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海外FX業者Exness(エクスネス)は2023年に15周年を迎え、利用者数が70万人以上、2023年10月の月間取引量4兆8,000億ドル超のトップブローカーです。
そんな中でExnessは、2024年1月末にロゴと公式ウェブサイトを刷新するリブランディングを行いました。
この記事では、Exnessのリブランディングがトレーダーにどのような影響を与えたのかや、リブランディングの理由を解説しました。さらに海外FX業者がリブランディングを行う際のメリットとデメリットついて過去の事例とともに解説していますので、ぜひご覧ください。
Exnessのリブランディングによる影響は?
Exness(エクスネス)のリブランディングにより、取引条件や取引環境に何かしらの影響があるのか気になる方も多いでしょう。しかし結論からいうと、Exnessのリブランディングによる影響はロゴ・公式サイトデザインの変更以外ほとんどありません。
というのも、Exnessは定期的にアップデートを行っており、サービス改善はその都度行われているからです。ここからは、リブランディングによって影響が無かったポイントや、2023年にExnessで行われたアップデート内容等をご紹介していきます。
Exnessの取引条件への影響はなし
Exness(エクスネス)はリブランディング後も、各口座の条件設定に変更はありません。Exnessの特徴的なサービスである「レバレッジ無制限」は引き続き利用可能です。その他、取引時間や入出金ルールなどの条件にも変更はありません。なお、Exnessは大々的にアップデートを公表しているわけではありませんが、2023年に以下のようなアップデートを行っています。
2023年に変更されたポイント
取引条件から入出金の利便性の向上、サーバーの高速化による約定力の改善といった幅広いアップデートで、Exnessは日々取引環境がより良くなっています。
また、Exnessでは、初心者からプロまで、どのようなトレーダー層でも利用しやすいよう5種類の口座タイプを用意しています。各口座タイプは、取引量・スプレッド・取引手数料など少しずつ違いを設けているため、ご自身に合った口座を見つけることが可能です。
これまでと同じ取引プラットフォームを利用可能
Exness(エクスネス)のリブランディングによる取引プラットフォームへの影響はありません。Exnessではこれまで通り、以下の取引プラットフォームでのトレードが可能です。
Exnessの取引プラットフォーム
- MT4(MetaTrader4)
- MT5(MetaTrader5)
- MT4 MultiTerminal(複数の取引口座を一度に管理できる)
- Exnessトレード(Exness独自のスマホアプリ)
- Exnessトレーダー(Exness独自のMT5ウェブプラットフォーム)
リブランディング後も、上記の多様なアプリから選択した快適な取引が可能です。中でもExnessが独自開発したExnessトレード・ExnessトレーダーはExnessでの取引に最適化されており、情報機能や入出金の利便性が高くなっています。
Exnessがリブランディングした理由は?
