ビッグマック指数
2018.07.09
「ビッグマック指数」のビッグマックとは、ハンバーガーチェーンのマクドナルドが販売する商品名に由来しています。
この指数は、世界100カ国以上に展開をする同企業の商品であるビッグマックの価格を比較することによって、各国の購買力を見るための指標として使われているのです。英国の経済誌『エコノミスト』で発表されているものであり、経済学の一物一価の考えに基づいています。
1986年に発表されて以降、同誌で毎年、各国のビッグマックの価格がドル建てで示されているものです。
一般にビッグマックはほぼ全世界で同一品質のものが販売されており、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など様々な要因を元に単価が決定されています。
そのため世界各国の総合的な購買力を比較する際に本指数は一つの参考基準となり、ビッグマックが高い国ほど自国通貨が過大に評価されており、逆に安く替える国では過小評価されていることを示しているのです。
すなわち、ビッグマック指数と各国の為替レートを比較することで、通貨が割安か割高かを判断するための指標となっています。
読み方
ビッグマックシスウ・びっぐまっくしすう