自分に合ったFX会社を選びたい！FX会社選びのための7つのおすすめチェックポイント

FX取引を行うためには、FX会社を選んで口座開設をする必要があります。しかし、国内FXだけでも100社を超える会社が存在しますし、海外FX会社まで含めれば候補となるFX会社は相当な数にのぼります。その中から自分に合った会社を見つけるのは大変だと感じている人も多いでしょう。

自分に合ったFX会社を選ぶためには、まず自分がFX取引に何を求めるのかを自分自身で理解することが大切になりますが、抽象的な思いだけでは選択基準としては役に立ちません。具体的な選別要素を理解したうえで、自分がどの要素を重視するかを決めることが大切になります。

選別要素としては、取引コストに関わるスプレッドの狭さや利息に相当するスプレッドの大きさ、安全な取引環境につながる約定力、さらにはサポート体制やスマホアプリの操作性、海外FX会社も候補にするといった7つのポイントが挙げられます。

1つ目のポイントはスプレッドです。スプレッドとは、売買取引を行う場合に適用される為替レートに含まれている手数料のようなものです。

為替レートの仲値に対して通貨購入時にはスプレッド分が上乗せされ、通貨売却時にはスプレッド分が差し引かれる形で為替レートが提示されます。この上乗せされたり差し引きかれたりする分が大きい場合はスプレッドが広い、小さい場合はスプレッドが狭いと表現します。

スプレッドはFX会社ごとに違い、FX会社の収益源となります。スプレッドが狭いほうが当然コスト負担は少なくなりますので、頻繁に取引を行う予定の人はスプレッドの狭さを重視してFX会社を選ぶと良いでしょう。

海外FX会社のほうがスプレッドは広い傾向がありますが、国内FXにはないボーナス制度がありますので、ボーナスの効果も含めて判断することをおすすめします。

2つ目のポイントはスワップポイントの高さです。デイトレード取引などのようにポジションを長く保有せず頻繁に取引を行う場合は、このスワップポイントは重要な判断要素となります。スワップポイントとは、保有しているポジションが生み出す利息相当分だと理解すると良いでしょう。

金利水準の低い通貨を売却して金利が高い通貨を保有する場合、金利差に相当する分のポイントが得られます。これがスワップポイントです。スワップポイントは取引資金として利用できますので、ポイントは収益の一部と考えられます。

ポジションを保有する期間が長い場合は、スワップポイントの付与率が高いFX会社を選んだほうが有利になります。

3つ目のポイントは約定力です。約定力とは、注文した通りのタイミングで取引が執行されるかどうか、指定した為替レート通りに約定するかどうかにかかわる力で、注文通りに約定する確率が高いFX会社は約定力が高い会社といえます。

約定力が低いと、相場が荒れているときなどに不利な為替レートで注文が成立して損を被る可能性があります。そのため、安心して取引できることを重視する場合は、約定力が高い会社を選ぶことをおすすめします。

国内FX会社は投資家から受けた注文をすべて市場に回すわけではありませんので約定力が低い場合がありますが、海外FX会社の場合は投資家の注文は基本的にすべて市場につなぎますので約定力は高いという傾向があります。

4つ目のポイントはサポート体制です。取引方法やツール操作方法、入出金に関するトラブルなどについてはヘルプデスクに問い合わせをすることになります。その時に的確にサポートしてくれる体制が整っているかどうかも重要な判断要素となります。特に、初心者の場合はサポート体制が整っているFX会社を選ぶ必要があるでしょう。

また、海外FX会社を選ぶ場合も、日本語のサポート体制の充実度は判断要素として重視することが大切になります。24時間電話サポートがあるか、メールでの質問に対するレスポンスが早いかなどで判断すると良いでしょう。

5つ目のポイントはツールです。取引を行う場合は、選んだFX会社が指定するツールを使って取引を行うことになります。そのツールが自分に合わずに使いにくいものだと機動的な取引を行う妨げとなり、効率良く稼ぐことができにくくなるおそれがあります。そのため、快適な取引環境を確保するためには使いやすいツールを選ぶことがポイントとなります。

取引ツールもFX会社によって違いがあり、国内FX会社の多くはその会社が独自に開発したツールを利用することになるケースが多くなります。

一方、海外FX会社はMT4と呼ばれる事実上の世界標準と呼ばれているツールを利用することになるケースがほとんどです。世界標準ツールを使って取引をしたいという人は、海外FX会社を選ぶことをおすすめします。

6つ目はスマホアプリの操作性です。FX取引をすべてスマホで済ませるという投資家もいますが、そういった人はパソコンで使用される取引ツールは関係ありませんのでスマホアプリの操作性を重視する必要があるでしょう。

また、パソコンでの取引を中心に行う人であっても、外出中に取引をする場合もあるかもしれません。パソコンがない状態でもスマホでストレスなく取引できれば機動的な取引環境を手に入れることができます。

そう考えると、パソコン取引中心の人であっても、スマホアプリの操作性を確認しておくことは大切でしょう。

7つ目のポイントは国内X取引を目指すか海外FX取引を目指すかです。海外FXは情報が少なく敬遠をしている人もいるかもしれませんが、国内FXにはないメリットがあります。

それは国内で最大25倍と規制されているレバレッジが数百倍、なかには千倍のレバレッジがかけられる場合があることと、ゼロカットの仕組みによって証拠金以上の損失が生じることがなくリスクが限定できることです。

ハイレバレッジやリスクを限定することを重視する場合は、国内FXではなく海外FX会社を選ぶという選択肢があります。

FX取引を成功させてしっかり稼ぐためには、取引環境を整えることが重要です。FX会社選びが上手くできれば、自分にとってやりやすい環境でFX取引できようになるでしょう。

また、信用のある会社を選んだりサポート体制がしっかりしている会社を選んだりすることは、安心して取引できることにもつながります。

国内FXではなく海外FX会社を選ぶ場合であっても、ホームページなどの内容をしっかり確認することによって、紹介した7つのポイントを確認することは可能です。これまで国内FX会社しか検討していなかった人は、海外FX会社にも目を向けることをおすすめします。