話題のニュース
当ニュース記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報はこちらよりご確認ください。
これまでMetaTrader4(MT4)しか利用できなかったThreeTrader(スリートレーダー)が、2024年9月2日からMetaTrader5(MT5)を導入すると発表しました。
ThreeTraderは以前からMT5導入を示唆していましたが、実装が何度か延期されていたため、MT5を待ち望んでいた方も多いでしょう。
ThreeTraderがMT5を導入したことで、MT4よりも時間足の種類が増加し、経済指標カレンダーが表示できるようになるなど、以前よりも柔軟なトレードが可能になりました。もちろんMT4も今まで通り継続して利用できるため、現在利用しているMT4の設定などはそのまま引き継ぐことが可能です。
この記事では、MT4とMT5の違いや、ThreeTraderでのMT5導入がもたらすメリット、MT5が導入されてもMT4を選ぶ理由などについて解説していきます。
この記事の目次
ThreeTraderでも2024年9月からMT5が利用可能に
ThreeTrader(スリートレーダー)では、2024年9月2日からついに「MT5(MetaTrader 5)」が利用可能になりました。これまで何度かMT5導入を延期してきたため、多くのユーザーにとっては待望のアップデートといえるでしょう。
ThreeTraderはMT4のみの提供ということが一部ユーザーから敬遠される要因でしたが、MT5導入によりさらに多くのトレーダーにも使いやすくなりました。
経済指標カレンダー機能や21種類の時間足など、MT4にはないMT5独自の機能が利用できるため、より快適にトレードできるでしょう。
MT5 Webトレーダーは未対応
ThreeTrader(スリートレーダー)で2024年9月2日よりMT5が導入されたものの、2024年11月現在、MT5のWebトレーダーは未対応となっています。
そもそもWebトレーダーとは、ダウンロード不要で、ブラウザ上から取引口座に直接ログインできるプラットフォームです。
Google ChromeやFirefoxなどの主要ブラウザに対応しているため、PCやスマートフォンなどのデバイスを選ばずに取引しやすいです。しかし、ThreeTraderでは現状MT4のWebトレーダーのみの対応となっています。
ThreeTraderの公式WEBサイトの「プラットフォーム」ページに移行しても、「MT4 WebTrader」に関する説明のみが記載されています。今後MT5のWebトレーダーに対応する可能性もありますが、現時点ではMT5のWebトレーダーについての記載や対応予定は確認できません。
MT5のデモ口座は準備中
ThreeTrader(スリートレーダー)では、2024年11月時点でMT5のデモ口座は準備中となっており、提供は開始されていません。公式WEBサイトによるとMT5のデモ口座版は準備が整い次第、提供を開始する予定とされていますが、具体的な開始時期については明示されていません。
MT5のデモ口座は、これまでMT4を利用してきた方がMT5を試したり、業者の特性を把握するのに最適であり、リスクゼロでトレードを練習できるメリットがあります。
現時点では利用できませんが今後のリリースにより、より多くのトレーダーがThreeTraderのMT5を気軽に試せるようになることが期待されています。
ThreeTrader のMT4とMT5の主な違い
ThreeTrader(スリートレーダー)にMT5が導入されたことで、従来のMT4よりも操作性やスピード感の向上が期待されます。基本的にでMT4とMT5の機能に大きな違いはないものの、MT5はMT4よりもアップグレードされた取引ツールといえます。
本章ではThreeTraderがMT5を導入したことで、MT4のみが利用できた従来の環境とどう変わるのか、大きな変更について解説します。
時間足がMT4の9種類から21種類に増加
ThreeTrade(スリートレーダー)がMT5を導入したことで、従来MT4で利用できる時間足が9種類だったのに対し、21種類の時間足が利用可能となりました。
新たに加わった3分足や8時間足などの中間的な時間足は、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードにおいて小回りが利くようになるため、取引の幅が広がることが期待されます。
MT5のツールバーでは時間軸のカスタマイズが可能で、必要な時間足だけを表示させることもできるため、時間足の種類が増えても複雑になることはなく、むしろ使いやすくなるといえるでしょう。
経済指標カレンダーの表示が可能に
ThreeTrader(スリートレーダー)のMT5導入により、チャートに経済指標カレンダーを表示できる機能が新たに追加され、取引中に発表スケジュールをリアルタイムで把握できるようになりました。
MT4で経済指標カレンダーを取引画面に表示するためには、外部からインジケーターを導入する必要がありました。しかしMT5を導入したことで、「ツールボックス」の「指標カレンダー」タブから簡単に経済指標をチェックでき、さらにチャートに直接表示する事も可能です。
MT5だけで経済指標を把握できるため、外部サイトから経済指標のニュースをいちいち確認しなくて済むのも、ThreeTraderがMT5を導入した大きなメリットでしょう。
動作スピードが向上
ThreeTrader(スリートレーダー)では、MT5の導入により動作スピードが大幅に向上しました。MT5は64bit対応で設計されており、MT4の32bitに比べて高い処理能力を持っているため、多くのチャートや短い時間足を表示しても快適に動作します。
また、MT5は複数のタスクを並行して処理できる能力があります。そのため自動売買のバックテストを行う場合でも、数年分のデータを5分以内に完了することができます。
MT5導入により取引画面の動作スピードが早くなったことで、ThreeTraderの高速サーバーをさらに生かしやすくなったといえるでしょう。
ThreeTrader のMT4とMT5はどちらがおすすめ?
