51%問題
2018.07.28
51%問題とはマイニング速度の51%を支配し、不正取引を行うことです。
仮想通貨の取引は、取引記録が含まれるブロックが生成されることで承認されます。このブロック生成作業のことをマイニングと言い、生成したブロックが正当だと認められるとマイニングをした人(マイナー)に報酬が支払われます。
そして、Proof of Workというアルゴリズムを採用している仮想通貨では、最も仕事をした人が生成したブロックが正当だと認められています。
つまり、もし悪意のある攻撃者がマイニング速度の51%を支配し、善良なマイナー全てを上回る速度でマイニングを行うと、不正なブロックが正当だと認められてしまうのです。
しかし、51%問題はコストが非常にかかる上に、成功したとしても51%問題のことが世間に知られれば、仮想通貨の価値は下がってしまいます。そのため、攻撃者は51%問題を行わないだろうと考えられています。
読み方
ゴジュウイチパーセントモンダイ・ごじゅういちぱーせんともんだい
同意語