初心者必見！FXでリスクの無い投資を目指す！

お金を動かす以上、まったくリスクの無い投資というのはまず存在しないと考えた方がよいでしょう。もちろん、比較的安全と言われているFXであっても例外ではありません。しかし、リスクをできる限り減らすということであれば可能です。

どのようなことでも初心者は失敗を繰り返しながら覚えていきますが、FXのようにお金を動かす投資の場合には、直ちに立ちなおれて次に活かせる失敗でないと繰り返すのは危険です。リスクを避けようと思うのであれば、まず、FXにはどのようなリスクがあるのか知る必要があるでしょう。

FXのリスクとして考えられるのは、まず、為替相場が変動することによるリスク、金利が変動することによるリスクです。自己資金の何倍もの取引ができてしまうレバレッジのリスク、取引相手が取引したいときに見つからない流動性のリスク、取引ブローカーによるリスク等もあります。あるいは、パソコン上での売買がメインになるため、パソコン自体のトラブルや、インターネット回線がダウンするなど、システム障害が起こるリスクです。

これらのリスクを避ける方法を考えれば、多少安全な投資ができるでしょう。

初心者がリスクを負う原因としては、利益だけを追求し、利益以上の損失を想定していないことが挙げられます。しかし実際にはその損失をいかに抑えるかが、リスクの無い投資につながります。

まず為替変動のリスクをいかに回避するかですが、最初から初心者が1人で様々な情報を得ながら予測するのは難しいかもしれません。ですから、ベテランのご意見を参考にしながら、読み取る練習を積むしかありません。

次に、金利変動のリスクに対しては、定期的にスワップポイントのレートを確認することである程度回避できます。レバレッジのリスクに対しては、レバレッジをあまり高くしないことと、ロスカット、マージンコールといったリスク管理をきちんと行うことが大事になります。

更に流動性リスクに関しては、流動性の高い米ドル／円のような通貨ペアを選んで取引することで、かなり回避できるはずです。

最後に、取引ブローカーのリスクとシステム障害のリスクですが、これは安全なブローカー、高スペックなパソコンと通信会社を選ぶことで回避するしかありません。簡単な方法ではありませんが、これらのことを守って取引をすれば、初心者でもリスクの無い投資が可能になります。

では、投資におけるリスクとはどういった意味で使われるのでしょう？リスクという言葉は、日常生活でも比較的なじみのある言葉で、投資におけるリスクも同じようなニュアンスだろうと考えている人もいるかもしれません。

しかし、投資におけるリスクの意味は「危ないこと」を指すのではありません。実は「将来の不確実性」をリスクと呼んでいます。 将来の不確実性という言葉だけを聞くと意味がわかりにくいですが、例えば「株式投資は将来株価が上がるか下がるかよくわからないためリスクがある」と使うといえばイメージしやすくなるでしょう。

この場合、株式投資で損をするだけでなく株価が上がって利益が出ることを含めてリスクがあると表現しています。つまり、投資におけるリスクは、損するだけでなく利益がでる場合も含めて将来の動向が予想しにくいことを指していると考えられます。

かなりの確率で予想できればリスクが低い、どちらに転ぶかまったく予想できない投資の場合はリスクが高いということです。したがって、「危ないこと」という意味でのリスクの無い投資はありませんが、常に変動を繰り返すFX投資では、長期的に見ればリスクの無い投資が可能になります。

投資を始める理由はいろいろありますが、投資によって利益を得たいという点は共通しているはずです。投資によって得られる利益をリターンといいます。

投資をするタイミングでは投資商品を購入し代金を支払いますのでお金がご自身の手元から出ていき、その後、配当金や分配金が支払われるとご自身の手元にお金が入ってきます。そして価格が上昇すると、投資した資金が利益とともに戻ってくるためリターンという言葉が使われています。

投資におけるリターンを理解するためには、投資収益率の考え方を知っておくことが大切です。収益率が大きければ効率よく利益を獲得できたことになります。

収益率とは、一定期間、一般的には1年間に獲得した利益額を当初投資額で割ることで計算します。つまり、投資収益率とは、投資した資金が1年間に何％稼ぐかの指標なのです。リターンの代表的な指標はこの投資収益率ですので、覚えておくといいでしょう。

投資における回収期間とは、初期投資額が利益、つまりリターンによって回収されるまでの期間のことです。

例えば、ご自身が500万円かけて店を出したとします。これは投資に当たります。経費などを差し引いて、毎月30万円の利益が上がると1年で360万円回収できます。これはリターンの一部となります。投資額の500万円から1年間の収益である360万円を引くと残高は140万円となり、同じようなペースの利益であれば、140÷360、約0.4年で回収できます。

つまり500万円の投資に対しての回収期間は1.4年と計算することができるわけです。この計算方法を「回収期間法」と呼び、ある対象に対する投資判断をする上で役立つ考え方なのです。

一般的に、回収期間法は上記のような計算で算出された回収期間が、あらかじめ設定された目安や指標に比べて長いか短いかで判断します。当然、投資収益率が高ければ回収期間は短くなり、低ければ長くなります。

このような投資の回収期間は、主に事業に対する投資で用いられます。しかし投資額ははっきりしているものの、将来予想される利益が不透明な場合には机上の空論になってしまうケースも多く、その点は注意が必要です。

事業投資では回収期間法を用いることが多いのですが、FXのようなキャピタルゲインを主目的とする投資では、どのように考えれば良いでしょうか？

FXで回収期間をできるだけ明確にしたい場合、「取引手法」や「勝率」、「最低でも回収できる金額」をはっきりとさせておく必要があります。このような場合は、手動での取引よりもシステムを使ってシグナルを元に取引を行う、システムトレードのほうが適しています。あらかじめシステムに数値やパターンを投入し、それに基づいて取引を行うことを前提として、回収期間を求めます。

さらにシステムトレードでは、国内FXブローカーよりも海外FXブローカーのほうが有利な面があります。それは国内FXブローカーの多くが独自のシステムを採用していることに対し、海外FXブローカーはMT4などの共通プラットフォームを採用しているためです。ブローカー間で共通の仕組みを採用しているので、透明性が高く、予想も立てやすくなります。

これから投資としてFXを考えている人や、既に国内のFXブローカーを使って投資をしている方は、是非透明性の高い海外FXブローカーを検討してみることをお勧めします。回収期間に対しての見通しが立つようになれば、投資は決してギャンブルでは無くなります。