ThreeTrader(スリートレーダー)ではMT4とMT5のどちらも利用可能ですが、どちらを利用するかは目的によって異なります。
ここでは、どのような方にMT5がより適しているか、またMT4を選ぶメリットは何かを確認していきます。
万人におすすめできるのはMT5
ThreeTrader(スリートレーダー)のMT5は操作の速さや利便性において優れているため、万人におすすめできるプラットフォームです。特に、初めてMetaTraderに触れる初心者の方は、MT5の方が動作が軽く、操作しやすいでしょう。
MT5には、時間足の豊富さ、経済指標カレンダーの表示機能、そして高速な動作環境など、トレードに必要な要素が標準で揃っているため、ストレス無くトレードできるはずです。
また、ThreeTraderの強力なサーバーによる安定した環境も相まって、MT5は自信を持って万人におすすめできるプラットフォームです。
インジケーターやEAにこだわりがあればMT4
一方で、インジケーターや自動売買システム(EA)にこだわりがあるトレーダーにはMT4がおすすめです。
MT4は長年にわたり多くのトレーダーに愛用されてきたため、個人が作成したカスタムインジケーターやEAが数多く開発されてきた歴史があります。そのため、比較的新しいMT5には対応しておらず、MT4のみに対応しているインジケーターやEAも多いです。
ですので、MT4にのみ対応しているインジケーター・EAを利用したい方には、MT4がおすすめです。
また、MT4にしか対応していない業者も未だに存在するため、そのような業者を利用したい場合は、MT4を利用するしかありません。
ThreeTrader MT5のインストール手順
ThreeTrader(スリートレーダー)の MT5のインストール手順を解説します。
MT5のダウンロード
まずは、ThreeTrader公式サイトのページ上部プラットフォームのタブから、「メタトレーダー5」のページに移動します。その後、「サインアップしてMT5をダウンロード」ボタンをクリックし、ThreeTrader(スリートレーダー)のアカウント作成を済ませ、MT5のダウンロードをスタートしましょう。
ThreeTraderのアカウントを保有している場合は、トップページ右上のログインボタンからThreeTraderにログインし、上部タブの「ダウンロード」からMT5をダウンロードしましょう。
MT5の取引口座へログイン
続いて、口座開設時に設定した「ログインID(口座番号)」「パスワード」を入力後、「サーバー名」をプルダウンから選択し、MT5の取引口座へログインします。
ThreeTraderのMT5取引を開始
取引口座へログインしたら取引したい銘柄をチャートに表示しましょう。すぐに取引を開始できます。チャートの色の設定や、チャートを配置する場所などお好みに合わせて取引画面をカスタマイズしてみてください。
MT5の導入でThreeTraderがさらに快適に!
ThreeTrader(スリートレーダー)がついにMT5を導入したことで、これまでMT4しか利用できない点がネックとなっていたユーザーにもおすすめできる業者となりました。
MT5では、豊富な時間足や経済指標カレンダーの表示が可能ということに加え、MT4以上の高速な動作が期待できます。
一方、インジケーターやEAの豊富さに定評のあるMT4も引き続き利用できるため、ご自身のトレードスタイルに合わせてプラットフォームを選べます。ThreeTraderは非常にスプレッドが狭く、安全性やレバレッジの高さなど、非常にスペックの高い業者です。
ThreeTraderのMT5導入で取引環境が快適になった一方で、MT4には長年蓄積されたカスタムインジケーターやEAが豊富にあり、特に自動売買をメインに行うトレーダーにとって、MT4は依然として選択肢に入るでしょう。
それでもThreeTraderをこれから利用する方や、海外FXを始めたい方にはより使いやすいMT5でトレードを始めてみてください。