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Tradeview(トレードビュー)は、狭いスプレッド、有利なスワップポイントなど取引条件に優れた海外FXブローカーです。一方で、ボーナスキャンペーンなどの開催は一切行っていないため、どちらかといえば取引条件重視の中上級者向けのブローカーと言えます。
この記事では、Tradeviewの全銘柄スプレッドを口座タイプ別に紹介しています。また、Tradeviewのスプレッドを他社と比較しているので、口座選びの際は参考にしてください。
この記事の目次
Tradeviewのスプレッドに関する基本情報
まず初めに、取引する前に知っておきたいTradeview(トレードビュー)スプレッドに関する基本情報を解説していきます。
Tradeviewは変動スプレッドを採用
Tradeview(トレードビュー)は、一般的な海外FX業者と同様にスプレッドが市場に応じて変動する変動スプレッド制です。主に市場の流動性によって、スプレッド幅が変動します。
非常に狭いスプレッドで取引できる
Tradeview(トレードビュー)はボーナスを提供していない代わりに、非常に狭いスプレッドを提供しています。資金を取引環境の向上に投じることで、トレーダーは狭い有利なスプレッドでの取引が可能です。
また、50社以上の提携リクイディティ・プロバイダーによる流動性も、Tradeviewの最適なスプレッド掲示を支えています。
口座タイプによりスプレッドと取引手数料の有無が異なる
Tradeview(トレードビュー)では、異なる取引スタイルやトレーダーに対応するため、「Xレバレッジ口座」、「ILC口座」、「cTrader口座」の3種類の口座タイプを用意しています。口座タイプごとの主な取引条件の違いは以下の通りです。
口座タイプごとの条件の違い
口座タイプ | 最低スプレッド | 取引手数料 (往復) |
最低預入金 |
最大 レバレッジ |
Xレバレッジ | 1.0pips~ | 無料 | 100ドル | 500倍 |
ILC | 0.0pips~ | 5ドル | 1,000ドル | 200倍(※) |
cTrader | 0.0pips~ | 5ドル | 1,000ドル | 400倍 |
Xレバレッジ口座 | |
最低スプレッド | 1.0pips~ |
取引手数料 (往復) | 無料 |
最低預入金 | 100ドル |
最大 レバレッジ | 500倍 |
ILC口座 | |
最低スプレッド | 0.0pips~ |
取引手数料 (往復) | 5ドル |
最低預入金 | 1,000ドル |
最大 レバレッジ | (※) |
cTrader口座 | |
最低スプレッド | 0.0pips~ |
取引手数料 (往復) | 5ドル |
最低預入金 | 1,000ドル |
最大 レバレッジ | 400倍 |
FXplusからの開設に限り400倍に設定可能
Xレバレッジ口座は比較的スプレッドが広いですが、取引手数料が無料で最低入金額が100ドルと低く設定されています。初心者が取引を始めやすい口座タイプです。
ILC口座、cTrader口座は、取引手数料が安くスプレッドが狭いためよりコストを抑えた取引が可能です。ただし最大レバレッジが少し下がるうえに、初回最低入金額が1,000ドルに設定されています。
TradeviewではcTraderの利用が可能
Tradeview(トレードビュー)はcTrader口座にて、高性能取引プラットフォーム「cTrader」での取引が可能です。cTraderとはECNに特化した取引プラットフォームで、MT4 / MT5にはない以下のようなメリットがあります。
cTraderのメリット
Tradeviewの口座タイプ別・全銘柄スプレッド
Tradeview(トレードビュー)で取引できる全銘柄のスプレッドを、口座タイプ別に一覧化してご紹介します。
FX通貨ペアのスプレッド
Tradeview(トレードビュー)FX通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
FX通貨ペアの平均スプレッド(pips表記)
銘柄名 | Xレバレッジ | ILC |
EURUSD | ||
NZDUSD | ||
USDJPY | ||
GBPUSD | ||
USDCHF |
USDCNH | ||
EURGBP | ||
USDCAD | ||
AUDUSD | ||
EURAUD | ||
EURCHF | ||
EURJPY | ||
GBPCHF | ||
CADJPY | ||
GBPJPY | ||
AUDNZD | ||
AUDCAD | ||
