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FX用語解説集

FFレート

UPDATE2018.07.12

FFレート(Federal Funds Rate)とは、米国において、連邦準備銀行(アメリカの中央銀行)に預け入れる、無利息の準備金(フェデラルファンド)が不足している民間銀行が、短期市場で資金を調達する際に適用される金利(レート)をいいます。

民間銀行は預金残高に応じて、連邦準備銀行に預金残高の一定割合を無利子の準備預金として預け入れることが義務付けられています。この準備預金のことをフェデラルファンド(FF)といいます。

FFレートは米短期金利の代表的指標です。無担保かつ流動性の高い、即日利用可能である資金を取引することにかかわるため、アメリカにおける代表的な短期金利として、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の誘導目標とされています。フェデラルファンド金利の変更は、連邦公開市場委員会(FOMC)で決定されます。

例えば、景気の停滞期には、FFレートを引き下げることで、通貨の流通を増やすことができます。

連邦準備銀行は、景気が停滞している場合にFFレートの誘導目標を引き下げます。FFレートが下がることによって民間金融機関における貸し出し金利が下がり、融資が増加して経済が活性化する、という流れが政策金利引き下げの狙いです。FFレートを引き下げることを金融緩和政策といいます。

一方、景気過熱を抑える場合に金融引締政策として行われるのはFFレートの引き上げです。リーマンショック後にアメリカの景気が低迷するなか、FFレートは、2008年末から2015年末までいわゆるゼロ金利と呼ばれる過去最低水準の0.25%が続きました。2016年から2018年にかけてFFレートは数回引き上げられています。

読み方

エフエフレート・えふえふれーと

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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