ショートカバー
2018.07.16
ショートカバーとは、マーケット全般で使われる用語で相場上昇または相場下落が行き過ぎた後に、それまでとは反対の動きを見せることをいいます。
一般にマーケット(市場)において相場上昇が行き過ぎた場合には、その後に相場が下落したり、一方で相場下落が行き過ぎた場合にはその後に相場が上昇したりすることを指します。
相場の下降トレンドが確認され始めると、それを悟ったトレーダーが売り注文を出すため、更に相場は下げ圧力が強くなります。
この状況が一定期間続くと多くのトレーダーが売りポジション化され、新たな売り手が不在になります。そして、行き詰まり感が漂い、ショートカバーが発生するのが通常です。
ただし、本流のトレンド(相場本体の動き)よりも値幅が小さいのが一般的です。
例えば、相場が急激に下落した後に、「ショートカバー」が起こると、急反発する場合が見受けられます。しかしながら、急落に伴って売る時機を逸していたトレーダーが「ショートカバー」を機に売り抜こうとするため、下落を始めた当初の水準まで戻ることはないとされています。
読み方
ショートカバー・しょーとかばー
同意語