AUDCHF | ||
AUDJPY | ||
CHFJPY | ||
EURNZD | ||
EURCAD | ||
NZDJPY | ||
USDTRY | ||
EURTRY | ||
CADCHF | ||
EURCZK | ||
EURDKK | ||
EURHKD | ||
EURHUF | ||
EURNOK | ||
EURPLN | ||
EURSEK | ||
EURZAR | ||
GBPAUD | ||
GBPCAD | ||
GBPHKD | ||
GBPNOK | ||
GBPNZD | ||
GBPSEK | ||
GBPSGD | ||
GBPZAR | ||
NOKJPY | ||
NOKSEK | ||
NZDCAD | ||
NZDCHF | ||
USDCZK | ||
USDDKK | ||
USDHKD | ||
USDHUF | ||
USDILS | ||
USDMXN | ||
USDNOK | ||
USDPLN | ||
USDRUB | ||
USDSEK | ||
USDSGD | ||
USDZAR | ||
GBPDKK | ||
EURSGD | ||
EURMXN |
貴金属(ゴールド)CFDのスプレッド
Tradeview(トレードビュー)で取引できる貴金属CFDの平均スプレッドは以下の通りです。
貴金属CFDの平均スプレッド(pips表記)
銘柄名 | Xレバレッジ | ILC |
XAUUSD | ||
XAGUSD | ||
XAUEUR | ||
XAUJPY | ||
palladium | ||
platinum |
株価指数CFDのスプレッド
Tradeview(トレードビュー)で取引できる株価指数CFDの平均スプレッドは以下の通りです。
株価指数CFDの平均スプレッド(pips表記)
銘柄名 | Xレバレッジ | ILC |
J225 | ||
SPXm | ||
FCHI | ||
STOXX50E | ||
WS30 | ||
UK100 | ||
AUS200 | ||
NDX | ||
DOLLAR_INDX | ||
HSI | ||
GDAXI |
エネルギーCFDのスプレッド
Tradeview(トレードビュー)で取引できるエネルギーCFDの平均スプレッドは以下の通りです。
エネルギーCFDの平均スプレッド(pips表記)
銘柄名 | Xレバレッジ | ILC |
NGAS | ||
CRUDEOIL | ||
UKOIL |
仮想通貨CFD(ビットコイン)のスプレッド
Tradeview(トレードビュー)で取引できる仮想通貨CFDの平均スプレッドは以下の通りです。
仮想通貨CFDの平均スプレッド(pips表記)
銘柄名 | Xレバレッジ | ILC |
XRPUSD | ||
BTCUSD | ||
BTCJPY | ||
LTCUSD | ||
ETHUSD |
Tradeviewのスプレッドを比較
Tradeview(トレードビュー)のスプレッドと他社のスプレッドを、Xレバレッジ口座でそれぞれ比較していきます。
TradeviewのXレバレッジ口座を比較
Tradeview(トレードビュー)のXレバレッジ口座の平均スプレッドを、日本でも人気の高い他のブローカーのスタンダード口座と比較していきます。
スタンダード口座タイプのスプレッド比較(pips表記)
Exness(エクスネス)やTitan FX(タイタン FX)と比較すると、TradeviewのXレバレッジ口座の平均スプレッドは全般的に広めです。Xレバレッジ口座はあまり短期トレードには向いていない口座といえるでしょう。
Tradeviewはスワップポイントが他社よりも優秀なため、長期取引を目的としたご利用や、初回最低入金額が低いので、Tradeviewの取引を試してみるために利用するのがおすすめです。
TradeviewのILC口座を比較
Tradeview(トレードビュー)のILC口座と、日本で人気の高い他社ブローカーの類似口座の平均スプレッドを比較していきます。ここでは、なお、スプレッドは取引手数料も含まれている実質スプレッドです。
ILC口座と類似口座タイプのスプレッド比較(pips表記)
Tradeview ILC口座なら、トップクラスの低スプレッドでの取引が可能です。通常、レバレッジは最大200倍に抑えられているILC口座ですが、FXplusから口座開設を行うと400倍に引き上げることが可能なため、短期取引を行う方にもおすすめの口座タイプです。
Tradeviewのスプレッドが広がる時間帯と対処法
Tradeview(トレードビュー)では、スプレッドが広がりやすい時間帯があります。スプレッドが広がりやすいタイミングと理由、対処法をご紹介します。
