規約は日本語ではなく英語で表記されています。翻訳した際に発生する微細な意味の取り違いを回避するために、あえて日本語に訳したものを載せていないのです。
もし、自身の取引内容が「違反行為」に該当しているかどうか不安を持たれた方は、日本語でのサポートを提供している問い合わせ窓口まで、確認してください。
FXGTカスタマーサポートの詳細
日本語サイト | Webサイト・ポータル共に日本語対応 |
---|---|
取引ツール | MetaTrader5:日本語対応 |
日本語サポート | 日本人在籍。メール・サポートチャットによるユーザー対応を実施。 |
サポート対応時間 | (日本時間) 原則24時間(※) |
メールアドレス | jpsupport@fxgt.com |
日本語サイト |
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Webサイト・ポータル共に日本語対応 |
取引ツール |
MetaTrader5:日本語対応 |
日本語サポート |
日本人在籍。メール・サポートチャットによるユーザー対応を実施。 |
サポート対応時間 |
(日本時間) 原則24時間(※) |
メールアドレス |
jpsupport@fxgt.com |
土日祝を含め、原則24時間365日営業。ただし、年末年始など一部は事前連絡の上で休業
24時間365日のサポートを提供する珍しいブローカー
FXGTは海外FXブローカーの中では珍しく、24時間365日のサポートを提供しています。年末年始など一部は事前連絡の上で休業することはあるものの、基本的にはいつでも疑問点を問い合わせることができます。
特に、出金に関してはトレーダー側もセンシティブになり、不安に思うことも多いでしょう。決済代行業者によるトラブルで遅延となったり、意図せず利用規約に引っかかる行為となってしまうこともあります。
利用者に落ち度がない場合、万が一の時にはFXブローカー向け損害賠償責任保険を利用することもできるので、不明点はできる限りFXGTに直接質問するようにしましょう。
FXGTで不当な出金拒否は起こらない
FXGTでの出金拒否の噂がSNS上で騒がれていますが、「違反行為」に該当しない正当な取引により生じた利益の出金をFXGT(エフエックスジーティー)が拒否することはありません。
ブローカー側が不当に出金拒否をした場合、保有している金融ライセンスの剥奪が行われ、トレーダーからの信用も失ってしまいます。そんなリスクを犯してまで不当な出金拒否をする理由はないといえるでしょう。
FXGTは公式ブログにて、「利用者の利益を不正に搾取することを目的とした出金拒否等を行う可能性は一切ない」と明言しています。
今回のSNSにおける出金拒否や口座凍結の問題についても、FXGTは当事者間で連携を取り、早期の解決に向けて尽力しているようです。
利用者は不正に当たる取引をしないためにも、利用規約をよく確認してみることが大事だといえるでしょう。