経済指標
2018.06.21
国の経済の成長や安定性について、政府が公式に発表する指標を経済指標といいます。指標には細かなものまで含むと非常に多くの種類があり、経済指標の種類は国ごとに異なります。
毎年世界では非常に多くの指標が発表されていて、そのいずれもが為替相場に対して大なり小なりの影響を持ち、発表直後には価格が急変動することもあります。
経済指標の中で代表的なものには、国内総生産(GDP)や雇用統計に関する指標などがありますが、特に米国の経済指標は世界で最も注目されていて、米雇用統計の発表後などは相場が急変するタイミングとなります。
実際にマーケットの価格(レート)は、経済指標の数値結果によって大きく変動することがあるため、為替取引や株式取引などをする際には、重要な経済指標の発表日時を把握し、価格(レート)の急激な変化に対応できるように準備しておくことが大切です。
政府が発表した数値が予想値より高いか低いかの結果で、相場の上昇や下落に影響が出ます。
また、経済指標の数値は、金融機関やシンクタンクなどの専門家があらかじめ予想を出し、それらをロイターなどの情報ベンダーが取りまとめ、事前にマーケット予想としてコンセンサス(市場での織り込み)が作られます。
そして、この政府が発表したコンセンサスに対して、実際に発表された数値がどうであった(予想通りか、予想とは違いギャップがあった)かが重要であり、発表後にマーケット(相場)の上昇や下落に大きく影響を及ぼす要因となります。
読み方
ケイザイシヒョウ・けいざいしひょう