スプレッドが広がる主な要因
Tradeview(トレードビュー)のスプレッドが広がる主な原因は、流動性の低下です。流動性が低くなると、取引の相手方が見つかりにくくなり、スプレッドが拡大する傾向があります。
FXにおける流動性とは、取引のしやすさを表します。多くの人が売買に参加しているほど、取引がスムーズに行える、流動性が高い状態にあるといえます。
具体的にどのようなタイミングで流動性が低下するのかを説明します。
取引する時間帯
取引する時間帯によって市場参加者の数が異なるため、流動性が大きく変化します。特に、日本時間の早朝は流動性が低くなりスプレッドは広がりやすい傾向にあります。以下はTradeview(トレードビュー)の早朝のスプレッド拡大を示した表です。
Tradeview ILC口座における早朝のスプレッド拡大(対象:EURUSD)
日付 | 平均スプレッド | 最大スプレッド |
2024年5月23日(木) | 0.9 | 4.7 |
2024年5月24日(金) | 0.9 | 4.2 |
2024年5月27日(月) | 0.9 | 7.8 |
2024年5月23日(木) | |
平均スプレッド | 0.9 |
最大スプレッド | 4.7 |
2024年5月24日(金) | |
平均スプレッド | 0.9 |
最大スプレッド | 4.2 |
2024年5月27日(月) | |
平均スプレッド | 0.9 |
最大スプレッド | 7.8 |
日によって変わりますが大きくスプレッドが拡大していることがわかります。
ボラティリティが高いタイミング
ボラティリティが高まると、スプレッドが広がる傾向があります。これは、価格が一方向に大きく動くことで、反対方向の取引が減少し取引が成立しにくくなるためです。具体的には経済指標発表時や要人発言時等が挙げられます。
Tradeview(トレードビュー)のILC口座では、経済指標発表前後で以下のスプレッド拡大が見られました。
Tradeview ILC口座における指標発表前後のスプレッド拡大(対象:EURUSD)
発表された指標(重要度) | 指標発表前後 | 指標発表時 |
ミシガン大学消費者信頼感指数(★★) | 0.7 | 1.1 |
米国新規失業保険申請件数 / 新築住宅販売件数(★★) |
0.8 | 1.1 |
米国 小売売上高(★★★) | 0.9 | 1.3 |
ミシガン大学消費者信頼感指数(★★) | |
指標発表前後のスプレッド | 0.7 |
指標発表時のスプレッド | 1.1 |
米国新規失業保険申請件数 / 新築住宅販売件数 (★★) | |
指標発表前後のスプレッド | 0.8 |
指標発表時のスプレッド | 1.1 |
米国 小売売上高(★★★) | |
指標発表前後のスプレッド | 0.9 |
指標発表時のスプレッド | 1.3 |
重要度の高さや発表のインパクト(事前予想とのズレなど)がスプレッド拡大に影響を与えます。ただし、前述の早朝のスプレッド拡大と比べると指標発表時のスプレッド拡大は限定的です。
突発的なイベント
突発的なイベントが発生した際にも、スプレッドが広がりやすくなります。具体的には、政治的な混乱、予期せぬ経済指標の発表、自然災害、戦争の発生などが挙げられます。
例えば、2016年のブレクジットや米国大統領選挙、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック宣言時などは市場が大きく動揺し、スプレッドが大幅に拡大しました。
Tradeviewでスプレッドコストを抑えるための戦略
スプレッドが広がることのコストを抑えるための対処法をご紹介します。
取引時間ごとの特徴をつかんで取引
取引する時間帯の特徴をつかみ、それぞれの市場に適したトレードスタイルで取引するのが大切です。各市場の時間帯と簡単な特徴、スプレッドの傾向は以下の通りです。
取引時間別の特徴(日本時間)
ウェリントン・ シドニー市場 (5:00 ~ 15:00)
特徴 | 市場参加者が少なく、流動性が低い |
スプレッド | 広い |
特徴 |
市場参加者が少なく、流動性が低い |
スプレッド |
広い |
東京市場(8:00 ~ 17:00)
特徴 |
|
スプレッド | 狭い |
特徴 |
|
スプレッド |
狭い |
ロンドン市場(17:00 ~ 翌2:00)
特徴 |
|
スプレッド | かなり狭い |
特徴 |
|
スプレッド |
かなり狭い |
ロンドン市場(17:00 ~ 翌2:00)
特徴 |
|
スプレッド | かなり狭い |
特徴 |
|
スプレッド |
かなり狭い |
