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FX用語解説集

先渡取引

UPDATE2018.07.10

先渡取引とは、フォワード取引とも呼ばれ、一定期間後(3営業日以降)の反対売買を約束して行われる取引をいいます。相対の予約取引で、実際に金融商品もしくは銘柄を受け渡す取引になっています。

買い手は予約日(決済日)に予約価格分を支払って金融商品を受け取ります。そしてその後にその商品を売却して損益が確定するのです。

先渡取引(フォワード取引)の例としては以下のようなものがあげられます。

「ある会社が、数カ月後に輸入した素材の代金として10万ドルを支払う必要があります。しかし、ドル円相場が不透明です。そこでリスクヘッジのため、この会社は銀行と数カ月後に1ドル100円で購入する契約を結んでおきます。3カ月後には会社が銀行に10万ドル分(1000万円)を支払います。」この契約が先渡取引(先渡取引)となります。

先渡取引では通常の取引であるスポット取引とは異なり、将来のある時点における取引条件によって為替取引を行います。主な取引条件は外貨の種類、金額、レートなどです。

将来時点の条件によって取引をするメリットとしては、将来の為替リスクが回避できるということがあります。現在は不利なレートだけど、もうすぐ好転すると思われる場合には先渡取引を行うことで将来の為替リスクを利用して利益を得ることが可能です。

また、スポット取引と先渡取引を同時に交差的に組み合わせて行う取引である為替スワップという取引手法もあります。

読み方

サキワタシトリヒキ・さきわたしとりひき

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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