毛抜き底
2018.07.20
毛抜き底はテクニカル指標の1つであり、2本以上のローソク足の安値がほぼ同じである状態を指します。
前期間の安値よりも低い値段を狙ったものの、前期間の安値を下回らなかったことから買い注文が多いと見ることができ、底値圏で現れた場合は下降相場からの転換を意味するとされています。
前日の安値より下の安値を付けられなかったということで、その安値が下げの限界線となって上昇転換となるケースが多いと考えられています。
毛抜き底は騙しが多い指標であり、傾向としては値動きの小さいローソク足ほど騙しである可能性が高いです。毛抜き底であるかどうかは、この形の足が出た時点では判断できませんが、 経験的に底で現れることが多いとされているため、注意が必要な足です。
1度だけでなく複数回に分けて毛抜き底が現れることもありますが、複数回現れたときの方が指標としての信頼度が高いケースが多いです。
毛抜き底とは反対に、2本以上のローソク足の高値がほぼ同じである場合は毛抜き天井といいます。毛抜き天井が天井圏で現れたときには、上昇相場からの転換を意味するといわれています。
読み方
ケヌキソコ・けぬきそこ
対義語