ウェリントン・シドニー市場は流動性が低く、スプレッドが広がる傾向にあるため、なるべくなら取引を避けるべきでしょう。東京市場がオープンすると、スプレッドが狭くなっていき、取引がしやすくなります。
最もスプレッドが狭く取引しやすいのは、ロンドン市場とニューヨーク市場の開場が重なる午後22時から翌2時です。19時から21時ごろは指標発表が多くなるので価格が動きやすく、取引のチャンスとなります。
ボラティリティが高い時は慎重に取引する
ボラティリティが高い時は大きな利益を得るチャンスではありますが、同時にスプレッドも拡大するためリスクも高まります。以下のような取引戦略を検討しましょう。
ボラティリティが高い時の取引戦略
- ポジションサイズを小さくする
- ストップロスオーダーの活用
- ニュース・経済指標の把握
通常よりも小さいポジションサイズでの取引や、ストップロスオーダーの活用で、予想外の動きに遭遇した場合でも大きな損失を避けることができます。
また、前述の通り重要な指標発表時はスプレッドとボラティリティが拡大しやすいので、発表の予定などを確認しておき対応を考えておきましょう。
Tradeviewのスプレッド表示方法・確認方法
最後に、Tradeview(トレードビュー)の実際のスプレッドを表示して確認する方法を解説していきます。
MT4 / MT5のスプレッド表示方法
Tradeview(トレードビュー)MT4 / MT5のスプレッド表示方法をご紹介します。
気配値を表示する
Tradeview(トレードビュー)のスプレッドを表示させるには、MT4 / MT5の上部メニューにある「表示」、「気配値表示」を順にクリックします。
MT4 / 5の「気配値表示」ウインドウ内に、銘柄が表示されたらMT5では「プライスボード」をクリックし、MT4では右クリックで「スプレッド」をクリックします。それぞれの表示方法を解説します。
【MT5】プライスボードでリアルタイムスプレッド確認
MT5では、リアルタイムスプレッドをプライスボードにて確認できます。先ほどの気配値画面の下にある「プライスボード」をクリックします。
気配値で表示している通貨ごとのスプレッドを確認できます。
また、「プライスボード」タブでは銘柄ごとに以下の項目をまとめて確認することができます。
プライスボードの表示項目
- パネル左:売値(SELL)をワンクリックで売り注文可能
- パネル中央上部:取引したい数量を入力すれば注文量の調整が可能
- パネル中央下部:リアルタイムスプレッド、スワップポイントの表示
- パネル右:買値(BUY)、ワンクリックで買い注文可能
【MT4】価格の横にスプレッドを表示
MT4では、気配値画面で右クリックして「スプレッド」を選択すると、Bid / Askの横にリアルタイムスプレッドが表示されます。
「!」の列に表示されているのがリアルタイムスプレッドです。なお、スプレッドはpipsではなくポイントで表示されています。pipsの値に換算するには、表示値の1の位に小数点を付けます(例えば、JPYUSDのスプレッド20ポイントは、2.0pipsになります)。
cTraderのスプレッド確認方法
Tradeview(トレードビュー)のcTrader口座で利用できる取引プラットフォーム「cTrader」でスプレッドを確認する方法をご紹介します。
ウォッチリストをタイル表示にする
スプレッドを確認するのに簡単な方法は、ウォッチリストの表示をタイルに変更することです。「人気のマーケット」という項目の右側にある四角いアイコンをクリックします。
ウォッチリストに現在登録されている銘柄が詳細に表示されます。安値と高値の中央に表示されているのがリアルタイムのスプレッドです。
ウォッチリスト追加方法
既存のウォッチリストにない銘柄の場合、ウォッチリストに追加することでスプレッドを確認できます。ウォッチリストの検索窓に追加したい銘柄を入力して、表示された銘柄の左側にある星のマークをクリックします。
追加するウォッチリストを選択または新規ウォッチリストを作成して、銘柄を追加します。ウォッチリストから追加した銘柄のスプレッドを確認可能です。
Tradeviewの狭いスプレッドで取引
Tradeview(トレードビュー)は、狭いスプレッドと豊富な取引プラットフォームを提供し、中上級者に適した取引環境を実現しています。Tradeviewは口座タイプごとに取引条件が違いますので、十分に理解した上で取引を行いましょう。
なお、本記事で紹介されているスプレッド一覧は平均値であり、リアルタイムのスプレッドとは異なる場合があります。本記事を参考に、取引プラットフォームごとのリアルタイムスプレッドを表示し、ぜひご確認ください。