CLO

CLOとは、「Collateralized Loan Obligation」の略称で、日本語では「ローン担保証券」と訳される言葉です。

これは資産担保証券（ABS）の一種で、金融機関が事業社向けに貸出をしている「貸付債権」を証券化した物です。ローンの元利金を担保にして、債券が発行されます。

主なメリットとしては元々流動性の少ない貸出資産を、ローンから市場性の高い債券に変える事ができるため、より機動的に資金を調達できるという事です。

またCLOは支払優先順位によってシニア債（優先債）、メザニン債、ジュニア債（劣後債）という異なる数種類の債券が組成されており、ローンからの元利金は支払優先順位の高い順に支払われるため、発行体が同一であっても階層の異なる債券ごとにそれぞれの格付が付与されていることが特徴です。