通貨単位
2018.07.02
通貨単位とは、外国為替証拠金取引(FX)における取引単位のことです。通貨ペアの左側に書かれている基軸通貨1枚の金額が1通貨になります。つまり、米ドルなら1ドル、ユーロなら1ユーロを意味します。
また、最低取引通貨単位という場合には、取引をするブローカーで定められている、最低の取引単位のことを指します。最近では1000通貨を最低取引単位とするブローカーも多く、1通貨から取引可能としているブローカーもあります。
通貨単位が小さいほど、レバレッジ取引で必要になる証拠金の金額や、取引する金額が少なくなるので、リスクを抑えることが可能です。
たとえば、米ドル/日本円で1ドル=100円、レバレッジ25倍のケースを考えてみましょう。1通貨単位なら、1ドル(100円)÷25=4円の証拠金があれば取引できますが、10000通貨単位であれば、10000ドル(100万円)÷25=4万円が必要になります。
また、為替レートの変動が起こったときはどうなるでしょうか。±1円の変動があったとき、1通貨単位なら損益額は1円です。ところが、10000通貨単位だった場合、±1万円の損益額となり、よりハイリスク・ハイリターンな取引になることが分かります。
このようなことから、FX初心者には、最低取引通貨単位が小さい取引から始めることが推奨されます。
読み方
ツウカタンイ・つうかたんい