ギブン
2018.06.20
ギブンとは、取引されている価格で売られることをいいます。インターバンク市場で使われる用語であり、例えばドル/円の取引の場合にはドルを売ったという意味になります。
「ユアーズ(yours)」と呼ぶ事もあり、ギブンとは逆に買ったという場合には「テイクン(Taken)」や「マイン(Mine)」といいます。
インターバンクとは言葉の通り銀行間での取引を指しており、金融機関や大手証券会社などの限られた参加者が外国為替取引を行う市場がインターバンク市場です。
ギブン、マインといった言葉はインターバンク市場で素早く取引を行うために生まれた用語であり、業界内の内輪のルールともいえるものです。自然発生的に生まれた用語であるため、市場が変われば用いられる言葉も変わることがあります。
ニューヨークや東京の外国為替市場ではマイン、ユアーズが、ロンドン市場ではテイクン、ギブンが使用されています。同じようにインターバンク市場で使われる専門用語にダン、ナッシング・ダンがあります。それぞれ取引の成立と不成立を意味する単語です。
読み方
ギブン・ぎぶん
同意語