レンジ相場
2018.09.20
レンジ相場とは、マーケット全般や経済全般で使われる用語で、上昇を続けてきた相場や景気指標などがその上昇速度を鈍化させ、踊り場に入ったような横ばいの状態になることをいいます。
上昇トレンドが長期間続いたり、相場が急激に上昇したりしたときに起こる可能性が高いです。幅が狭い上下動を繰り返す場合が多く、価格や期間の調整を行っているように感じられます。値動きの変動幅がある程度限られているため、安値と高値を把握しやすい相場です。
レンジ相場の後はそのまま元の上昇トレンドに戻ることもあれば、そのまま下落トレンドに入ることもあり、上昇・下落トレンドのどちらに転換するのか値動きだけでは判断しにくいとされています。そのため、テクニカル分析やファンダメンタル分析を活用して、トレンドの方向を予測します。結果的に天井であったと分かることもあります。
一般に上昇トレンドの中でのレンジ相場は短期的には高値から下落して行くものの相場の基調自体は上昇が続いている状態であり、しばらくすると売りも止まり何らかの材料をきっかけに再び上昇基調に戻ることが多いです。
これに対して下落トレンドに転換するレンジ相場は一時的な調整だと思っていたのが、気付いてみれば下落基調に転換していることがあるので注意が必要です。
読み方
レンジソウバ・れんじそうば
同意語