順調な成長を遂げるExness(エクスネス)が、なぜリブランディングを実施したのでしょうか。Exnessが公式サイトで明言した理由と、今後の理念について深堀りしていきます。
成長した現状に見合うブランドアイデンティティの刷新
Exness(エクスネス)はリブランディングの理由として「ブランドアイデンティティを刷新するため」と公式サイトで説明しています。
弊社にとって古いロゴは特別な存在ですが、弊社は従業員数が少ない企業からグローバル企業へと成長しました。 成熟期を迎えた弊社の姿を反映するために、ブランドアイデンティティを刷新する必要があります。 十分であるというのは弊社にとって十分ではなく、「なければ開発し、 あるなら改良します」。
15年間にわたる卓越したサービスは、弊社が誇りに思うマイルストーンであり、ブランド価値を一層高めてお客様と喜びを分かち合いたいと考えております。
引用:Exness公式サイト
2008年にロシアで設立されたExness(エクスネス)は2023年に15周年を迎え、海外FXブローカーとしては老舗となりました。時代の変化とともにExnessの企業規模とイメージが大きく進化したことに対して、現状に見合ったブランドアイデンティティを反映するためのリブランディングのようです。
かつてゴージャスなイメージを持つロゴや公式サイトが特徴的でしたが、リブランディングによりシンプルなデザインへと変化しました。ロゴやサイトのビジュアルはブランドのイメージを示しますので、より洗練されたイメージをもたらすためにシンプルなデザインが採用されたと考えられます。
核となる経営理念の変更はない
リブランディング後も、Exness(エクスネス)のこれまでの方針を変えることなく同じ経営理念で運営していくことも表明しています。
Exnessのリブランディングに伴って、核となる理念が変更されることはありません。 それどころか、弊社の理念がリブランディングや変化と進化を促す原動力の一端となっています。最良の状態を更新し、弊社の強みを反映するよう努めています。 弊社の理念は、弊社がどのように事業を行い、価値観を表現するかの中核となります。 理念とは弊社の社風であり、ビジョンを鼓舞し、導くものです。
引用:Exness公式サイト
Exnessが核として掲げている経営理念は「誠実さ」と「透明性」です。Exnessはこれまで、顧客取引・顧客資金の安全性を担保することに重点を置いた多数の取り組みを実施してきましたきました。具体的には、複数の金融ライセンスの取得、世界四大会計事務所による監査、財務実績報告書の一般公開、補償制度などです。
Exnessのゆるぎない経営理念は、これからもExnessのブランド価値向上と発展の大きな原動力となるでしょう。
リブランディングのメリット・デメリットと海外FXの事例
リブランディングには、ブランド知名度の向上、新規顧客層の関心を引けること、時代や市場の変化に即したブランドイメージを再構築できるなどのメリットがあります。
一方でリブランディングには、変更のためのコスト、旧ブランドの知名度を失う可能性、利用者を混乱させる可能性があるなど失敗するリスクも存在します。
Exnessはロゴ等を変更したもののその他のサービス内容に変更は無いため、大幅なリブランディングではありません。デザイン面によるブランドイメージの再構築が主な目的であったと考えられるでしょう。
なお、海外FX業者がリブランディングを行うことは珍しくありません。過去に行われたリブランディングの事例を見ていきましょう。
HF Markets(旧Hot Forex)は名称と公式サイトを変更
海外FXブローカーのリブランディング事例として、2022年にリブランディングを実施した「HF Markets(エイチエフ マーケッツ)」が挙げられます。HFMはかつてHot Forexという名で運営されており、2010 年の設立から2022年6月までに世界で350万口座を達成しました。
成熟期を迎えた時期である2022年に、「HotForex」から「HF Markets(HFM)」に社名を変更し公式サイトも大きくアップデートしています。HFMではその後、プロ口座の導入やコピートレードのアップデートなど大幅な改善を行った結果、優秀な取引環境とボーナスの両立などが着々とトレーダーからの評価を高めました。
Traders Trustはデザインを大幅に変更しサービスを追加
Traders Trust(トレーダーズ トラスト)は2023年に、公式サイトの全面的なリニューアルを行いました。具体的にはサイトの色やデザインの変更、コンテンツの体系的な整理がされています。デザインについては、以前はブルーを基調としていた公式サイトが、リニューアルにより白と青を基調に、黄緑が加わる柔らかなイメージになりました。
新サイトでは詳細な取引条件やスワップポイントなどの情報が追加され、一時廃止されていたマネージド・アカウントが再開されるなど、サービスの追加も同時に行っています。
リブランディングしたExnessの今後に期待
Exness(エクスネス)は、創立から15周年を迎えたことを機に、「ブランドイメージの刷新」を目的としたリブランディングを実施しました。Exnessの運営開始当初と比べて大きく成長し、成熟期を迎えた現在を反映するためのロゴや公式サイトの変更のようです。
なお、Exnessの取引条件や取引環境には影響がなく、これまで通りの利用が可能です。大きなアップデートを予告しているわけではありませんが、Exnessは定期的にアップデートを行っています。指針が明確になった今、Exnessに対する期待はさらに高まっています。